パウロ・グレイラットは、理不尽な孫の手原作の人気ラノベ・漫画「無職転生〜異世界行ったら本気出す〜」の登場人物。
パウロは主人公ルーデウス・グレイラットの父です。
ルーデウスと同じく髪色は茶色、剣術の使い手であるため体つきはよく、筋肉質であると描かれています。
剣術に関しては天才的で、過去にはS級パーティーのリーダーも務めていたほどの実力者です。
この記事では、ルーデウスの父、パウロ・グレイラットについて解説しています。
【無職転生】ルーデウスの父パウロ・グレイラットとは?
パウロ・グレイラットは、主人公ルーデウスの父。
彼の妻、ゼニスがルーデウスを授かったのは、パウロが19歳の時でした。
ゼニスが妊娠したことで彼は冒険者を辞め、ブエナ村の下級騎士に就きます。
ブエナ村でゼニスと暮らしている時には落ち着いていましたが、パウロは剣士として修行をしていた頃から女性関係にだらしなく、周囲の人たちからはクズであると断定されるような人物です。
『#無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』
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第4話「緊急家族会議」再放送!ルーデウスの母・ゼニスの懐妊に、喜びに沸くグレイラット家。だがそのひと月後…
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— 『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』TVアニメ公式 (@mushokutensei_A) August 1, 2021
パウロ・グレイラットのプロフィール
- 主人公ルーデウス・グレイラットの父親
- ルーデウス以外に、ノルン、アイシャという名前の2人の娘を持つ
- アスラ王国の上級貴族ノトス・グレイラット家の生まれ
- 12歳で冒険者になり、19歳でゼニスと結婚
- 外見:茶髪、筋肉質な肉体を持つ。ルーデウス曰く、DQNのような見た目
- フィットア領ブエナ村の下級騎士であったが、転移事件の際にはフィットア領捜索団を立ち上げた
- 剣神流、水神流、北神流の上級剣士
- 冒険者パーティー“黒狼の牙”の元リーダー
パウロ・グレイラットの過去
アスラ王国の上級貴族の出身で、S級パーティーの元リーダー。
パウロはゼニスと結婚するにあたって冒険者を辞め、親戚筋のツテでブエナ村の下級騎士になります。
その時に頼ったのが、エリスの父親であるフィリップ・ボレアス・グレイラットで、パウロの従兄弟です。
無職転生~異世界行ったら本気だす~第6話より引用
グレイラット家はアスラ王国の上級貴族の家系のことで、ノトス、ボレアス、エウロス、ゼピュロスの四家を本流とします。
パウロはこの内のノトス家の出身で、エリスやパウロの従兄弟フィリップはボレアス家の出身です。
グレイラット家は四家それぞれに特徴があり、ノトス家の人間は女好き、ボレアス家の人間は獣耳好きの傾向があるようです。
パウロは12歳で出奔し、冒険者として活動することになります。
その中で仲間を集め、結成したのがのちにS級になる冒険者パーティー“黒狼の牙”です。
このパーティーにはパウロ以外にゼニス、ギレーヌ、エリナリーゼ、タルハンド、ギースの5人が所属していました。
ゼニス以外のパーティーメンバーは、パーティー解散後パウロと関わることはありませんでしたが、ギレーヌはルーデウスがエリスの家庭教師として雇われる際に顔を合わせています。
他にも、エリナリーゼとタルハンドはロキシーと共に、ギースは単独で、転移事件の際にパウロの家族を救出する手伝いをするなど、仲間らしい一面も見せています。
パウロ・グレイラットが嫌われる理由
無職転生ファンの中には、パウロが嫌いというファンが少なからず存在します。
なぜパウロは嫌われているのでしょうか?
