えんとつ町のプペルの続編をストーリーや制作サイドから考察 !みにくいマルコはどう繋がっている?

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キングコング西野亮廣さんの絵本「えんとつ町のプペル」が映画化されました。

スタンプラリーなどのイベントなども開催されてめちゃくちゃ盛り上がってます。

これだけ話題になると気になるのは、やはり続編が作られるのかどうかですよね。

この記事では、「えんとつ町のプペル」の続編は作られる可能性について考察しています。

目次

ストーリーから続編が作られる可能性を考察

えんとつ町のプペルの続編が作られる可能性をまずストーリーから考察したいと思います。

ルビッチの父ちゃんの視点から考察

まず、この物語のキーとも言えるルビッチの父ちゃんの存在という視点から考察していきましょう。

まず、物語冒頭で配達屋さんが心臓を落とします。

夜空をかける配達屋さんが、煙をすってせきこんで、
配達中の心臓を、うっかりおとしてしまいました。

 

心臓は、町のはずれのゴミ山におちました。
ドクドクあばれる心臓に、ゴミがあれこれくっついて、ついに生まれたゴミ人間。

引用元:新R25

そもそも配達屋さんって、何の配達屋さんなの?というツッコミは置いといて。

その心臓にゴミがあれこれくっついてプペルが誕生するわけです。

では、配達屋さんは、この心臓をどこからどこへ持っていくつもりだったのでしょうか?

考えられることは、

  • 誰かが死んでしまったので、その心臓を天国(または地獄)に届けに行く
  • 臓器売買しているマフィアの指示で売買先に届けに行く
  • ルビッチのお父ちゃんが死んでしまったので、天国に届けに行く

ここでは、心臓はルビッチのお父ちゃんのものと仮定します。

「ねえ、母ちゃんは父ちゃんのどこがよかったの?」
「照れ屋でかわいいところもあったでしょ。うれしいことがあると、
すぐにこうやってひとさし指で鼻のしたをこすって」

 

プぺルは照れくさくなり、
「やめてよルビッチ。はずかしいじゃないか」
そういって、ひとさし指で鼻のしたをこすったのでした。
引用元:新R25

ルビッチの父ちゃんの照れた時にひとさし指で鼻のしたをこするという仕草をプペルもするわけです。

また、プペルにもルビッチの父ちゃんと同じなつかしい匂いがすると描かれています。

「ルビッチはボクをさけないね」
「なんだかなつかしいニオイがするんだよ。ぼくがすてたパンツでもまじってんじゃない?」

 

「キミが探していたペンダントはココにあった。ボクの脳ミソさ。
なつかしいニオイのしょうたいはコレだったんだね。

引用元:新R25

このふたつのポイントからプペルにルビッチの父ちゃんの魂が宿っていることは間違いないですよね。

父ちゃんの写真がはいった銀のペンダントを脳のパーツにしたことで命が宿ったのでしょう。

このふたつのポイントは、物語の最後で下記のように締めくくられているので、言うまでもないことではあります。

ハロウィンは死んだひとの魂がかえってくる日だったね」
「なんのことだい? ルビッチ」
「ハロウィン・プぺル、キミのしょうたいがわかったよ」
「会いにきてくれたんだね、父ちゃん」

引用元:新R25

そして、この物語の最後に明確に描かれているのは、

父ちゃんは死んでいるということです。

ルビッチの父ちゃんの視点から続編があると考える理由

ここで敢えて、仮説を立てたいと思います。

父ちゃんは死んでいない

町でただひとりの漁師だったルビッチのお父さんは、
きょねんの冬に波にのまれ、死んでしまいました。
みつかったのは、ボロボロにこわれた漁船だけ。

引用元:新R25

みつかったのは、ボロボロにこわれた漁船だけなんです。

亡骸がみつかったわけではない。

これよくあるパターンですよね。

死んだんだけど、心臓だけ助かった。

配達屋が落とした心臓はやはり父ちゃんの心臓で、

父ちゃんのルビッチに会いたいという強い思いが配達屋に落とさせた。

のではないでしょうか。

「まいにち会おうよプぺル。そうすれば父ちゃんの写真もまいにちみることができる。
だからまいにち会おう。また、まいにちいっしょにあそぼう」

引用元:新R25

このようにルビッチとプペル(父ちゃん)はこれからも一緒にいるわけです。

以上のことから、

父ちゃんが生き返る可能性は十分にあり

それは続編で描かれるのではないかと推察します。

ホシの存在の視点から考察

もうひとつ別の視点から考察します。

それは町の人が誰も信じようとしないホシの存在です。

町のひとはだれも信じなくて、父ちゃんはうそつき呼ばわりされたまま死んじゃったんだ。
でも、父ちゃんは『煙のうえにはホシがある』っていってね、
ホシをみる方法をぼくにおしえてくれたんだよ」
ルビッチはくろい煙をみあげていいました。
「『信じぬくんだ。たとえひとりになっても』」

引用元:新R25

物語の最後にルビッチはプペルに導かれて、風船をつけた船で煙をぬけ、

ついに「ホシ」をみることができます。

ひとりになっても父ちゃんを信じたルビッチが報われた瞬間です。

でも、

それだけでいいのでしょうか?

