渡辺一史原作『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』が大泉洋主演で2018年12月に映画化されました。
大ヒットしたこの映画は、当時の首相安倍晋三さんも鑑賞したそうです。
この記事では、安倍元首相がなぜ出演者と会食することになったのか?その会食が世間から非難された理由について解説しています。
安倍元首相と「こんな夜更けにバナナかよ」の出演者の会食について
まず噂になった安倍元首相と出演者の会食に関する情報を整理してみましょう。
安倍元首相と会食した出演者とは?
安倍晋三元首相(当時首相)と会食に行った映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛すべき実話」の出演者は、
主役の鹿野靖明を演じた大泉洋さんとその鹿野が一目惚れするボランティア安藤美咲役の高畑充希さんです。
その時の様子が安倍さんの2019年5月24日のInstagramにアップされています。
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高畑充希さんも5月23日に自身のInsatagramにアップしたようですが、現在は見当たりません。
おそらく当時安倍さんが非難されたことで、削除されたと思われます。
実際、昨日に高畑は自身のInstagramに、〈#こんな夜更けにバナナかよ を気に入ってくださったご縁で、誘っていただいたディナー。 私と大泉さん、ど緊張で参加しましたが、爆笑トーク連発で楽しく帰りましたとさ〉と投稿。そして、〈#まさか自分の人生で首相とセルフィーする日が来ようとは〉というハッシュタグをつけて、大泉、高畑とともに微笑みを浮かべる安倍首相との3ショットを公開したのだ。
引用元:excite news
安倍元首相が会食に誘った経緯は?
2019年年末に安倍首相が映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛すべき実話」を鑑賞したことがきっかけのようです。
この映画を安倍首相は昨年12月31日に昭恵夫人、母親の洋子氏と一緒に鑑賞しました。
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安倍さんは「本当に元気が出る映画でした。いろいろと考えさせられました。」とコメントしています。
また、大晦日のInstagramでは、#大泉洋大好きとあるくらいなので、一度大泉洋さんに会いたかったのかもしれませんね。
大泉洋さんが首相のラブコールに喜んでいる様子が映像に残ってました。
(1分50秒あたりです。)
会食の場所は?
気になる会食の場所は、首相官邸です。
当日大泉洋さんと高畑充希さんが首相官邸に入っていく様子が撮影されていたので間違いないでしょう。
引用元:FNNプライムオンライン
安倍首相と出演者の会食が非難された理由
それでは、なぜこの会食が世間で非難されたのでしょうか?
主に2つの方向から非難されていたようです。
会食の相手が主演の二人だったこと
一つ目の理由は、会食の相手が主演の二人だったことです。
安倍首相がアップしたtwitterには、投稿後3時間で2万4,000件以上の”良いね”があった一方で、
なぜ首相は出演者に会ったのか?という懐疑的な意見も多数ありました。
なぜなら「こんな夜更けにバナナかよ」は16年ほど前に亡くなった筋ジストロフィーの患者・鹿野靖明さんをモデルにした物語であり、
「色々と考えさせられたのなら、会うべきは患者や関係者では?」といった声が後を絶たなかったのです。
首相は、患者やボランティアと対面して政策に活かすわけではなく、出演者と食事を楽しみ、撮影の裏話を直接聞くという特権的な時間を過ごしたのですから、そう言われても仕方ないかもしれません。
選挙戦略ではないかとの声
もう一つの理由は、芸能人との会食を直後に控えていた参議院選挙のためのイメージ戦略との声があったことです。
実際、この会食の直前5月10日には、首相行きつけのピザ屋「エンボカ東京」にTOKIOのメンバーを招いています。
ネットへの写真掲載に厳しいジャニーズ事務所が許可しているという親密度アピールにも取れます。
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さらに大泉洋、高畑充希と会食する2日前の20日にも、俳優の杉良太郎の自宅を訪問。
杉の妻である歌手の伍代夏子とともに会食しています。
また、安倍首相はGWが明けて以降、芸能人に限らず、自民党各派閥のパーティー、マスコミ関係者など多岐にわたって会合を行なっており、
一つ一つの会合が参院選に向けた思惑が感じられました。
これら一連の会食はイメージアップの一環としての政治利用だという批判の声があったようです。
まとめ
- 安倍首相と会食したのは大泉洋と高畑充希
- 安倍首相が「こんな夜更けにバナナかよ 愛すべき実話」を鑑賞したのがきっかけ
- 会食の目的は参院選に向けての選挙戦略という声も
安倍元首相は、国会で山本太郎議員から「芸能人とはしょっちゅうご飯食べるのに、生活保護の当事者の人たちの話は聞かないのか」と突っ込まれたこともあるなど、非難されても仕方ない行動が目立ちました。
首相を退いた今となっては良い思い出ということでしょうか。
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