ドラマ【天国と地獄】ダイニングのライトのブランドは何?デザイナーについても

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この記事では、高橋一生演じる日高陽斗の自宅ダイニングルームのペンダントライトについて解説しています。

目次

ドラマ【天国と地獄】ダイニングのペンダントライトのブランドは何?

高橋一生演じる日高陽斗の自宅ダイニングルームに非常にデザイン性の高いペンダントライトが設置されています。

<2分22秒くらいに日高陽斗のリビングダイニングが映ります>

この洒落たペンダントライトは、ルイス・ポールセン社のペンダントライトPH5です。

PH5は、デンマークの作家、評論家、建築家、そしてデザイナーでもあったポール・ヘニングセンとルイスポールセン社のコラボレーションで生まれた製品です。

1924年、ポール・ヘニングセンルイスポールセンのために“パリ・ランプ”をデザインしました。

「光をかたちづくる」というルイスポールセンのデザイン手法が、光とデザインをお互いに作用させようするヘニングセンのコラボレーションの先駆けとなった作品です。

独特のカーブを採用したシェードと内部の反射板を精巧に組み合わせることで不快な眩しさを抑えた素晴らしい設計になっています。

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ルイスポールセンとは?

ルイスポールセンは、1874年に創業したデンマークの照明メーカーです。

100年以上もの歴史があり、近代照明のルーツといわれ、その完成度の高さはまさに芸術的です。

「形態は機能に従う」というスカンディナヴィア・デザインの伝統にもとづく製品づくりを実践しています。

製品の機能とデザインは全て、自然の光のリズムを反映し、サポートするよう意図されています。

製品のすべてのディテールが目的を持っており、デザインのすべては光に始まり、光に終わります。

ルイスポールセンは、才気あふれるアーキテクトやデザイナーとの密接なパートナーシップを組んでいます。

<主なパートナーシップ>

  • ポール・ヘニングセン
  • アーネ・ヤコブセン
  • ヴァーナー・パントン
  • オイヴィン・スロット
  • アルフレッド・ホーマン
  • 佐藤オオキ
  • ルイーズ・キャンベル

彼らとのパートナーシップによって、グローバルなトップ・プレイヤーとしての地位を築きました。

ルイスポールセンの目的は、人々と空間に影響を与える魅力的な雰囲気を作りだすことです。

シンプルで美しいデザイン。

それがルイスポールセンの特徴です。

ルイスポールセンの照明は、世界の照明デザインに多大な影響を与えてきた北欧の明かりであり、世界中で長く愛され続けてます。

それにしてもこのドラマ、本当にセンスの良いインテリアを使ってますよね。

デザイナーについても

PH5は、前述の通り、デザイナーポール・ヘニングセンとルイスポールセン社のコラボレーションで生まれた製品です。

素晴らしい作品を残したポール・ヘニングセンについて解説します。

ポール・ヘニングセンとは?

引用元:ウィキペディア

ポールへニングセン(1894年~1967年)は、デンマークの女優アグネス・へニングセンを母として、コペンハーゲンに生まれました。

デンマークのフレデリクスベアのテクニカル・スクールや、コペンハーゲンのテクニカル・カレッジで学んだあと、最初は建築士としキャリアをスタートさせましたが、彼の興味は照明分野に移っていきました。

また、活動領域は文筆活動にも広がり、社会批評家としても新聞や雑誌等でも活動を展開しました。

第二次大戦初期、コペンハーゲンのティヴォリ公園の主任アーキテクトも勤めましたが、ドイツ軍占領時には他の多くの芸術家たちと同様、スウェーデンに亡命し、亡命先のスウェーデンではすぐさまデンマーク人アーティスト・コミュニティーの中心的人物となりました。

ポール・ヘニングセンのPHシリーズ

「天国と地獄〜サイコな2人〜」で使用されている照明器具「PH5」が最も有名ですが、他にも名作が数多くあります。

72枚すべてのシェードに光源の光が正確にあたり器具自体を照らす美しい間接光も楽しめる「PH Artichoke」

引用元:ルイスポールセン公式サイト

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PHランプをリデザインしたフロアランプ「PH 3 1/2 – 2 1/2 Floor」

引用元:ルイスポールセン公式サイト

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1960年代に撮影された、ポール・ヘニングセンPHライトの設計理念について語る貴重な映像です。

ルイスポールセン社とのコラボレーション

ポール・ヘニングセンルイスポールセン社とのコラボレーションは1925年に始まり、1967年に亡くなるまで続きました。

ルイスポールセン社は今日も、ポール・ヘニングセンの天才の恩恵を受けています。

ポール・へニングセンは、ルイスポールセン社の広報誌 「NYT」 の最初の編集者です。

この 「NYT」 誌は、当時のルイスポールセン社CEO、ソーフス・カストラップ・オルセンが、デンマークの新聞紙からライターとしての活動の場を追われたへニングセンに、プレゼントとして提供したものです(彼の政治的、文化的意見は当時、かなり急進的なものでした)。

ポール・へニングセンがパイオニアとして切り開いてきた照明分野の業績「影と光、グレア、光による色の再現、そしてそれら光の特性を人間の福利に結びつくように利用すること 」は、いまもルイスポールセン社が実践するライティング・セオリーの基礎となっています。

まとめ

  • 日高陽斗の自宅ダイニングルームのペンダントライトは、ルイス・ポールセン社のペンダントライトPH5
  • PH5は、ポール・ヘニングセンとルイスポールセン社とのコラボレーション
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この記事を書いた人

漫画とワインが大好物。お気に入りの作品について書き綴っています。

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