門倉利運(かどくらとしゆき)は、野田サトル原作の『ゴールデンカムイ』に登場する人物。
網走監獄の古株の看守部長で、やる気はありませんが、新人看守の宇佐美上等兵をスパイと見抜く鋭さがあります。
網走監獄襲撃後は、土方歳三の一味となってアイヌの金塊探しに奔走。
また門倉は、アイヌ人のキラウシと仲が良く、一緒に行動することが多いです。
この記事では、門倉利運の年齢やモデル、刺青と正体について解説します。
ゴールデンカムイ|門倉利運看守部長の年齢やモデルは?
ソフトモヒカン風のヘアースタイルで典型的な中年の門倉看守部長。
門倉看守部長の年齢や実在するモデルがいるのかについて解説します。
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門倉看守部長の年齢は?
門倉部長の年齢は、作中で詳しく書かれていないので不明です。
ゴールデンカムイ公式HPでは、門倉部長の年齢は、“牛山のちょっと上”と記載されていています。
SNS上の情報では40代後半から50代前半という説が有力。
ちなみに誕生日は7月7日で、(凶運なのに)まさかのラッキーセブンです。
門倉看守部長の性格は?
勝てないケンカはしない主義で、何事も無難にやり過ごします。
犬童典獄に無能扱いされても、感情的にならず受け流すことが平気。
宇佐美の始末に失敗したことを、犬童典獄に報告しなければならなかった時も、巧みにウソを織り交ぜ、その場を取り繕いました。
門倉看守部長の能力(凶運)は?
戦闘能力は皆無で、冴えない中年の門倉ですが、宇佐美をスパイだと見抜いた洞察力はなかなかのもの。
特筆すべきは、門倉部長は最強の凶運を持っていることです。
「俺はそういう星の下に生まれたんだ」と門倉本人が言うように、凶運は今に始まったことではありません。
- 子供の頃、野焼きで門倉の家だけが全焼
- 中学生の時、雪で隠れた肥溜めに(40人の中で)門倉のみ落ちる
幼いころから「凶運の星」を持っていると自覚し、諦めているようです。
作中に門倉部長の凶運エピソードはたくさんありますが、ここでいくつか紹介しましょう。
刺青人皮の元囚人関谷輪一郎との対決時 | 行方不明の土方を探しに阿寒湖へ向かった門倉。
釣り人のふりをしている関谷から、門倉たちに何匹かワカサギを譲ってもらいました。 しかし、ワカサギ1匹に致死量の毒が仕込まれていたのです。 キラウシから受け取った門倉は、滑って転んで、ワカサギがすべて氷の穴に落ちました。 門倉がワカサギを落としたことで、食べずに命拾いをしたのです。 門倉の凶運が発揮された瞬間です。 |
養蚕所で関谷との直接対決時 | 土方を早く探さないと命に係わる緊急事態。
丸薬を飲んだら土方の居場所を教えるという関谷が出した取引条件に対して、門倉は土方を助けるため、命と引き換えに丸薬を飲みました。 それは運悪くトリカブトの毒。 もうダメだ…と思った門倉は、毒の苦しみから早く逃れたい思いで、さらに毒薬を飲み込みました。 ところが、それはトリカブトの毒ではなく、偶然にもふぐの毒。 トリカブトの毒とふぐの毒を同時に摂取するとお互いの毒を打ち消し合う作用が働きます。 無毒化されて、門倉は助かりました。 なぜ自分が助かったのか分かっていませんが、またもや凶運を発揮。
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札幌麦酒工場での事件 | 火災に巻き込まれ一酸化炭素中毒になり昏睡状態の門倉。
札幌麦酒株式会社に取り残され、建物も倒壊し始めました。 絶体絶命の門倉。 誰もがもうダメかもしれないと思ったその時、崩れ行く建物から、門倉がボールのようにころころ転がり、建物の間を渡っていきます。 まさにピタゴラスイッチのような動きです。 挙句の果てに、布団の上にそっと着地した門倉の上に掛布団がふわっとかかる始末。 それでも門倉は、すやすやと寝ているのでした。 この現象は、カムイファンの間で「門倉スイッチ」とよばれています。 |
門倉は運が悪い「凶運」ではなく、実は周りの人も巻き込むほどの「強運」を持った人なのです。
門倉看守部長のモデルは?
門倉看守部長のモデルはいないようで、本作のオリジナルキャラクターです。
刺青と正体についても
門倉看守部長がなぜ刺青をしているのか、また門倉看守部長の裏の顔を解説します。
表の顔と裏の顔(正体)
門倉の表の顔は、部下の面倒見はいいが、仕事のやる気はなく、面倒ごとに関わらない事なかれ主義者。
犬童典獄から「役立たずと辞書で調べたら門倉がでてくる」などとバカにされても、反抗することもなくやり過ごしてきました。
網走監獄の看守歴7年。
脱獄事件があっても異動することなく網走監獄に残れたのは、「無能」を演じてきたからなのです。
「無能」演じる門倉の目的とは、犬童典獄の動向を探り、のっぺらぼうを監視すること。
門倉の裏の顔は、土方歳三の内通者だったのです。
門倉の父と土方歳三がかつて一緒に戦った仲間だった縁から門倉自身も土方を慕い忠誠を誓っています。
また、門倉は自分の命を土方に捧げても構わないという義理堅い男なのです。
「ゴールデンカムイ」の門倉看守部長が職を追われても悔いがないほど土方に尽くすのも、「元土方の部下(元幕軍)」だった父の関係もあったのだろうと。 pic.twitter.com/Z6e8uFBxrN
— SOW@新作出すよ (@sow_LIBRA11) November 15, 2021
刺青についても
実は、門倉が最後の刺青人皮の持ち主でした。
刺青囚人の脱獄事件が起こった後、のっぺらぼうから極秘で刺青を彫らせろと言われたためです。
ゴールデンカムイ 257話 ネタバレ感想 門倉さん背中に刺青説確定!!! https://t.co/WIoulokDug #ゴールデンカムイ #金カム pic.twitter.com/jMVvioEXxI
— ゴールデンカムイまとめ (@gk_matome) October 21, 2020
刺青が揃っていくにつれ、すべての刺青がなくても暗号が解けるということ、また門倉部長の刺青が他の刺青人皮と同じだったことが判明。
門倉部長の刺青は無くても影響がないと思われました。
ところが、五稜郭内で永倉が鶴見中尉を説得している時のこと。
土方が広げた刺青人皮を見ているところに門倉がやってきました。
その勢いで、門倉の刺青の写しが風に舞い上がり、星型の中心へふわっと落下。
門倉の入れ墨に彫られた「馬」の文字と、偶然刺青人皮が落ちた場所を見た土方は「強運の男が運んでくれた幸運の風が我々を勝利に導こうとしている」とつぶやきます。
このことで、アイヌの埋蔵金が隠されている場所が、五稜郭内にある馬用の井戸と判明。
門倉の刺青は、埋蔵金の在りかを発見するカギだったのです。
まとめ
- 門倉は、土方の内通者として網走監獄に駐在
- 門倉は、24番目の刺青人皮
- 門倉は、凶運ではなく幸運&強運の持ち主
- 門倉の刺青人皮は、埋蔵金の在りかを探すのに重要な鍵
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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