「無職転生～異世界行ったら本気出す～」は、理不尽な孫の手原作の人気ラノベ・漫画。
フィットア領に住んでいた人々は、転移事件で世界各地に転移しました。
もちろん、ボレアス家の人々も例外ではありませんでした。
エリスは転移事件発生時ルーデウスと接触していたためルーデウス同じ場所に転移しましたが、エリスの家族は転移事件発生時ボレアス邸にいたのでエリスとは別の場所に転移しました。
この記事では、フィットア領転移事件後のボレアス家の人々の行方と生死について解説しています。
ボレアス・グレイラットとは？
ボレアス・グレイラットは4つあるグレイラット家の一つ
ボレアス・グレイラット家はルーデウスが家庭教師として雇われていたアスラ王国の大貴族で、フィットア領を統治しています。
グレイラット家には4つの家門があり、ルーデウスの父パウロが生まれたのはノトス家です。
ルーデウスもその息子なのでノトス家の人間です。
対してエリスやサウロスはボレアス家の人間です。
ボレアス家とノトス家にはそれぞれ特徴があります。
ボレアス家の人間は獣族の耳や尻尾が好き、ノトス家の人間は好色で女性が好きだと言われています。
ボレアス家の獣族好きの性格のおかげで、ボレアス家の使用人やギレーヌは奴隷として捕らえられていたところをサウロスに救われました。
ボレアス家の人間関係
転移事件前までのボレアス家の当主はサウロスです。
サウロスは武人質で、声が大きく暴力に訴えることも多々あります。
サウロスは孫娘のエリスを溺愛しています。
エリスもサウロスを慕っているせいか性格面で共通点が多く、大声や暴力的な点はそっくりの祖父と孫娘です。
ボレアス家には跡目争いに負けた後継候補は妻との間に生まれた男児を次期当主の養子として取り上げ、一つ下の世代の跡目争いに参加できなくする伝統があります。
跡目争いに参加したサウロスの息子は二人おり、ひとりはエリスの父でサウロスの次男のフィリップ、もうひとりは長男のジェイムズでした。
フィリップとジェイムズの年齢は6歳も離れており、人脈や権力といった実力はジェイムズが圧倒的に有利だったため、フィリップは跡目争いに敗れます。
そのためサウロスの次男でエリスの父であるフィリップは2人の息子をジェイムズに養子として差し出しており、いるはずだった兄弟を失っているエリスにとってルーデウスは弟のような存在でした。
また、エリスの母ヒルダはフィリップのもとに嫁いできたこともあってボレアス家の伝統で息子たちを取り上げられたことに納得していません。
そのため、ルーデウスが家庭教師として雇われた当初は、ジェイムズに取り上げられた息子たちは帰ってこないのにどうして屋敷に他の家の息子がいるのだ、とルーデウスのことを嫌っていました。
しかしヒルダは情に厚く、10歳の誕生日にも家族が祝ってくれないルーデウスに同情。
自分の息子として可愛がってあげたいと思うようになり、エリスに入れ知恵して結婚させようとしました。
エリスの誘いはルーデウスに断られますが、「15歳になったら」とルーデウスとエリスは将来の約束をします。
この約束を覚えていたエリスが転移事件から帰還した際にルーデウスに関係を迫り、二人は結ばれることになるのです。
エリスの家族の転移先と死亡時の状況について
エリスには父母と兄弟、祖父がおり、物語ではジェイムズの養子としてフィリップから取り上げられた兄弟は描写されていません。
父母、祖父は一緒にフィットア領転移事件で転移しました。
そして、父フィリップと母ヒルダは転移先で死亡。
祖父サウロスは転移事件後も生き延びるも責任を取らされ処刑されてしまいます。
「無職転生～異世界行ったら本気出す～」第50話より引用
フィリップとヒルダの転移先
エリスの父母フィリップとヒルダは共に紛争地帯に転移し、身分を証明できなかったことでスパイだと疑われて殺害されました。
同じく紛争地帯に転移したギレーヌがフィリップとヒルダの遺体を埋葬。
その後、ルーデウスとエリスによってアスラ王国にあるサウロスの墓に埋葬しなおされることになります。
サウロスが死亡した理由
エリスの祖父でボレアス家の当主、フィットア領の領主であったサウロスは転移事件後も生き残り、転移事件の復興にボレアス家の全財産を充てようとします。
しかし、ボレアス家の財産を復興に使われてはならないと考えたのが、サウロスの息子でフィリップの兄であるジェイムス。
アスラの上級大臣に手を回し、転移事件の責任をとるという名目でサウロスを処刑に追い込みました。
そして、自身が当主となったのです。
その後のエリス
エリスは転移事件から帰還した後ルーデウスと結ばれますが、今のルーデウスに自分はふさわしくないと考え、ギレーヌと共に剣の聖地へ修行に出ます。
エリスのこの行動はルーデウスを想ってのものでしたが、エリスが残した手紙を見たルーデウスは捨てられたと勘違いし、不能に陥ります
一方エリスはルーデウスへの想いを糧にして剣の腕を上げ、最終的には剣王になりました。
そして、エリスはルーデウスの3人目の妻になるのです。
まとめ
- エリスの家族は父母、祖父と、伯父の養子になった兄と弟
- 父フィリップと母ヒルダは紛争地帯に転移後死亡
- 祖父サウロスは転移事件の責任を負わされて処刑された
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