魔界大帝キシリカは、理不尽な孫の手原作の人気ラノベ・漫画「無職転生〜異世界行ったら本気出す〜」の登場人物。
キシリカの特徴は紫の髪色と頭から生える2本のヤギのツノで、サキュバスのような見た目をしています。
少女、あるいは幼女のような外見に反して言葉遣いは尊大。
魔界大帝であることを隠してはいませんが、初対面の相手にはほとんど信じてもらえません。
この記事では、魔界大帝キシリカ・キシリスのプロフィールや、彼女の能力である12の魔眼について解説しています。
【無職転生】魔界大帝キシリカ・キシリスとは?
キシリカ・キシリスは、魔大陸を統治する魔王より1段階上の称号である、「魔界大帝」を名乗る魔族のことです。
数百から数千年の周期で死亡と復活を繰り返していて、復活時には力が足りず、大人の魔族の外見を維持することができません。
そのため、ルーデウスと出会った時には幼女のような外見でした。
「魔界大帝」という称号を持ってはいますが、言動はおバカそのもので、行動を共にする人々にはよく呆れられています。
彼女は自分が持つ12個の魔眼を他人に分け与えることができ、作中でも気に入った人物に魔眼を与えています。
ルーデウスもそのうちの1人です。
キシリカの声いい感じだったわ。やっぱ井口さんって神なんやな#無職転生 pic.twitter.com/IMcdnhyb67
— kiyo (@kiyo1105adgjm) February 28, 2021
魔界大帝キシリカ・キシリスのプロフィール
- 魔大陸の「魔界大帝」
- 「魔眼大帝」「復活の魔帝」とも呼ばれている
- 年齢は正確にはわからず、何度も死んでいるが1万年ほど前から存在している
- 誕生日:不明
- 外見:ルーデウスと出会った時代では幼女。露出の多い服装とヤギのツノ、紫の髪、青白い肌が特徴
- 魔大陸から出ることができず、魔大陸を放浪している
- 初代魔神の娘
ルーデウスとの出会い
ルーデウスとキシリカの出会いは、ルーデウスがヒトガミの指示でウェンポートの路地裏を歩いている時。
2人が出会う前夜、ヒトガミがルーデウスの夢に現れ、食料を買い込んで路地裏を探索するように指示したからです。
ヒトガミはルーデウスがスペルド族・ルイジェルドと行動を共にするきっかけとなった自称神。
たびたびルーデウスの夢に現れては助言をして、ルーデウスの行動に干渉します。
ルーデウスは夢の中では前世の姿でいるため、前世の姿でいることを強要するヒトガミのことをよく思っていません。
しかし、前回の「猫の捜索依頼を受けよ」という助言の際に深く考えすぎて失敗したことから、今回は素直に助言に従おうと決めたのです。
この時キシリカは、飢餓状態で倒れており、ルーデウスが与えた串焼きによって気力を取り戻しました。
無職転生〜異世界行ったら本気出す〜第28話より引用
そのお礼として、ルーデウスはキシリカから魔眼を受け取ることになります。
復活したばかりのキシリカは、12の魔眼全てを与えることはできませんでした。
ルーデウスに与える魔眼の選択肢は下記6つの魔眼。
- 魔力眼
- 識別眼
- 透視眼
- 千里眼
- 予見眼
- 吸魔
この中からルーデウスは、キシリカから薦められた予見眼を右目に授かりました。
作中No.1のおバカキャラ
魔王より格上の称号を持っていて、死んでもまた数百年後に復活する。
とてもすごい特徴を持っている魔界大帝キシリカ・キシリス。
しかし、その性格は“おバカ”としか形容できないものです。
無職転生〜異世界行ったら本気出す〜第28話より引用
キシリカの喋り口調は尊大で、実に魔界大帝らしいものですが、1番の特徴は笑い方でしょう。
「ファーハハハハハ!」と声をあげて笑いますが、必ずと言っていいほど、笑い過ぎでむせこんでしまいます。
話が面白くて笑う時はもちろん、去り際にも高笑いを残して去って行くので、間抜けな印象が拭いきれません。
また、キシリカは魔大陸を放浪していて、基本的に1人で行動しています。
しかし、復活してから働くこともなければお供もいないため、食料を買うお金を持っていません。
そのため、ルーデウスと出会った時のように、たびたび道半ばで飢餓状態に陥り、死にかけているのです。
