スタンド・バイ・ミー(Stand by Me)は、1986年に公開されたアメリカの作品。
原作はスティーヴン・キングの短編集「恐怖の四季」におさめられた秋の物語「THE BODY」です。
35年経った今もなお青春映画の傑作として高く評価されています。
この記事では、クリス・チェンバーズ役のリバー・フェニックスと彼の状況について解説しています。
映画スタンド・バイ・ミーのクリス・チェンバーズ役の俳優は誰?
スタンド・バイ・ミーのクリス・チェンバーズ役は、リバー・フェニックスです。
そして、結論から言うと彼は既に1993年に23歳の若さで他界しています。
波乱万丈の人生を生きたリバー・フェニックスとはどんな人物なのでしょうか?
リヴァー・フェニックスのプロフィール
引用元:CINEMORE
本名 | リバー・フェニックス River Jude Phoenix |
生年月日 | 1970年8月23日 |
没年月日 | 1993年10月31日(23歳没) |
出生地 | アメリカ合衆国オレゴン州マドラス |
出身地 | アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス |
国籍 | アメリカ合衆国 |
民族 | ハンガリー系ユダヤ人 ロシア系ユダヤ人 |
身長 | 178cm |
職業 | 俳優 |
ジャンル | 映画 |
活動期間 | 1985年 – 1993年 |
幼少期
1970年、カトリック教徒の父ジョンとユダヤ教徒の母アーリンとの間に、5人の子のうちの長男としてアメリカ合衆国オレゴン州マドラスにて生まれました。
両親が宗教団体(神の子供たち)の活動家だったため、4人の弟妹と共に南米各地を転々とし、ヒッピーのような暮らしで育った。
1977年、一家はカリフォルニア州ロサンゼルスに移住。
家庭は貧しく、幼少期は路上パフォーマンスなどで稼いだ時期もある。
スタンド・バイ・ミーのクリス役に
母がNBCに就職したのがきっかけで10歳にして初めてテレビに出演。
広告やテレビシリーズの仕事を経て、1985年「エクスプロラーズ」で映画デビュー。
そして、翌1986年「スタンド・バイ・ミー」への出演。
賢く勇気があるけれど、荒んだ家庭に育ったため将来に希望が持てない少年クリスを熱演し、主役のウィル・ウィートンを凌ぐ人気を集めます。
リヴァー・フェニックスは今現在どうしてる?
「スタンド・バイ・ミー」で強烈な印象を残したリヴァー・フェニックスは、その後ますます活躍の場を広げていきます。
時代を代表するスターに
1988年出演「旅立ちの時」でアカデミー助演男優賞にノミネート。
翌年には大ヒット映画「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」に出演。
若き日のインディ・ジョーンズを演じ、人気スターとしてのポジションを確立していきました。
1991年には、当時リヴァーと大親友だったキアヌ・リーブスと共演した「マイ・プライベート・アイダホ」でヴェネツィア国際映画祭の男優賞受賞。
この作品での演技は高い評価を集めました。
ヴィーガン
ロサンゼルスに移住する際乗った貨物船で、釣った魚が殺される過程に衝撃を受け、両親ともどもヴィーガンとして生きていくことを決意。
リヴァーは生涯ヴィーガンとしての生き方をつらぬき、飼い犬までにヴィーガンを徹底していた。
「スタンド・バイ・ミー」の宣伝で来日した際は、おやつとして自家製のドライフルーツを持参。
蕎麦屋の蕎麦つゆに鰹節が使われていることを知り、食べるのを拒否したというエピソードも「笑っていいとも」で語られている。
麻薬中毒で死亡
1993年10月30日、恋人サマンサと妹レイン、弟ホアキンと共に、ジョニー・デップが経営していたナイトクラブ「ザ・ヴァイパー・ルーム」を訪れたリヴァー。
急遽バンドの演奏に誘われましたが、途中で具合が悪くなり退場。
入口付近にてぐったりしているところをサマンサが発見し、ホアキンが救急車を呼んで病院に搬送されます。
しかし、日付が変わった10月31日に心不全で死去。
23年という短い人生の幕を閉じました。
ヘロインとコカインの過剰摂取のが原因だったと言われています。
フロリダ州で散骨されたため墓はなく、最期の地である「ザ・ヴァイパー・ルーム」は、ファンの弔問スポットになっています。
引用元:Wikipedia
家族・交友関係
リヴァー・フェニックスの家族や恋人、交友関係について解説します。
弟:ホアキン・フェニックス
現在俳優として活躍中のホアキン・フェニックスは、リヴァー・フェニックスの弟です。
引用元:映画.com
ホアキン・フェニックスは、ハリウッドきっての個性派・実力派俳優。
数多くのヒット映画に出演しています。
- 2000年「グラディエーター」で、アカデミー賞やゴールデングローブ賞など名立たる映画賞の助演男優賞にノミネート。
- 2006年「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」で、ゴールデングローブ賞主演男優賞とグラミー賞を同時受賞。
- 2017年「ビューティフル・デイ」でカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞。
そして、記憶に新しいところでは、2019年「ジョーカー」で、第77回ゴールデングローブ賞でドラマ映画部門の主演男優賞、第92回アカデミー賞で主演男優賞を受賞しました。
恋人について
最初に話題になったは「モスキート・コースト」と「旅立ちの時」で共演したマーサ・プリンプトン。
交際は1986年から1989年まで続き、リヴァーの人生で最も長い恋愛となりました。
引用元:ELLE
そして、リヴァーが亡くなった時一緒にいたのが「愛と呼ばれるもの」共演がきっかけで交際していたサマンサ・マシス。
直近ではNetflixの人気海外ドラマ「ビリオンズ」のシーズン4に出演していました。
後にリヴァーの死について「失ったものが大きすぎて、(心が)バラバラになった」とコメントしています。
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交友関係
前述の通り、「マイ・プライベート・アイダホ」で共演したキアヌ・リーブスと特に親しかったことは有名。
また、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのメンバーと親交が深い。
当時、レッド・ホット・チリ・ペッパーズを一時脱退していたジョン・フルシアンテとはドラッグ仲間。
「ザ・ヴァイパー・ルーム」で倒れて搬送される際救急車に同乗したのは、親友のフリーであり、リヴァーの最期を看取った。
アルバム「ワン・ホット・ミニット」に収録された「トランセンディング」は、アンソニー・キーディスとフリーがリヴァーを追悼するために作った曲。
まとめ
- 映画「スタンド・バイ・ミー」のクリス役は、リヴァー・フェニックス
- リヴァー・フェニックスは、1993年に23歳の若さで他界
- リヴァー・フェニックスの弟は「ジョーカー」のホアキン・フェニックス
- リヴァー・フェニックスは、キアヌ・リーブスと大親友
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