週刊少年ジャンプで1990年から1996年まで連載され、
いまなお熱烈な支持を集める井上雄彦さんの「SLAM DUNK」がついに映画化されます。
この記事では、映画版「SLAM DUNK」がどのような内容になるのか推察しています。
スラムダンク2021劇場版の内容は?
あの「SLAM DUNK」がついに映画化されると発表されました。
バスケットボール部だった筆者も当時めちゃくちゃハマった漫画です。
毎週月曜日のジャンプ発売日が待ち遠しかったのを記憶しています。
そして、そして、筆者若かりし頃、
井上雄彦さん率いるバスケチーム「たけちゃんず」と試合したこともあるんです。
しかもマッチアップしちゃったんですよね。
その時にもらったサインは今でも大事に取ってあります。
そんな思い入れのある「SLAM DUNK」が映画化されるとは!
本当に感無量です。
Slam Dunk by Inoue Takehiko will receive a film adaptation. Whether it will be an Anime or Live Action Adaptation is unknown as of yet. https://t.co/SxCUCkXni9
— Shonen Jump News – Unofficial (@WSJ_manga) January 7, 2021
SLAM DUNK(スラムダンク)とは?
「SLAM DUNK」(スラムダンク)は、高校バスケットボールを題材にした井上雄彦による少年漫画作品。
『週刊少年ジャンプ』にて、1990年(42号)から1996年(27号)にかけて全276話にわたり連載されました。
Slam Dunk 032話「天才花道! 必殺ダンク」 無料 アニメ https://t.co/sC25lCZEJs pic.twitter.com/vT9upoSI1I
— 87so.net(はなそーネット) (@87so_net) May 12, 2016
舞台は、筆者の地元神奈川県(主に湘南エリア)。
作中登場する高校が、どこの高校をモデルにしているのかすぐに分かりました。
主人公の不良少年桜木花道の挑戦と成長を軸にしたバスケットボール漫画ですが、
最初の頃は、ただのギャグ漫画でした。
ゴリの脳天直撃ダンクの時などは、
通勤の電車の中で、必死で笑いをこらえていたのを思い出します。
バスケの楽しさに目覚めた花道がどんどん成長していく過程で、
漫画の方も正統派バスケ漫画として成長していきました。
当時バスケ漫画はヒットしないというのが定説だったので、
画期的な漫画と言えると思います。
なぜヒットしたのか?
もちろん、キャラクターの描き方やストーリーが最高だったのはもちろんですが、
自身を持って言えるのは、
現実的にはありえないんだけど、ありそうなギリギリのラインを描写した
これにつきると思うんです。
そこに筆者含め読者はドキドキ、わくわくさせられたんです。
The Slam Dunk fandom right now : pic.twitter.com/YgQBg4RZ0o
— Slam Dunk 🌍 (@slamdunktime) January 7, 2021
この作品以前のバスケ漫画というと、「ダッシュ勝平」のようなキワモノしかありませんでした。
「SLAM DUNK」の登場以降、「あひるの空」「黒子のバスケ」など、
バスケを題材にした漫画がヒットするようになったんです。
そういう意味でも「SLAM DUNK」はバスケ漫画のパイオニアと言えるのではないでしょうか。
SLAM DUNKがもたらした影響
「SLAM DUNK」のヒットにより、それまで野球やサッカーにおされていたバスケ人気に火がつきました。
もちろん当時は、バスケにはプロ組織がなかったので、
すぐに野球やサッカーに追いつくという話ではありません。
ただ、「SLAM DUNK」を読んで育った世代、その世代に育てられた世代に、
バスケの裾野が広がったのは紛れもない事実です。
結果として、バスケ人口の増加、バスケットボール人気向上に大いに貢献しました。
- 田臥選手のNBA挑戦
- B.LEAGUEの発足
- オリンピック出場
- 八村選手や渡邉選手のNBAでの活躍
などにつながっていったわけです。
「SLAM DUNK」ほど、ひとつのスポーツ(バスケットボール)の世界に影響を及ぼした漫画はないと思います。
どこからどこまでが映画化されるの?
