こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話の鹿野は結婚していた!過去の恋愛や離婚を解説

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渡辺一史原作『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』が大泉洋主演で映画化されました。

この映画は、筋ジストロフィーという難病を患った鹿野靖明とボランティアの物語です。

鹿野は、映画では高畑充希演じる安藤美咲に恋をしますが、原作でも惚れやすい人だったと書かれています。

この記事では、そんな鹿野靖明の恋愛遍歴と結婚生活について解説しています。

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目次

「こんな夜更けにバナナかよ」鹿野靖明の結婚と離婚について

映画の中でも、外出のシーンで、鹿野の結婚と離婚が話題になる場面がありますが、

鹿野靖明は、筋ジストロフィーと言う難病を患っている中、実は一度結婚しています。

映画では、離婚後の物語が描かれていることになります。

それでは、結婚に至る出会いから、離婚に至るまでを解説します。

出会い

  • 鹿野は、1979年(昭和54年)19歳の時に身体障害者授産施設「北海道リハビリー」に訓練生として入所したが、その後1983年(昭和58年)にその施設を飛び出して札幌位白石区のアパートで自立生活を始める。
  • 自立生活を始めて1年半後のある日、「北海道リハビリー」同期入所で、一緒に施設を退所した友人我妻武が、丸顔で目のパッチリした可愛い女性を連れて、鹿野の家に遊びに来た。
  • その女性は、我妻の高校時代の彼女の友人で、鹿野の自宅の近所に住んでいたので、「たまにゴハン作ってやるだけでもいいから、コイツの面倒みてやってくれないかな」と紹介された。
  • 料理がとてもうまく、物静かで雰囲気のある女性だった。

結婚に至る経緯と結婚生活

  • ボランティアとして親しくなるうちに、彼女が悩み多き女性であることも知るようになり、いつも「あこがれ」に似た恋心を抱くことが多かった鹿野が初めて「守ってやりたい」と思った女性だった。
  • その後、付き合うことになるのだが、鹿野が障害を持っていることで、二人のデートには困難が付きまとった。
  • しかしながら、その困難が逆に二人の絆を深め、付き合って半年で。二人は早くも結婚を意識するようになる。
  • 二人の結婚に対して、言い出したらキカナイ鹿野の性格をわかっている鹿野の両親は、あたたかく二人を見守ることにしたが、彼女の両親は猛反対だった。理由は、もちろん鹿野が重度の障害者であり、彼女の負担の大きさを心配したからである。
  • 反対され続けた結婚にOKが出たのは、「ケア付き住宅」に鹿野が入居できることになり、介助の心配がなくなったことで、彼女の負担が減ることと、同時期に彼女の妹の結婚も決まったことで母親の反対の気持ちが緩んだことによる。
  • 1987年6月札幌教会で鹿野の結婚式が行われた。披露宴には親友我妻をはじめ、鹿ボラ、「札幌いちご会」代表小山内、副代表澤口、そして「北海道リハビリー」の施設部長西村秀夫など150名が出席した。
  • 新婚旅行は、道東方面(帯広〜釧路〜霧の摩周湖)に一週間の長期旅行だった。その際「あこがれの新婚初夜」も体験
  • 夢のような新婚生活を送り、幸せ太りで体重が50kgにもなった。

離婚

  • ケア付住宅に隣接するケアステーションの介助職員が経験のない素人ばかりだったため、結果的に奥さんの負担がおおきくなった。
  • ケア付き住宅の良さをアピールする立場にありながら、ケア付き住宅は欠陥だらけと言う理想と現実のギャップの板挟みになり、ストレスで発作に見まわれる。
  • 奥さんは、鹿野を支えるために努力を重ねた結果、鹿野が復調する頃に逆に体調を崩して病院通いをする羽目になった。
  • 次第に口論も多くなり、奥さんも激しいヒステリーを起こすようになってしまう。
  • 結局奥さんから別れを切り出され、1992年(平成4年)に離婚。5年の結婚生活だった。
  • 後に直接のきっかけが、奥さんがボランティアの男子学生と恋に落ちてしまったからと言うことがわかり、鹿野は彼女を呼び出し慰謝料10万円を請求する。

なお、鹿野の結婚相手の名前は公表されていません。

鹿野靖明の恋愛遍歴について

映画では、高畑充希演じる安藤美咲に恋をして、最終的に告白します。

原作では、ボランティアの女性に恋をしてフラれ、それでもまた恋をしてフラれとありますが、

具体的には、2人の女性との恋愛エピソードについて書かれています。

一度だけ成立した相思相愛の恋

  • 相手の女性は、鹿野が1996年に旗揚げした「人工呼吸器使用者の会」の会報の編集作業を手伝っていた。
  • 当時のボランティアの調整役でもあり、鹿野の精神的支えになっていた。
  • 鹿野曰く、相手の女性が好きだっていうから、軽い気持ちで付き合っちゃったらしい。
  • 鹿野よりも一つ年上で、小柄でぽっちゃりとした丸顔。
  • 二人が付き合っていた期間は、1997年(平成9年)から1999年(平成11年)。
  • 肉体関係も普通にあった。
  • 次第に鹿野の彼女に対する依存度が高くなってきて、それに対応しきれない彼女に嫌がらせをするようになってしまい、彼女は鹿野の元を去った。

こちらも、お相手の名前は公表されていません。

 

喜田弘美(きたひろみ)

  • 本職は、看護師。札幌市内の中規模病院に勤務する30代後半のベテラン。
  • 夜勤明けや仕事が休みの日に月に2〜3回ボランティアに来ていた。
  • 鹿野は喜多に宛てたラブレターのような内容を1996年12月の日記に書いている。
  • 1997年7月に鹿野は喜多にアタックしたが、返事は「ごめんなさい」だった。
  • 気まずさから、一度はボランティアのローテーションを外れたが、鹿野が呼び戻して3ヶ月後に復活している。
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まとめ

  • 鹿野は一度結婚しており、5年の結婚生活の後離婚している
  • 鹿野には、相思相愛になって付き合ったボランティアが一人いる
  • 鹿野は熟女ナースにアタックしたが、振られている

原作にも書いてありますが、鹿野の恋はボランティアに筒抜けなわけです。

そう言った状況の中でも、果敢にトライするところがまた彼の魅力だったのかもしれませんね。

原作では、映画には無い結婚やボランティアとの恋愛に関しても詳細に書かれています。

興味のある方はぜひ原作を読んでみてください。

こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち (文春文庫 わ)

 

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この記事を書いた人

漫画とワインが大好物。お気に入りの作品について書き綴っています。

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