わたしは現在東京に住んでいますが、実は中学3年生まで大阪に住んでいたんです。
小学校時代に少年野球チーム、中学時代は野球部に所属していたこともあり、生粋のトラキチ(阪神タイガースファン)なわけです。
甲子園まではなかなか行けませんが、今でも東京ドーム、神宮球場、横浜スタジアムの3塁側に毎年10試合以上足をはこんでいる次第です。
そんな愛するタイガースの中心選手として長年活躍した福留孝介選手が、阪神の来季構想から外れ、退団が決定していまいました。
この記事では、福留選手の移籍先、引退の可能性について考察します。
福留孝介は移籍できるのか?可能性のある球団は?
昨年の鳥谷選手に対する引退勧告騒動は、非常に腹立たしいものがありました。
タイガース生え抜きで、ミスター・タイガースとも呼ばれ、トラキチから絶大な人気を誇った鳥谷選手に対して、なんというひどい仕打ちをするのかと。
結果的に千葉ロッテマリーンズに移籍することができて、ホッとしたのは記憶に新しいです。
今回、福留選手に対してもタイガースフロントはその教訓を活かせず、功労者を冷遇する結果になりました。
現役続行を希望する福留選手の受け入れ先はあるのでしょうか?
福留選手の今季の成績
球界最年長選手として迎えた今季のここまでの成績は、
出場試合数 | 43試合 |
打率 | 154 |
本塁打 | 1 |
打点 | 12 |
阪神に2013年から8年間在籍していますが、過去最低の成績です。現役通算でも、故障で出場機会が少なかったシカゴ・ホワイトソックス時代と並ぶ低迷度合いです。
また、9月19日に名古屋でチームが新型コロナの感染予防のため定めた「4人以内」などの内規を破って8人の大人数の会食を行う“不祥事”を起こしました。
この会食が原因で新型コロナの集団感染が発生、福留選手自身は感染しませんでしたが、球団は福留を濃厚接触者扱いにして登録を抹消。その後、内規違反を理由に制裁金が科せました。
福留は自らの軽率な行動に関して、深く反省、謝罪を行ったが、この一連の行動で、ここまで最年長リーダーとしてチームを引っ張ってきた信頼や立場は失墜。ファンの間にも失望の声が広まったことも事実です。
球団側は、今回の戦力外とは一切関係ないと言っていますが、その真偽の程はわかりません。ただ、タイミングは悪いですよね。
古巣の中日は福留選手の獲得に乗り出すのか?
では、来季44歳となる福留の獲得に乗り出す球団はあるのでしょうか。
やはり移籍先として一番可能性があるのは、古巣の中日ドラゴンズでしょう。
理由としては、
- 中日は、チームに多大な貢献をしてくれた球団OBに対して特別な配慮をする傾向が強い。
阪神を自由契約となった大豊泰昭(当時37歳)や楽天を戦力外になった山崎武司(当時43歳)を復帰させた - 福留は、ルーキーイヤーから中日で活躍し、ひとつの時代を築いたこともあり、今なお名古屋では福留の人気は根強い。
- 得点力不足に悩む中日のチーム事情に合致する。
一番の理由は、チーム事情に福留選手のスキルと経験が合致することでしょう。
今シーズン大野を中心とした投手陣の頑張りで、1位巨人には離されているものの2位を争っている中日は、深刻な得点力不足に悩まされてます。
加えて、アルモンテ、平田の怪我などもあり、戦力層がかなり薄い状況につき、勝負強く守備も上手い福留選手は、体調さえ整えば、代打の切り札としてだけでなく、スタメンでも活躍できる可能性があります。
福留選手の勝負強さに震えるほど感動したのが、2006年のWBC準決勝韓国戦で、スコアレスの7回に打った先制2ランです。それまで不振にあえいでいたのが信じられないような起死回生の一発でした。
ネックになるのは、
・推定年俸1億3,000万円という金銭面
・世代交代を進めたいチーム状況
ということになると思いますが、現役続行を熱望する福留選手は、年俸はどうでも良いと思われるので、問題にならないでしょう。
また、世代交代を進めたいと言っても、すぐに若手が育つわけでないので、若手の面倒見も良く、指導力のある福留選手を獲得する価値はあると思います。
結論をいうと、来季福留選手が中日に移籍する可能性は、十分あるのではないかと考えます。
その他の球団となると、具体的には思い浮かばないところではありますが、
考えられるとすれば、
- 左の代打が不足しているチーム
- 得点力の無いチーム
- 主力に若手が多いチーム
ということになると思います。
引退の可能性は?:移籍先があればありえない
それでは、引退の可能性ですが、移籍先が見つかりさえすれば、もちろん現役続行、引退はありえません。
問題は、移籍先が見つからなかった場合です。
その場合、現役続行にこだわるであれば、選択肢は、台湾など(NPBよりも格下の)海外の野球リーグか国内の独立リーグということになるでしょう。
ただ、44歳という年齢を考慮した場合にいまさら海外に行くことは考えにくいと思いますし、
では、独立リーグはどうか?
これも可能性としては低いと思いますが、元チームメイトの西岡剛選手や川崎宗則選手が所属する栃木ゴールデンブレーブスなどは、可能性があるかもしれませんね。
引退した場合は?:コーチなどの指導者が有力
移籍先が見つからず、NPBでの現役続行に拘るのであれば、引退ということになると思います。
その場合の福留選手はどのような進路を選択するのでしょうか?
考えられる選択肢は、
・コーチなど指導者
・解説者
・タレント
一番可能性が高いのは、後輩選手の面倒見も良く、指導者としての資質を評価する声もあるのでコーチでしょう。阪神のフロントは、もし引退を選択した場合は、将来的に指導者として迎え入れたいというプランも提示したようなので、可能性は高い気がします。
もちろん解説者という選択肢は十分にあると思いますが、実は福留選手のマネジメントはよしもとクリエイティブ・エージェンシーが担当しているので、もしかするとタレントということもあるかもしれませんね。
まとめ
・福留選手の阪神タイガース退団は決定
・現役続行希望
・移籍の可能性がある球団は古巣中日ドラゴンズ
・福留選手はよしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
タイガースファンの私としては、今回の福留選手の退団は残念でなりません。
昨年、鳥谷選手の移籍先が見つからず、引退を覚悟したギリギリのタイミングで千葉ロッテマリーンズに移籍が決まって、大喜びしたのは記憶に新しいです。
福留選手には同じような思いをしてほしくないので、早々に中日への移籍が決まることを祈ってます。与田監督お願いします!
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