女好きのクズ
パウロは前述のようにパーティーや捜索団のリーダーを務める実力とカリスマを持っていますが、女性関係には非常にだらしなく、冒険者として冒険を続ける中でも数々の女性に手を出してきたようです。
女癖の悪さは10代前半から発揮していたようで、水神流の道場で紅一点だったリーリャに夜這いをかけたこともあります。
それもあって、ゼニスと結婚する際には「絶対に他の女性に手を出さない」という約束までしました。
しかし、ゼニスが第2子であるノルンを身ごもっている最中、メイドとしてパウロに仕えるリーリャに手を出して妊娠させてしまいます。
無職転生~異世界行ったら本気だす~第5話より引用
ルーデウスの巧みな弁明によって離婚やリーリャの解雇は避けられましたが、その後はゼニスに頭が上がらなくなってしまいます。
頑固で思い込みが激しい
また、パウロが嫌われる理由としてもうひとつ、頑固で一度そうと思い込むと人の話を聞かないことがある、ということが挙げられます。
たとえばルーデウスがシルフィを村の子供たちから助けた時、パウロはシルフィをいじめていた子供たちの母親がした話を信じ込み、その後のルーデウスの弁明を言い訳と決めつけて一切聞こうとしませんでした。
無職転生~異世界行ったら本気だす~第4話より引用
結局、ルーデウスはパウロに話を聞いてもらい、釈明することに成功しますが、素直に謝らないからと1度殴られることになります。
また、転移事件の後に初めて再会した時もルーデウスの事情を考慮せずに辛い言葉をかけてすれ違ってしまうなど、一度反省したとは言っても追い詰められた状況では元からの性格が濃く出てしまうようです。
パウロ・グレイラットの強さや流派についても
パウロは冒険者時代にS級パーティーで剣士をしていたことからもわかるように、剣術の実力は相当なものです。
また、この世界には王道の流派が3つあり、流派ごとに攻守の特徴が異なります。
パウロ・グレイラットの強さ
パウロは剣術の天才で、3流派の上級剣士。
剣士対剣士の戦いだけではなく、魔術を使う敵に対しても対応できます。
パーティーで魔物に対峙するときはもちろん、少数で行動する際にもその実力を遺憾なく発揮することができます。
剣神流
速度と攻撃力に重きを置いた剣術で、「無音の太刀」や「光の太刀」という必殺技が特徴。
奥義「光の太刀」を習得した剣士は剣聖として認められる。
水神流
防御とカウンターを主体とした剣術。
修練を積んだ剣士は魔術すらも跳ね返すことができる。
北神流
剣神流、水神流とは異なり、ケガの処置や手足の欠損を前提とした実践的な剣技に重きを置いている。
北神流の中でもそれぞれの戦闘スタイルにあった派閥に属し、一言で北神流と言っても戦い方はさまざま。
このように全く違う戦術をとる3つの流派をパウロは上級まで修めています。
S級冒険者パーティーのリーダーを務めるに相応しい実力です。
無職転生~異世界行ったら本気だす~第6話より引用
パウロ・グレイラットの最期
しかし、魔物相手の戦闘に長けたパウロも、迷宮の守護者である強力な魔物の攻撃からルーデウスをかばって最期を迎えました。
パウロは転移事件によって迷宮内の結晶に閉じ込められたゼニスを救出する際、迷宮の守護者である魔物との戦いの最後で命を落とします。
フィットア領転移事件で、パウロとノルン、リーリャとアイシャはそれぞれ接触していたため同じ場所に転移しましたが、ゼニスだけは単独で転移し、ベガリット大陸の迷宮内の結晶に閉じ込められていました。
迷宮内から出ることのできないゼニスを救出するため、ルーデウス、ロキシーと元“黒狼の牙”メンバーによって迷宮攻略が決行されます。
ゼニスが閉じ込められた結晶を守る最後の敵は、9本の首を持つヒュドラでした。
パウロたちはなんとかヒュドラの再生能力を封じ、9本の首を切り落とすことに成功しますが、死にかけたヒュドラは頭のない首を振りまわし、ルーデウスを襲いました。
死の危機に瀕したルーデウスを守るため、パウロはルーデウスを突き飛ばしました。
しかしそれによってパウロ自身は攻撃から逃れられず、下半身を失って死んでしまいます。
死の間際、下半身を失った父を呆然と見つめるルーデウスに、パウロは安堵したような表情を浮かべ、力尽きます。
転移事件以降、家族を守るために奔走してきた父親の人生は妻と息子を救って幕を閉じました。
まとめ
- パウロは、アスラ王国の上級貴族の生まれである
- パウロは、家を出てからは冒険者として活動、S級パーティーのリーダーだった
- パウロは、冒険者時代は女癖が悪いことで嫌われていたが、ゼニスと結婚してからは家族を大切にしている
- パウロは、3大流派の剣術をそれぞれ上級まで習得している
- パウロの最期は、ルーデウスを魔物の攻撃から守って死んだ
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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