都丹庵士は、野田サトル原作の『ゴールデンカムイ』に登場する人物。
網走監獄を脱獄した刺青脱獄囚の一人です。
失明する原因をつくった網走監獄の典獄である犬童四郎助に恨みを持つ都丹庵士。
盗賊となって仲間を率いていましたが、土方歳三一派に属しアイヌの埋蔵金の行方に奔走します。
この記事では、都丹庵士の年齢やモデル、目的や最後どうなったかについて解説します。
ゴールデンカムイ|都丹庵士(とにあんじ)の年齢やモデルは?
耳には集音器、ベストを羽織り、腰にはガンマンベルトを着用するスタイルの都丹庵士。
都丹庵士の年齢やモデルとなった人物がいるのかを解説します。
【Happy birthday🎉】
本日1月18日は、TVアニメ『ゴールデンカムイ』の盲目の盗賊団の親玉!刺青を持つ脱獄囚のひとり 都丹庵士役・水島裕さんの誕生日です!
水島さん、誕生日おめでとうございますッ!!#ゴールデンカムイ pic.twitter.com/szAjJMh65p— TVアニメ『ゴールデンカムイ』公式 (@kamuy_anime) January 18, 2019
都丹庵士の年齢などプロフィール
都丹庵士の年齢ですが、作中では明らかにされていません。
若い頃の土方を知っていること、土方に対して敬語使っていること、そして白髪から推測すると60代後半が有力です。
網走監獄投獄時に硫黄山の苦役により、盲目になってしまいます。
土方歳三に再会するまでは、盲目の元囚人たちを率いて屈斜路湖周辺で盗賊をしていました。
集団で行動し、用心深く月の出ない新月を狙って襲う手口。
生きるためには闇の中で仕事をするしかありませんでした。
都丹庵士の性格は?
囚人たちの命と光を奪った犬童典獄や鉱山会社から全てを奪うことを達成するためだけに、意欲を燃やす執念深い性格。
都丹庵士が主導して犬童の犠牲となった盲目の元囚人たちを率いています。
目が見えないため盗人をするしかなかったが、無関係の人は傷つけていないことを信条としていました。
そして受けた義理は必ず返す男です。
見た目は、厳しそうでとっつきにくそうですが、都丹庵士のクスッと笑えるエピソードがあります。
網走監獄潜入を先導する都丹庵士でしたが、早々に看守に見つかるというハプニング。
杉元や白石から「耳糞詰まっている」「聞き逃してるんじゃねーよ」となじられてしまいます。
また尾形上等兵がオオハクチョウを捕まえてきた時の事。
キラウシは「白鳥を食べると将来白髪になる」とアイヌの言い伝えを話します。
「白髪になるのが嫌だからと食べない」という都丹庵士に対して、完全な白髪だと指摘する牛山。
知らないうちに白髪になっていることにショックを受ける都丹庵士でした。
都丹庵士の能力は?
硫黄山の苦役の末、亜硫酸ガスを吸い込んだことにより、完全に視力を失いました。
視力を失った分、聴力に特化します。
舌を鳴らし音を反響させ、それを利用して正確な人や物の位置を把握できる「反響定位」という技能を持っていました。
個人で戦わず、手下が相手の動きを止め、都丹庵士が銃で撃つというコンビネーション戦法です。
都丹庵士の左右の耳についている集音器を使うことで、より精度の高い射撃ができます。
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また嗅覚も発達していて、血の匂いにも敏感です。
しかし、都丹庵士にも弱点があり、耳を酷使しているために大砲などの爆発音などの大きな音は苦手です。
都丹庵士のモデル(元ネタ)は?
名前から、アメリカの俳優「トニーアンソニー」がモデルとされています。
#ゴールデンカムイ#都丹庵士#トニー・アンソニー pic.twitter.com/5enJA0nG6r
— レオ (@leopon41) June 3, 2017
トニーアンソニーは、主にマカロニウエスタン役を演じたことで有名になった方です。
1971年に「盲目ガンマン」という映画で主人公を演じています。
「盲目ガンマン」は、日本映画「座頭市」に影響を受けて作られた作品と言われています。
都丹庵士の目的と最後どうなったかについても
なぜ都丹庵士は土方と共に網走監獄へ行ったのか、また都丹庵士の最後について解説します。
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土方歳三との関係
都丹庵士の収監されている罪状は不明ですが、若かりし頃の土方を知っています。
脱獄後は、都丹は土方歳三に3度命を救われています。
一度目 | 屈斜路湖で、犬童や鉱山会社の刺客と勘違いして杉元らを襲った際、逆に杉元に追い詰められましたが、間一髪のところで土方の仲裁で死を免れた。 |
二度目 | 犬童に復讐を果たそうと土方と共に網走監獄の教誨堂へ乗り込んだ際、犬童に不意を突かれて、鉄球を頭に受けて戦闘不能になってしまった都丹庵士。しかし土方歳三が犬童を成敗したうえ、代わりに復讐を果たしてくれた。 |
三度目 | 登別温泉で按摩師として潜伏した際、有古力松が起こした雪崩に巻き込まれる事態。有古力松に連れていかれる寸前で土方歳三に遭遇して難を逃れる。 |
都丹庵士のピンチの時に何度も助けてくれたうえ、耳の事まで心配してくれる土方に頭が上がらない都丹庵士。
都丹庵士にとって土方は、自分の命と引き換えにできる存在なのです。
都丹庵士の目的(犬童典獄との因縁)
硫黄山に派遣された囚人は、生きて帰れないと言われていました。
硫黄は火薬などの原料として採掘される重要な資源ですが、その反面、採掘のために絶えず噴き出す亜硫酸ガスでたくさんの死者や失明者を出します。
半年で44名もの囚人が亡くなったため、一度は閉山したほどです。
しかし、密かに犬童典獄が囚人の貸し出しを再開。
どうしても武器購入の資金が必要だったからです。
都丹庵士が盲目なのは、硫黄山での亜硫酸ガスが原因。
都丹庵士は苦役の犠牲者であり、囚人たちの命と光を奪った鉱山会社と犬童だけは、絶対に許せないと憎悪の念を燃やし続けています。
最後どうなったかについて
3回も命を落としかけながら、土方によって命を救われた都丹庵士。
アイヌの埋蔵金を巡り、五稜郭での第七師団との決戦のことです。
おはよー。
今夜放送の「ゴールデンカムイ」が、都丹庵士の最後かも?
ぜひ、見てくださいな。
さぁ、今日も笑顔でいきましょう❗️#ゴールデンカムイ#都丹庵士 pic.twitter.com/HrgBwO2fif
— 水島裕 (@goofyalice2013) December 17, 2018
研ぎ澄まされた都丹庵士の聴力により、二階堂一等卒が土方を狙っていることを察知。
土方歳三がいなかったら今を生きていなかった都丹庵士は、土方を庇い、銃弾を受けます。
「どうせオマケの人生、少しでもあんたの寿命の足しになれば」と、土方歳三を逃しました。
そして、被弾してもなお、拠点を守り続けました。
瀕死の都丹庵士は塹壕に腰かけ、音のない静寂の中、真っ白な世界へと旅立ちました。
まとめ
- 都丹庵士は、硫黄山の苦役により失明
- 都丹庵士の年齢は、60代後半が有力
- 都丹庵士は、犬童典獄に相当な恨みを持っている
- 都丹庵士は、土方のために命をささげた男
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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