気になるのは、やはりその内容ですよね。
どんな内容なのか、どこからどこまでが映画化されるのか非常に興味があります。
これまで描かれたスラムダンク
原作漫画は、1990年から1996年にかけて全276話が連載されました。
そして、インターハイでの山王戦の激闘後、唐突に終了しました。
その際、原作者井上雄彦さんは、
- インターハイの組み合わせを作った時点で山王戦が最後と決めていた
- 山王戦より面白い試合は描けないと思っていた
- テンションの高いところで終わらないと、作品にとって不幸
といったコメントを残していたので、
読者にとっては唐突でも、作者からすると既定路線だったのでしょう。
その後、2004年には、神奈川県立三崎高等学校の黒板に
漫画「スラムダンクーあれから10日後」を描いています。
2009年には、その完全版が発売されました。
また、TV版は、1993年10月から1996年3月まで全101話+SP版2話が放映されています。
こちらでは、インターハイ出場を決定して、出発するところまでが描かれています。
劇場版は、4作品が公開されています。
- スラムダンク(1994年3月公開):
湘北対陵南の練習試合直後の湘北対武園の練習試合が描かれています - スラムダンク 全国制覇だ! 桜木花道(1994年7月公開):
原作第79話でダイジェストが描かれた、IH予選4回戦湘北対津久武の試合をアレンジしたもの - スラムダンク 湘北最大の危機! 燃えろ桜木花道(1995年5月公開)
湘北対海南のIH予選終了直後の湘北対緑風の練習試合が舞台 - スラムダンク 吠えろバスケットマン魂!! 花道と流川の熱き夏(1995年7月公開)
流川と彼の中学時代の後輩である水沢イチローに主軸が置かれた作品
井上雄彦作品にみられる傾向
井上雄彦さんには、スラムダンク以外にも人気作品があります。
その代表が吉川英治の小説「宮本武蔵」を原作とした「バガボンド」でしょう。
実は、こちらの作品も2015年2月の掲載を最後に休載が続いています。
また、車いすバスケを題材にした「リアル」についても、
2019年に連載開催されましたが、2014年11月から4年半休載が続いていました。
井上雄彦作品には、このように突如として休載してしまうという事例があります。
ただ、終わったわけではなく、あくまで休載なのです。
「スラムダンク」については、
本誌のあとがきで「続きはやりたい」とコメントを残しています。
以上のことから、「スラムダンク」も他2作品同様に完結していないということです。
新しいアニメーションが意味するのは?
発表では、新しいアニメーション映画と発表されていますが、
どういう意味なのでしょうか?
2つ考えられると思います。
- 手法が新しい
- 内容が新しい
どちらの場合でも楽しみなことは間違いありません。
ただ、やはりファンとして、続きが観たいですよね。
筆者は、前述した井上先生のチームとのバスケの試合後、
ロッカーで本人に聞いたんです。
「続きは描かれないんですか?」と
その時の返事は、
「どうですかね〜描くかもしれないし、描かないかもしれません」
でした。
それからもう24年経ちました。
また、井上雄彦自身の公式サイトでは、
「描きたくなった時に描く」と言ってます。
こうなると、もうこう思わざるを得ません。
ついに続きを描くんじゃないか!
大いなる期待を込めてそう推察します。
きっとみんなもそう思っていると思います。
スラダン映画化嬉しすぎて午後からずっとテンション上がってるわ pic.twitter.com/bhgPT3l5hE
— ヒビキ (@Hibiki_Aqua710) January 7, 2021
まとめ
- SLAM DUNKがついに映画化される
- 詳細は未定だが、新しいアニメーション映画らしい
- 期待を込めて、続きを描いてほしい
ひさしぶりにテンション上がりまくりの発表でした。
この歳になっても、SLAM DUNKに熱狂したことは忘れられません。
コミックスを読んでない方はぜひ読んでもらいたいです。
最後まで読んでいいただき、ありがとうございました。
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