ナウシカの腐海のモデルや正体は?生息する生物・植物と地下底の謎について解説

宮崎駿監督の不朽の名作「風の谷のナウシカ」が12月25日の金曜ロードショーで放映されます。

これから先、我々がいかに生きていくべきかを問いかける今の世の中に最もふさわしい作品です。

この記事では、「風の谷ナウシカ」の腐海のモデルと底の謎、生息する生物や植物について解説しています。

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腐海のモデルはどこ?

「腐海」と呼ばれる場所は、実際の地球上に存在する地名として存在します。

ウクライナとクリミア半島の間のアゾフ海という場所に位置しています。

腐海があるアゾフ海は、黒海の内海で、その干潟が腐海と呼ばれています。

海の色が赤いのは、ドナリエラという藻の増殖によるもので、夏になると異臭を放ち、

人を拒絶する場所という意味では、映画に登場する“腐海”と似ています。

宮崎監督は、その場所が周囲に与える影響などのイメージを参考にしたのではないかと言われています。

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引用元:Photrip

腐海の正体は?

映画「風の谷ナウシカ」の冒頭のシーンで下記のようなナレーションがあります。

「巨大産業文明が崩壊してから1000年
錆とセラミック片におおわれた荒れた大地に
くさった海・・・腐海(ふかい)と呼ばれる有毒の瘴気を発する菌類の森がひろがり
衰退した人間の生存をおびやかしていた」

とあるように、映画版では「腐海は大地を守るために自然発生した」という解釈になっていますが、

原作によると、腐海は実は「自然発生したものではなく、旧人類が人工的に作り出したもの」なんです。

そして、ナウシカが「マスクをしなければ、5分で肺が腐ってしまう死の森」と表現している通り

人工的に作られた腐海は、人間にとって毒でしかないのですが、

実は汚染された大気を浄化する為のいわば浄化装置の役割を果たしているのです。

このことは、映画では明かされていません。

「風の谷のナウシカ」の原作本は全7巻なのですが、映画版は、原作の2巻の途中までをまとめたものだからです。

ネタバレになりますが、

1000年前の旧人類は、ナウシカ達の生きる時代よりも、はるかに科学技術が発展した世界でした。

科学技術の発展に伴い旧人類は、戦争を繰り返しおこなうようになります。

そして、ついに「火の7日間」と呼ばれる大戦争により滅亡します。

世界は有毒の大気に侵され、次々と新たな病が生まれるような悲惨な状態でした。

世界の土壌は、修復不可能な状態になるほど汚染されてしまい、

この汚染された土壌を浄化するために、旧人類は浄化システムの「腐海」を作り出すことにします。

つまり腐海は、人類存続のために生み出されたシステムということです。

腐海の底の謎は?

ナウシカとペジテのアステルは、流砂に飲み込まれて腐海の底に落ちてしまいます。

そこで、2人は腐海の底の空気は澄んでいて、マスクがいらないことを知るのです。

  • 腐海の木々が人間が汚した世界(空気)をきれいにしている
  • 水と風は100年かけて自然を戻す
  • 森は蟲たちが守っている

ナウシカが説く、腐海と人の共存方法です。

腐海に生息する生物や植物について解説

腐海には、多くの生物や植物が生息しています。

ここでは、映画に登場するものに絞って解説します。

腐海の植物のモデルは?

映画では、ナウシカが秘密の部屋で腐海の植物を育てています。

この植物は、城の大風車で地下500メルテから汲み上げたきれいな水と同じ井戸の底から集めた砂で育てられています。

きれいな水と土で育てられた腐海の木々は毒を出さないとナウシカが言ってます。

これらの植物にもモデルがあるのでしょうか?

 

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そのフォルムなどから推察するに

  • 菌類のような植物は、食虫植物のモウセンゴケ
  • 大木は、恐竜時代やそれ以前の古代植物
  • ムシゴヤシと呼ばれる胞子のようなものは、カビ

こういったものをモチーフにしたのではないでしょうか。

腐海に生息する生物は?

次に腐海には、どのような生物が生息しているのでしょうか。

オーム(王蟲)
14個の大きな目をもつ
なし
多数

腐海に住む巨大な蟲。

腐海の主であり、蟲達の王。

王蟲は成長の過程で脱皮を繰り返し、その抜け殻は半透明でセラミックよりも丈夫なため武器や飛行機など様々な道具に利用されます。

王蟲の目は普段は澄んだ青色ですが、怒りを感じるとルビーのように真っ赤に染まります。

「王蟲の怒りは大地の怒り」として恐れられている。ムシゴヤシが好物。

映画ではオームとナウシカは何となく心が通じ合っているくらいの描写ですが、

原作では念話(テレパシーのようなもの)を使ってナウシカと話をしています。

映画に登場した王蟲以外の生物についても解説します。

時計回りに大王ヤンマウシアブヘビゲラミノネズミです。

大王ヤンマ(翅蟲)
2対
2対
4対

人間くらいの大きさの翅蟲(ハムシ)で、大きなシロアリにトンボの羽が生えたような姿。

森に異変があると真っ先に現れて仲間を呼ぶことから、「腐海の見張り番」と呼ばれる。

群れで行動することが多く、「ギギギギ」と鳴く。

口の中に舌のようなピンク色の突起がある。

ウシアブ(翅蟲)
1対の大きな目と顔の中央に7つの小さな目をもつ
2対
4対

牛くらいの大きさの翅蟲(ハムシ)で、ずっしりとした体型だが空を飛ぶことができます。

顔にある4つの突起が特徴的で「ガチャガチャ」と鳴きます。

映画では蟲に襲われて風の谷に落下したトルメキア船に潜んでいたが、ナウシカが蟲笛を使って森に帰しました。

原作では井戸に卵を産んでいた瀕死のウシアブを、助けようとしたナウシカが襲われ丸呑みされそうになりましたが、ナウシカの服がオームの血で染まっていたことにより一命を取りとめました。

ヘビケラ(翅蟲)
1対の大きな目と顔の中央に3つの小さな目をもつ(オレンジ色)
2対(4枚)
歩けるような足はない

人を丸呑みできるくらいのとても大きな翅蟲(ハムシ)。

口元に大きな牙があるミノネズミの成虫。「キキキ」と鳴きます。

体は平らでヘビのように長く、たくさんの節に分かれていて、優雅に空を飛んでいます。

尻尾の先端にはオレンジ色の突起があり、映画ではこの突起にメーヴェがぶつかって墜落しました。

ミノネズミ(地蟲)
1対の赤い大きな目と、顔の中央に3つの小さな目をもつ
なし
5対

ヘビケラの幼虫。

1mほどの太ったイモムシのような地蟲で、集団で行動します。

普段は地面をはってすすみますが、ジャンプして獲物に飛び掛ることもできます。

口元には大きな牙があり、映画では腐海に迷い込んだアスベルに集団で襲い掛かりました。

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まとめ

  • 腐海のモデルは、ウクライナとクリミア半島の間のアゾフ海
  • 腐海は、汚染された大気を浄化する為のいわば浄化装置
  • きれいな水と土で育てられた腐海の木々は毒を出さない
  • 腐海には数多くの蟲が生息しており、主は王蟲。

腐海には、映画では明らかにされていない謎が隠されています。

興味のある方は、ぜひ原作コミックスを読んでみてください。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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