キシリカが飢餓状態の時、見つけて助けてくれる人がいなかったら、そのまま餓死していた可能性もあります。
キシリスのフィアンセ・魔王バーディガーディ
魔界大帝キシリカ・キシリスのフィアンセは魔王バーディガーディ。
キシリカは復活するたびにフィアンセを決めています。
ルーデウスが生きている時代のフィアンセはバーディガーディです。
無職転生〜異世界行ったら本気出す〜第66話より引用
魔王とは魔大陸を統治する存在で、30人ほど存在します。
統治といっても王として君臨するのみで、配下の町や地方に干渉しない者がほとんどです。
魔王バーディガーディは、他の魔王と同じように魔大陸の一地域を統べています。
筋骨隆々の肉体と6本の腕を持ち、魔眼によって見ることができません。
奔放な性格で、キシリカと同じようによく笑います。
半端な攻撃では彼の体に傷もつけられません。
もし、攻撃によってばらばらに砕けたとしても、破片を集めて再生してすぐに元の体に戻ります。
12の魔眼について
キシリカは間の抜けた性格ですが、同時に魔界大帝の名前にふさわしい能力を持っています。
キシリカは自分の体内で魔眼を生成して他者に分け与える能力を持つため「魔眼大帝」とも呼ばれています。
最盛期、人族と魔族の戦争である人魔大戦の際には配下の魔族全てに魔眼を授けていました。
彼女の持つ魔眼は12個あり、彼女の状態によって生成できる魔眼のランクは上下します。
ルーデウスと出会った時のキシリカは力が蓄えられていない状態だったので、あまり強い魔眼がなかったようです。
どの魔眼も魔力を制御できなければ持ち主の生活に悪影響を与えるため、魔力の制御を苦手とする保持者は眼帯で魔眼を覆っています。
キシリカがルーデウスに魔眼を与えた時、提示した魔眼の種類は以下の6つ。
魔力眼
- 魔力を直接見ることができる
- あまり珍しい魔眼ではなく、キシリカが言うには1万人に1人程度の頻度で保持者が存在する
- ギレーヌが眼帯で隠しているのも魔力眼
識別眼
- 物体を魔眼で見ると、キシリカの知識の範囲内でその物体の詳細がわかる
- ルーデウスが魔法大学に入学した後の友人クリフがキシリカからもらう
透視眼
- 壁などを透視する魔眼
- 生き物と魔力の濃いものは透視できない
千里眼
- 遠くを見ることができるが、障害物を透視する事はできない
- キシリカは千里眼の上位互換の万里眼を持っているが、完全復活しないと他者に与えることはできない
- ルーデウスは2つ目の魔眼として千里眼を選んだ
予見眼
- 数秒先の未来を見ることができる
- 魔眼への魔力の通し方によって、見える未来の濃淡と、どれくらい先の未来を見るかを調整できる
- 遠い未来は常に変化しているので、見ようとしても多くの映像が同時に見えて、脳に悪影響が出る
- ルーデウスがもらった魔眼
無職転生〜異世界行ったら本気出す〜第29話より引用
吸魔眼
- 魔力を吸う魔眼
- 相手が出した魔力だけではなく自分が出した魔力も吸い取ってしまうので、魔術と同時に使うことはできない
復活の魔帝
キシリカは死んでも数百年後に復活するため「復活の魔帝」と呼ばれている
彼女が生まれたのは1万年以上前です。
キシリカは、2度他者によって殺され、何度も餓死を繰り返しています。
そのため、現在の彼女は復活したばかりで、力がそれほどありません。
しかし、過去には魔界大帝の名に相応しい存在であったと推測できます。
長い年月を生きているため知識量は豊富で、数千年前のことも覚えているので、識別眼から得られる情報量は相当なもののようです。
まとめ
- 魔界大帝キシリカ・キシリスは死亡と復活を繰り返し、1万年ほど生きている
- 作中屈指の“おバカ”キャラで、時折間の抜けた行動を見せる
- 「魔界大帝」以外にも、魔眼を下賜する能力から「魔眼大帝」、復活能力から「復活の魔帝」とも呼ばれる
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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