「ハウルの動く城」は、イギリスの作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジー小説「魔法使いハウルと火の悪魔」原作・スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画です。
宮崎駿監督が、呪いで老婆にされた少女ソフィーと魔法使いハウルの奇妙な共同生活を描いています。
カカシのカブは、呪いをかけられた頭部にカブを用いたカカシです。
この記事ではカカシのカブの正体や名前と誰に呪いをかけられたのか考察しています。
【ハウルの動く城】カカシのカブの正体・名前は?
カカシのカブは、「ハウルの動く城」に登場する頭部にカブを用いたカカシです。
荒地の魔女の呪いで老婆になってしまい、街を出たソフィーは荒野で生け垣に引っ掛かっていた木の棒を見つけます。
その木の棒は、カカシでした。
カカシですが、ホッピングのようにぴょんぴょん飛んで、移動することが出来ます。
カブ頭なので、ソフィーからカブと呼ばれるようになります。
ソフィーにとても好意的
ソフィーに助けられたカブは、歩くのが大変なソフィーのために杖を探してきてあげたり、ハウルの城まで案内してくれたりと、何かと好意的にソフィーのことを助けてくれます。
ソフィーがハウルと喧嘩したときには、傘を差し出して慰めてくれました。
言葉は話せませんが、自分の意志で行動できるのです。
ハウルの動く城♡カブ pic.twitter.com/32C0nMqSgE
— ジブリ画像 (@okacancan) October 3, 2015
カブの正体・名前は?
物語の最後、カルシファーの魔法が解けて、ハウルの城(の残骸)が谷に滑落していきます。
その時、カブは自分の身を挺して、みんなを守りました。
壊れてしまったカブにソフィーがお礼のキスをすると、カブは美しい王子に変身しました。
カブの正体は、強力な魔法で姿を変えられていた隣国の王子でした。
愛する者(ソフィー)からキスをされたことで呪いが解けたのです。
しかし、ハウルを想うソフィーの様子を見たカブ王子は、心変わりを待つと言い残して戦争終結に向け、国へ帰って行きました。
わしはハウルの動く城のカブ王子の「心変わりは人の世の常と申しますから」ってセリフが大好きでな pic.twitter.com/dHFIQCJXCH
— いざゆけ無敵のかすみまる (@kasmikan) April 20, 2020
また、作中では、王子の名前は出てきません。
カブという名前だけでしたね。
実は、呪いが解けて人間に戻るのは、動画チェック担当の舘野仁美さんによるアイデアだったそうです。
原作での設定は、映画とはかなり違うようです。
原作に名前は出ているのか?
映画には出ていませんが、原作で名前が出ているのか確認してみました。
ところが、原作ではカブの正体だった隣国の王子は出てきません。
隣国の王子はアニメだけのオリジナルキャラなんです。
そもそも、原作と映画では、物語自体の設定もかなり違うのです。
映画 | 原作 |
王国 vs 王国(人間同士の争い) | 王国 vs 荒地の魔女 |
サリマンは王国の魔女でハウルの師匠 | サリマンは男(サリバン)でハウルは兄弟弟子 |
これだけでも全然設定が違いますよね。
原作でのカブは、見た目の設定は同じですが、その正体は荒地の魔女に体をバラバラにされた王国所属魔法使いサリバンとジャスティン王子の体の一部の寄せ集めという設定なんです。
つまり、原作でもカブの名前は出てこないのです。
ただ、一部のファンの間では、ジャスティン王子が映画のカブのモデルではないかと言われています。
カブに呪いをかけたのは誰?
それでは、カブに呪いをかけたのは誰か?
これについても、映画の作中では出てこないため、誰がカブに呪いをかけたのかは不明です。
そもそも、誰が呪いをかけたのかを設定する必要もなかったのかもしれません。
なぜなら、カブの呪いが解けて王子に戻っても戻らなくても物語の大筋に何の影響もないからです。
敢えて作るとすれば、こういう設定は考えられないでしょうか。
物語の最後に荒地の魔女は、国に戻って戦争をやめさせなさいと王子に言いました。
呪いが解けたのだから、戦争を続ける意味は無いと言いたかったのだと思います。
- 戦争の発端は、隣国の王子が呪いをかけられたこと。
- 呪いをかけることができるのは、王室付き魔法使いのサリマン
つまり、カブに呪いをかけたのは、サリマンということではないでしょうか。
ただ、映画でのカブの設定は、助けてくれたソフィーを慕う仲間の一人ということで良いと思いました。
まとめ
- カブの正体は、隣国の王子
- カブの名前は不明だが、原作に登場するジャスティン王子かもしれない
- カブに呪いをかけたのは、サリマンの可能性が高い
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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