ゴールデンカムイ|チカパシの名前の意味は?谷垣やエノノカとの出会いと別れについても

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チカパシは、野田サトル原作の『ゴールデンカムイ』に登場する人物です。

家族が無く天涯孤独の北海道アイヌ少年。

谷垣たちと出会い、旅を通して心も大きく成長していきます。

樺太でエノノカというアイヌの女の子と出会うことで、チカパシの運命は変わることになるのです。

この記事では、チカパシの名前の意味と谷垣エノノカとの出会いと別れについて解説します。

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目次

ゴールデンカムイ|チカパシの名前の意味は?

チカパシのプロフィールと目的

疱瘡で両親が亡くなってしまい、アシリパのコタンの人たちによって育てられました

コタンの子供たちと遊ばず、狩りには興味があります。

エノノカホホチリ(額に付ける装飾)をつけられているので、10歳ぐらいと推測できます。

チカパシは、性的なことに一番興味があるようです

トカプ(おっぱい)と口に出して言ってみたり、インカラマッのおっぱいを触わることもあります。

あと、自分のちんちんを出したり、触ったりという具合です。

しかし、ある時谷垣インカラマッのオチウ(性交)を見てしまい、あまりの衝撃で怖くて号泣してしまいました。

家族を幼いころに亡くしているので、「家族」というものに憧れを抱いているチカパシ

インカラマッ谷垣と三人で「家族」のふりをして行動しています。

とくに、谷垣を慕い尊敬しているようです

チカパシの能力は?

狩りに興味があり谷垣と共に行動します。

鹿の解体も手伝いました。

エノノカがクズリに襲われた時、身を挺して守った勇敢さがあります。

クズリを二瓶鉄蔵の銃で撃とうとしますが、まだ子供なので使いこなせません。

谷垣の支えで、クズリを仕留めることができました。

樺太アイヌの男がエノノカのマキリ(ナイフ)を奪い、人質にされた時、チカパシは自分のマキリ用のケースをはめて、エノノカを傷つけないように機転を聞かせたこともあります。

考え方はまだ幼いですが、とても勇敢な少年です。

チカパシの名前の意味は?

「陰茎を立てる」 陰茎(チカプ)+立つ(アシ)すなわち「勃起」です。

アイヌは、あえて汚いものや本人の出来事にちなんで珍妙な名前をつける慣習があります

チカプは本来「鳥」を表す言葉。

陰茎は、一種の隠喩である。

谷垣との出会いと別れについても

チカパシと谷垣の出会いは?

オソマの父マカナックルと森で鹿狩りをしていた時に、木の陰から狩りの様子を見ていました。

狩りを楽しんでいるチカパシを見て、谷垣は、少年時代の自分と重ね合わせます

鹿解体をするために、チカパシに松の葉を集めるように言いつけたことから、谷垣との交流が始まりました。

ある日アシリパフチの元に連れて帰るため、インカラマッと一緒にコタンを後にします。

茨戸で、チカパシが隠れてついてきたことが判明。

勝手についてきた上、コタンの人たちが心配しているので、いったんコタンに帰るように諭します。

チカパシには心配する家族もいないし、インカラマッが占いでチカパシを連れていくことが吉と出たので、家族のふりをしながら旅に出かけました。

チカパシと谷垣の別れについて

本当の家族ではなくても一緒に行動していた二人。

アシリパ奪還に樺太へ行く際もチカパシは鯉登少尉の荷物の中にアイヌ犬りゅうと一緒に紛れ込んでいました

そこで樺太アイヌのエノノカと出会いました。

樺太の各地をエノノカを含め、アシリパを探しに行きます。

奪還後、アシリパがアイヌ文化を後世に残すために活動写真を撮ることになりました。

アシリパが監督した「斑文鳥の身の上話」という題材で、チカパシが主演です。

エノノカヘンケとで三人家族になったシーンを見たチカパシの表情はとても感慨深げでした。

出来上がった活動写真を見ているとき、谷垣チカパシエノノカとの距離が近いことに改めて、気づきます。

アシリパたちが日本に向けて帰ることになり、ヘンケたちの別れの日。

谷垣たちと一緒に日本に帰ると決めていましたチカパシ

しかし、犬ぞりから落ちたチカパシはそりの方へすぐに戻らず、立ちどまったままでした。

谷垣は、その姿をみて、チカパシとの家族同然に過ごしてきた思い出がよみがえります。

しかし谷垣は意を決し、涙ながらに、樺太に残って自分の本当の家族を作るようにチカパシに促しました

チカパシは、谷垣の言葉で樺太に残ることを決意。

そして、チカパシは、別れゆく谷垣にお願いをしました。

それは、インカラマと本当の家族になること、アシリパを無事に連れて帰ること、フチを元気にさせることでした。

二瓶鉄蔵から受け継いだ銃をチカパシに渡す谷垣

チカパシに、狩りを行ってヘンケたちに恩をかえすこと、そして銃は、カラダが大きくなるまではまだ使わないことを約束させました。

支えなしで銃を使うときは、一人で立つこと。

「勃起」とは、男が独り立ちするという意味もあるとチカパシは理解しました

エノノカとの出会いと別れについても

チカパシとエノノカの出会いは?

アシリパを追いかけて樺太に向かったチカパシたち。

聞き込みの末、アシリパが森の中へ行ったという情報でしたが、そこにいたのは樺太のアイヌの女の子でした。

エノノカといい、フレップ(こけもも)をたくさん食べ過ぎてゲボしたから付けられた名前

森の中を一人で歩いてた理由は、おじいさんのヘンケの耳が悪いせいで、エノノカが犬ソリから落ちたことも知らず、置いてきぼりにされたことでした。

それがチカパシエノノカの最初の出会いです。

樺太の各地を移動していくうちに、年齢も近いせいか気の合う二人でした。

チカパシとエノノカの別れについて

チカパシと別れの日、エノノカは、涙ながらにチカパシにさよならと言わず、また来る日まで待つと伝えました。

そして、エノノカの父の形見であるホホチリ(おでこの飾り)が切れても失くさないこと、忘れないでほしいと約束し別れることになります。

みんなでそりに乗って帰ろうと犬ぞりを走らせました。

エノノカの声で振り向いたチカパシは犬ぞりから転げ落ちてしまいました。

エノノカたちと家族を演じた活動写真のシーンのことを思い出し、立ち止まってしまいます。

それを見ていた谷垣が、チカパシにこの樺太にとどまることを助言

谷垣が言ってくれた言葉で吹っ切れたのか、ここで本当の家族を作ることに決めました。

二瓶の相棒だったアイヌ犬リュウもまた、そりの先導犬「イソホセタ」に昇格して、自分の居場所を見つけたチカパシと共に樺太に残ります。

まとめ

  • チカパシの意味は「陰茎を立てる」という意味
  • 谷垣とチカパシは、鹿狩りで出会い、樺太で別れた
  • チカパシは、エノノカと新しい家族を作るため、樺太に残った

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この記事を書いた人

漫画とワインが大好物。お気に入りの作品について書き綴っています。

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