獣族は、理不尽な孫の手原作の人気ラノベ・漫画「無職転生〜異世界行ったら本気出す〜」に登場する種族の一つ。
獣族の特徴は名前からも分かる通り、動物の耳や尻尾、毛皮などが体の一部にあらわれていることです。
これらの身体的特徴のおかげか、俊敏で五感に優れています。
獣耳や尻尾を持つだけで見た目はほとんど人族のような獣族ですが、文化・慣習といった視点では人族と大きく異なることもあります。
この記事では、獣族について、文化や種族内での人物相関について解説します。
【無職転生】ドルディア族など獣族の種類は?
獣族とは、哺乳類の動物の身体的特徴を持つ種族です。
主要な登場人物の中では、ギレーヌ、リニア、プルセナなどが獣族で、獣族の女性は大抵豊満な肉体を持ちます。
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「無職転生」の世界では、爬虫類や昆虫などの特徴を持つ種族は分類上魔族と呼ばれます。
また、獣族の中でも魔大陸に渡って魔族と呼ばれるようになった種族は多いです。
たとえば、ルーデウスたちが魔大陸で出会ったノコパラは、馬の頭を持ちますが、魔族です。
獣族は基本的にミリス大陸北東部にある大森林の一部を縄張りとしていて、圧倒的な武力と数を持つ獣族の存在がミリス神聖国の大森林への侵略を妨げています。
獣族の主家はドルディア族です。
人魔大戦において人族から獣族を守ったリーダーである獣神がドルディア族であったことから、今でも獣族のトップはドルディア族となっています。
ドルディア族はさらに、猫のような特徴を持つデドルディア族と、犬のような特徴を持つアドルディア族に分かれ、この2家が聖獣を守護しています。
無職転生〜異世界行ったら本気出す〜第55話より引用
デドルディア族(猫耳と猫の尻尾を持つ獣族)
デドルディア族はドルディア族のうち、猫のような特徴を持つ種族。
ルーデウスが初めて大森林を訪れた際は、ギレーヌの父ギュスターヴが族長を務めていました。
その後、ギュスターヴが怪我を負ったためギレーヌの兄ギュエスが族長を引き継ぎます。
ルーデウスが魔法大学入学後に同級生として関わる、ギュエスの娘リニアーナは、語尾に「ニャ」を付けていますが、全てのデドルディア族が人語を喋る際に語尾が「ニャ」になるわけではありません。
アドルディア族(犬耳と犬の尻尾を持つ獣族)
アドルディア族はドルディア族のうち、犬のような特徴を持つ種族。
デドルディア族や他の獣族と比べ、人に撫でられることが好きです。
ルーデウスが魔法大学在籍中、プルセナ・アドルディアはたびたび、仕方なくといった体ででルーデウスに撫でられていました。
獣神語
獣神語は大森林を縄張りとする獣族、長耳族、炭鉱族、小人族などが使用する言語で、他の言語と比べて文字数が少なく難解な言い回しも存在しないので習得が容易。
ルーデウスはボレアス家で家庭教師をしている中で、ギレーヌから獣神語を習得しました。
獣神語を話す種族は少数派で、習得していても使う機会はほとんどありません。
しかし、ルーデウスがザノバのために人形作りを教える炭鉱族の奴隷を探していた時、ジュリの更生には獣神語が非常に役に立ちました。
聖獣と人物相関についても
剣王でありデドルディア族長の娘・次期族長の妹ギレーヌに代表されるように、ルーデウスの周辺の獣族はデドルディア族の中核を担う存在であることが多いです。
また、転移事件後、魔大陸からミリス大陸に渡る際、ルーデウスは事件に巻き込まれます。
「デッドエンド」一行は一時大森林に滞在することになり、ルーデウスと獣族の中核を担うギュスターヴ・デドルディアとの繋がりができたのです。
人物相関
現在、ドルディア族は大森林の聖獣を守護することが主な役割。
大森林には聖獣と呼ばれる魔獣がいます。
無職転生〜異世界行ったら本気出す〜第31話より引用
聖獣は獣族の村の奥地に存在する聖樹付近で生息。
100年かけて子犬のような姿から狼のような姿に成長し、生まれてから100年後に起こる災厄を鎮める救世主を助けるとされています。