町の人たちは見ていないのですから、結局信じてもらえませんよね。

このままだと、

町の人の気持ちは変わらない

町の人は信じる気持ちを持てていない

根本的な問題は解決していない。

ホシの存在の視点から続編があると考える理由

  • ルビッチは一人になっても信じてホシの存在を知った
  • 町の人達は、まだホシの存在を信じていない

つまり、

ひとりだけ幸せになって、他の人はどうでもいい

とも受け取れますよね。

やはり、子供に夢を与えるような絵本ですから、

みんなが幸せになったほうが絶対良いじゃないですか。

その部分は、続編で描かれるのではないかと推察します。

以上、ストーリーからの視点で考察した場合、続編が作られる可能性は高いと推察します。

制作サイドの視点から続編が作られる可能性を考察

まあ、これは言うまでもないことかもしれませんが、

これだけ話題になっているだけでなく、

  • 絵本もすごく売れた
  • 鬼滅の刃のピークも外れたタイミングでの公開
  • クリスマス公開で、子どもたちが冬休み

などなど、映画がヒットする条件が揃っています。

こんな美味しいコンテンツを1回で終わらせる道理はないでしょう。

「えんとつ町のプペル」には、

西野さんも話している通り、非常に数多くのスタッフが関わっています。

しかも本来であれば、絵本の表紙に名前を並列させるべきレベルで関わっている方が多いようです。

ゴーストライターと呼ばれた方々ですよね。

その人達は名前があまり露出しない分、納得感を得るためには、

下世話ですがお金しか有りませんよね。

もちろん、コロナで大打撃を受けた映画館を始めとする映画制作関係者からの要望もあるでしょう。

本が売れない昨今、本に関わる業界からも期待は大きいでしょう。

以上のことから、制作サイドの視点からも続編が作られる可能性は高いと推察します。

みにくいマルコ〜えんとつ町に咲いた花〜

さて、「えんとつ町のプペル」の続編があるのかについて考察してきましたが、

実は、えんとつ町の3年後を描いた物語「みにくいマルコ〜えんとつ町に咲いた花〜」

来年2021年2月に発売されることが発表されています。

こちらは、『えんとつ町のプペル』から3年後の「えんとつ町」の物語です。

主人公は、「えんとつ町」の見世物小屋で働くモンスター「マルコ」です。

3年前に町が大きく変わり、職を失い、

しぶしぶ見世物小屋で働くことになった醜いモンスター「マルコ」が、

そこで一人の少女と出会い、決して許されない恋に落ちるという物語です。

この見世物小屋の名前が「天才万博」といって、

西野さんたちが何年も前から仕掛けている音楽イベントの名前なんです。

このあたりに現実とファンタジーを絡めているという話なんですが、

どんな仕掛けがあるのか楽しみですね。

しかしながら、これはえんとつ町の続編ではありますが、プペルの続編ではないようです。

しかも、3年後のえんとつ町は、モクモクした煙に包まれてないんです。

昼間は太陽の光が降り注ぎ、夜には空一面の星空が広がっています。

引用元:キンコン西野のサイン本屋さん

 

「えんとつ町のプペル」とは、まるで別世界なのです。

また、来年以降発売予定の3冊の絵本を同時進行させていると、西野さん自身のブログで話していますが、

1冊は、「えんとつ町のプペル」のプロジェクトの次に始まる「夢幻鉄道」というシリーズ。

残りの2冊は、西野さんがストーリーを担当して、別のイラスト監督とコラボ企画とのことです。

そうなってくると、「えんとつ町のプペル」の続編は無いのでしょうか?

いや、まだスピンオフ企画があるかもしれないじゃないですかww

プペルファンとしては、やはり「えんとつ町のプペル」の続編を期待したいですよね。

まとめ

  • ルビッチの父ちゃんの視点から続編が作られる可能性は高い
  • ホシの存在の視点から続編が作られる可能性は高い
  • 制作サイドの視点から続編が作られる可能性は高い

以上、独断と偏見で「えんとつ町のプペル」の続編が作られる可能性を考察してきました。

「えんとつ町のプペル」は、ストーリー、絵のクオリティともに素晴らしく、

とても良い作品だと思います。

続編を期待するファンの方達の声に西野さんはきっと応えてくれると思います。

期待して待ちましょう!

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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この記事を書いた人

漫画とワインが大好物。お気に入りの作品について書き綴っています。

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