ゴールデンカムイ|犬童四郎助典獄の年齢やモデルは?土方への恨みと最後についても

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犬童四郎助(いぬどうしろすけ)は、野田サトル原作の『ゴールデンカムイ』に登場する人物。

「ここは私の監獄だ。勝手な真似をするやつは農園の肥料にしてやる」と豪語し、網走監獄の典獄(刑務所長の旧称)として君臨していました。

旧幕府軍の土方歳三も戦った箱館戦争で実兄を亡くし、未だに土方への恨みを持ち続けている犬童典獄

犬童典獄は、私情で土方を網走監獄に幽閉していました。

この記事では、犬童四郎助の年齢やモデル、刺青と正体について解説します。

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目次

ゴールデンカムイ|犬童四郎助典獄の年齢やモデルは?

鋭い眼光と白髪のヘアースタイルであごひげが特徴の犬童典獄

犬童四郎助典獄の年齢やモデルについて解説します。

犬童四郎助の年齢は?

白髪であごひげも白いことから年配であることは確実ですが、作中で詳しく書かれていないので、年齢は不明です。

土方歳三72歳ぐらいと推測されているので、犬童典獄の年齢はおそらく60代ではないでしょうか?

作中では土方歳三の外見は、年を取るごとに老いていきましたが、犬童典獄の見た目は、あまり変化がありませんでした。

犬童四郎助の性格は?

犬童典獄は、「厳格で潔癖な規律の鬼でありながら自分を私情で幽閉する矛盾を持ち合わせている」土方が称するように、典獄としての職務は厳格に遂行していますが、水面下では、職権乱用しています

実際、アイヌの埋蔵金を目当てにしており、のっぺらぼうを監禁。

土方一派が再び網走監獄へ潜入すると見越して、偽のっぺらぼうを準備するなど手抜かりがありません。

また、教誨堂の地下には、犬童独自で刺青人皮について情報を集めていた形跡もありました。

網走監獄の囚人たちに軍備増強と武器購入する資金確保のために違法とされた硫黄山で強制労働をさせる犬童典獄

都丹庵士のような目が見えない囚人を多く輩出し、相当の恨みをかうほどです。

また、月形樺戸集治監で典獄を務めていた時、薩摩藩の囚人と接する機会が多く薩摩の方言を流暢に使いこなせる一面もあります。

一見酒が強そうに見える犬童ですが、実は下戸であり、全く酒が飲めません。

土方が再び網走監獄に来る時に備え、自らの手で土方を葬るために毎日の鍛錬を欠かすことはありませんでした。

犬童四郎助のモデルは?

厳格で規律の鬼である犬童のモデルは、網走刑務所の初代典獄である有馬四郎助(ありま しろすけ)だといわれています。

有馬は囚人たちから「鬼典獄」と恐れられる存在であったようです。

網走監獄について

網走監獄は、北海道東部・網走に1890年(明治23年)に建てられた日本最北端の牢獄

周囲三方向に山と一方には網走川があり、真冬になるとマイナス20度となる極寒の地です。

殺人犯などの重罪人を収監する日本一過酷で厳重な監獄。

五翼放射状舎房であり、脱獄ができないように舎房全体が見渡せる位置に六角形の見張り所があります

土方への恨みと最後についても

なぜ犬童典獄土方を恨んでいるのか、また犬童典獄土方の死闘について解説します。

土方への恨み

犬童典獄は、明治政府側の人間であり箱館戦争で実兄を亡くし、対立していた旧幕府軍の土方への恨みは根深いものでした。

「サムライ」という生き方を貫いている土方が気に食わない犬童典獄

表向きでは土方が死んだように偽装し、政府にも隠し、処刑もせず政治犯として30年以上監獄に幽閉してきました

看守剣術師範として月形樺戸集治監20年間出入りしていた永倉新八さえも知らなかったのです。

犬童「光が消えるのをまっている。奴の眼から光が消えたら吊るしてやる」というように、野心や生命力あふれる土方から、何もかも無くなってしまう時を待っているからです。

犬童は、月形樺戸集治監から網走監獄に転属する時、土方も一緒に移送するほど土方への執着は異常でした

犬童典獄の最終目的は、土方を明治政府へ服従させ自分の配下に置くことなのです。

犬童四郎助の最後

網走監獄内の教誨堂の地下から出てきたのっぺらぼうに気を取られている土方の左手に手錠をはめる犬童典獄

犬童典獄は、死がふたりを分かつまで…と言い放ちました。

お互いの手を手錠で繋ぎ、どちらかが死ぬまで戦い続けるデスマッチ。

刀と刀がぶつかり合い、両者一歩も引かない状態です。

隙をついて土方の左腕を斬りつけた犬童典獄

「命乞いをしろ!私に服従し、私の部下になれ 毎朝私の靴を磨きご機嫌をとれ!!」

しかし、犬童土方から言動の矛盾点や核心部分を突かれてしまいます。

土方の挑発にいら立ちが頂点に達した犬童が自分の方に鎖を引いた瞬間、土方は、手に貯めていた血を犬童の眼めがけてぶっかけました。

視界が遮られた犬童は、土方の刃によって致命傷を負います。

それでも、土方に掴みかかろうとしましたが、ついに力尽き、膝から崩れ落ちます

敗北を認めた犬童「やれ。最後のサムライ」と言い残し、土方に斬首されたのです。

まとめ

  • 犬童四郎助は、典獄の地位を利用し私物化している
  • 犬童四郎助は、兄を箱館戦争で亡くし、旧幕府の土方を恨んでいる
  • 犬童四郎助は、土方に負けを認め斬首される

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この記事を書いた人

漫画とワインが大好物。お気に入りの作品について書き綴っています。

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