ドルディア族の2家はこの聖獣の守護を担っており、ギュスターヴ・デドルディアは族長の身ながら聖獣が攫われた際には自ら捜索、救出に出向いています。
ドルディア族をはじめとする獣族の主要人物について、以下にまとめました。
聖獣
聖樹が張る結界内で生まれ育ち、救世主とともに100年後に起こる災厄から世界を救うとされている。
ドルディア族は聖獣に絶対的な忠誠を誓い、守護している。
今代の聖獣が100年後に行動をともにする救世主とは、ルーデウスの娘ララ・グレイラットです。
ギュスターヴ・デドルディア
デドルディア族の族長でギレーヌとギュエスの父親。
数十年前の人族との戦争にも参加した老戦士。
ギレーヌとギュエスの出来の悪さから次代の族長候補のリニアとプルセナをラノア魔法大学に留学に出した。
ギュエス・デドルディア
ギュエスの息子、ギレーヌの兄。
デドルディア族の戦士長で、聖獣が攫われた際ルーデウスを犯人だと誤解して投獄した。
ギュスターヴが族長を退いた後、族長になる。
ギレーヌ・デドルディア
幼少期に大森林から出て剣聖になり、冒険者パーティ“黒楼の牙”では剣士としてメインアタッカーをつとめた。
パーティ解散後はボレアス家に雇われ、エリスの家庭教師をしていた。
幼少期に村で悪童として避けられていたことから、他のドルディア族と関わることはほとんどない。
リニア・デドルディア
ギュエスの娘。
語尾に「ニャ」がつくのが特徴。
アドルディア族の姫プルセナとは幼馴染。
喧嘩の腕は立つが頭が悪かったので、ドルディア族の将来を憂いた族長たちによって魔法大学に留学させられた。
魔法大学ではプルセナとロキシー人形を壊したことでルーデウスの逆鱗に触れ、負けたことでルーデウスに従うようになった。
プルセナ・アドルディア
アドルディア族長の娘。
語尾の「なの」と「ファック」が喋り方の特徴。
リニアとは幼馴染で、同じく魔法大学に留学した。
その後もリニアと行動を共にしているのでルーデウスに従うようになった経緯も同様。
ルーデウス投獄事件
ルーデウスが大森林に初めて訪れた経緯は罪人と勘違いされたこと。
ルーデウスはミリス大陸に渡った直後、ギュエスに聖獣と獣族の子供をさらった密輸人と勘違いされ、投獄されてしまったことで、初めて大森林を訪れドルディア族と交流することになりました。
魔大陸からミリス大陸に渡るためには、海を渡らなければなりませんが、ルーデウスとエリスは普通の運賃で船に乗れてもルイジェルドはスペルド族であるため多額の運賃を払わなければならず、密輸人に低価格で運んでもらうことになります。
無事に3人ともがミリス大陸にたどりつくことはできましたが、ルイジェルドを運んでくれた密輸人が獣族の子供をさらって監禁しているのをルイジェルドが発見し、救出することになります。
獣族の子供たちを救出した後、ルーデウスは別の部屋に囚われていた聖獣を保護します。
その場面を目撃したギュエスがルーデウスを監禁犯と勘違いしたことで、ルーデウスは獣族の村で投獄されることになりました。
村の牢屋で、別の理由で投獄されたギースと共に監禁されていたルーデウスですが、全裸に剥かれ、冷水を浴びせられ、獣族のお姉さんに言葉責めも受けました。
無職転生〜異世界行ったら本気出す〜第31話より引用
獣族は「冷水を浴びせられる」「全裸にされる」「鎖に繋がれる」ことを最大の恥としているので、ルーデウスが受けた仕打ちは獣族の考えうるもっとも屈辱的なものだったと思われます。
その後、ルーデウスは獣族の村を襲った火災の原因である密輸人の確保に一役買い、誤解を解くことに成功して解放されます。
まとめ
- 獣族とは哺乳動物の身体的特徴を持った種族で、耳や尻尾などが動物に似ているだけではなく運動能力も高い
- 獣族の頂点はドルディア族で、デドルディア族とアドルディア族の2家がある
- ドルディア族の役割は聖獣の守護
- ルーデウスは聖獣をさらった犯人と勘違いされて捕らえられ、ドルディア族と初めて関わる
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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