「ハウルの動く城」は、イギリスの作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジー小説「魔法使いハウルと火の悪魔」原作・スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画です。
宮崎駿監督が、呪いで老婆にされた少女ソフィーと魔法使いハウルの奇妙な共同生活を描いています。
荒地の魔女は、黒い毛皮をあしらったドレスに豪華な宝石を身にまとった裕福そうな婦人です。
この記事では荒地の魔女の呪いと彼女の名前やモデルについて解説しています。
【ハウルの動く城】荒地の魔女の呪いとは?
荒野の魔女は、50年前に悪魔と契約した事から、王宮を追放された魔女です。
黒い毛皮をあしらったドレスに宝石と、身なりこそ裕福な婦人のようだが、輿に体を押し込んでやっと乗れるという程の肥満体型。
若さと美しさに執着して高い魔力を誇るハウルの心臓を狙っています。
ソフィーにかけた呪い
帽子屋の少女ソフィーは、兵隊にからまれていた所をハウルに助けられました。
その様子を見ていた荒地の魔女は、ハウルとソフィーの仲を勘違いしていまいます。
そして、ソフィーに嫉妬した荒地の魔女は、ソフィーに呪いをかけて老婆にしてしまったのです。
これが荒地の魔女がソフィーにかけた呪いです。
荒地の魔女は、呪いはかけられるけど解けない魔女だと話しています。
結局この呪いは、物語の終盤になるに従い、徐々に解け始めます。
ソフィーは徐々に若返っていき、最後は元の姿に戻りました。
サリマンにかけられた呪い
くだらない戦争をやめさせるためペンドラゴン(ハウル)の母ということにして、マダム・サリマンに会いに王宮に向かったソフィー。
同じ時にサリマンに呼ばれて荒地の魔女も王宮に向かっていました。
王宮に入った荒地の魔女は、サリマンの呪い(魔法)によってヨボヨボのおばあちゃんにされていまします。
魔力も奪われ本当の歳に戻されていまいました。
これが、荒地の魔女がサリマンにかけられた呪いです。
荒地の魔女は、昔は素晴らしい魔女だったのに、悪魔と取引して身も心も食い尽くされてしまったのでした。
本当の歳に戻された荒地の魔女は、精神的にも老化してしまいます。
ハウルとソフィーがサリマンから逃げる際、成り行きで荒地の魔女も着いてきてしまいます。
荒地の魔女はソフィー達城の住人から「おばあちゃん」と呼ばれ介護を受けながら動く城で暮らすことに。
それでも、ハウルの心臓に執着していることには変わりはありませんでした。
しかし、最後はソフィーの想いを受け止めてハウルの心臓を託すなど優しい面をみせます。
名前や正体についても
荒地の魔女は、「ハウルの動く城」の作中、名前で呼ばれることはありませんでした。
また、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの原作「魔法使いハウルと火の悪魔」にも荒地の魔女としか書かれていません。
実際名前はあるのでしょうか?
荒地の魔女の名前
ネットなどで調べてみると、荒地の魔女には、”ニーニャ”と言う名前があるようです。
実は、ハウルの少年時代を描いたサイドストーリーとも言われている「星をかった日」という短編映画があります。
この映画に登場する女性が若かりし日の荒地の魔女こと”ニーニャ”なんです。
この映画は、ジブリ美術館のみで放映されています。
荒地の魔女のモデル
荒地の魔女のモデルになったのは、美輪明宏さんです。
実際、映画でも荒地の魔女の声を演じています。
これはとってもわかりやすいですね。
監督もどうやっても美輪さんの顔になっちゃうと話していました。
妖艶で存在感のある荒地の魔女、声を演じるのは美輪明宏さんです。
美輪さんは完成披露試写会で「今回のお話を頂きました時に(監督に)『どうして私が魔女なんですか?』とお聞きしたら、『いやぁ、どれだけ描いても消しても(魔女が)美輪さんの顔になっちゃうんです』って。 pic.twitter.com/KHiZDdxkqr— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) August 10, 2018
まとめ
- 荒地の魔女は、呪いでソフィーを老婆に変えた
- 荒地の魔女は、サリマンの呪いで本当の歳に戻され、魔力も奪われた
- 荒地の魔女の名前は、ニーニャ
- 荒地の魔女のモデルは、美輪明宏さん
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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