スペルド族とは、理不尽な孫の手原作の人気ラノベ・漫画「無職転生〜異世界行ったら本気出す〜」に登場する魔族の種族の一つ。
無職転生の世界で最も恐れられている種族です。
彼らの特徴は緑色の頭髪と額に埋まった赤い宝石です。
スペルド族が恐れられていることで、頭髪が緑に近い青などの種族も人族からは嫌われる傾向にあります。
この記事ではスペルド族の特徴や、嫌われたり恐れられたりする理由について解説します。
【無職転生】スペルド族が恐れられる理由は?
『#無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』
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— 『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』TVアニメ公式 (@mushokutensei_A) September 12, 2021
スペルド族の特徴
スペルド族は全員、髪色が緑で、額に第3の眼である赤い宝石が埋まっています。
寿命は1000年ほどで、ルーデウスと行動を共にしたルイジェルドは当時500歳くらいでした。
額の赤い宝石は魔力眼のように魔力を検知し、周囲をレーダーのように観察することができます。
そのため索敵能力に優れていて奇襲を得意とし、ラプラス戦役でも活躍していました。
スペルド族は戦士の一族で、自分の体から生えた三叉の尻尾が硬質化して抜け落ちると自分の槍として戦闘に使います。
無職転生〜異世界行ったら本気出す〜第19話より引用
この槍は使えば使うほど鋭く、強くなるためそれぞれのスペルド族にとって唯一無二の存在です。
スペルド族はラプラス戦役で、ラプラスから呪いを付与された槍を受け取り使用したせいで敵味方を問わず襲い、殺したため、人族からは恐れられ、魔族からは裏切り者と嫌われています。
ラプラス戦役とは?
約500年前に起きた人族と魔族の戦争。
ラプラス戦役は魔神ラプラスが約500年前に獣族と海族を味方に引き入れて起こした戦争で、開戦から100年ほど続きました。
この戦争で魔族側は人族のほとんどの国を制圧しましたが、ミリス神聖国とアスラ王国の反撃と7人の英雄の活躍によって魔神ラプラスが討ち取られ、人族が勝利をおさめることになりました。
戦後は穏健派の魔王と人族が条約を結び、人族によって外交的に封鎖されていた魔大陸は解放されることになりました。
この時に人族から魔族への差別が条約によって禁止されましたが、人族にはいまだに魔族への差別意識や恐怖が残っているようです。
スペルド族にかけられた呪い
スペルド族が恐れられ、嫌われるのはラプラスが渡した槍のせいです。
スペルド族はラプラス戦役中に人族ではなく魔族まで虐殺し、ラプラス戦役が終わってからも魔族から裏切り者として恐れられています。
ラプラス戦役中、スペルド族の戦士は敏捷で額の赤い眼はレーダーの役割を果たすため、奇襲の精鋭として活躍していました。
何度も勝利をおさめるなか、ラプラスはスペルド族に呪いが付与された槍を授けます。
この槍によってスペルド族の戦士は圧倒的に強化され、人を殺すたびに全能感を味わうようになりました。
ラプラスがスペルド族に授けた槍には次にような特徴があります。
- ラプラスが自身にかかった「人に恐怖される呪い」から逃れるための触媒として授けられた
- 槍が折られるまで人殺しによる全能感にひたり、正気を失って殺戮を続ける
この槍を持って殺戮を繰り返したスペルド族は最終的にスペルド族自身の集落で同族殺しを始め、家族を殺す結果になってしまいます。
しかし、ルイジェルドの息子が呪いの槍を折り、ルイジェルドを正気に戻したことでスペルド族の戦士たちの殺戮を止めることに成功しました。
無職転生〜異世界行ったら本気出す〜第19話より引用
ラプラスが死んだ後も移された呪いの効果は続き、スペルド族とラプラスの共通の特徴である緑の髪を見るだけで怯えられたり、迫害されたりします。
現在のスペルド族の状況
ラプラス戦役から100年以上が経っていても、スペルド族はまだ恐れられています。
その理由について解説します。
現在もスペルド族が恐れられている理由
ラプラスはスペルド族に下賜した槍に狂化の効果をつけることでスペルド族が恐ろしい存在であると人々に印象付けました。
それとともにラプラスとスペルド族共通の特徴である緑の髪が鍵となって、ラプラスはスペルド族に「他者に恐怖される呪い」を移すことに成功します。
この呪いはラプラスの死後もスペルド族に残り、ラプラス戦役を知る人族がほとんどいなくなった現在も人族に恐れられる原因となっています。
緑色の髪を特徴づけて呪いを移しているので、緑色の髪をしていたシルフィが村でいじめられていたり、青色の髪のロキシーがグレイラット家を訪れたときに驚かれたりと、髪色から偏見を持たれることも多いです。
無職転生〜異世界行ったら本気出す〜第2話より引用
時間が経つにつれて呪いの効果も薄まっているようで、ルーデウスの働きによってスペルド族への酷評も減るとヒトガミは助言しました。
スペルド族の生き残りの集落について
戦争後生き延びたスペルド族たちは、ビヘイリル王国で透明狼の討伐を条件に村を作り、生活していました。
透明狼は名前の通り透明な体を持つ狼で、スペルド族の魔力を捉える眼で見れば簡単に捕捉できるので、スペルド族にとってもビヘイリル王国にとっても良い取引になっていました。
ルーデウスが23歳の時に、集落を襲おうとするスペルド族討伐隊を迎撃し疫病から救った後、村は正式にビヘイリル王国に迎え入れられることになりました。
まとめ
- スペルド族は、緑色の髪と額の赤い宝石が特徴
- スペルド族は、額の宝石は第3の眼の役割を果たし、魔力を感知することができる
- スペルド族は、ラプラス戦役でラプラスから授かった槍によって狂い、敵味方を問わず虐殺した
- ラプラスから移された呪いのせいで、スペルド族は戦争から100年経っても恐怖されている
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