ゴールデンカムイ|月島軍曹がロシア語得意な理由は?いご草は彼女なの?

月島基(つきしまはじめ)軍曹は、野田サトル原作の『ゴールデンカムイ』に登場する人物です。

大日本帝国陸軍第七師団に所属しており、階級は軍曹。

戦友の遺族たちのために軍事政権の樹立を目指して、アイヌの金塊を狙う鶴見中尉の腹心の部下である。

父親殺しの死刑囚であったが、鶴見中尉の工作により、恩赦を受けていたことが明かされ、大きくイメージが変わった人物である。

この記事では、鶴見中尉一派の主要キャラである月島軍曹について解説します。

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ゴールデンカムイ|月島基(つきしまはじめ)軍曹がロシア語得意な理由は?

月島軍曹とは?

日本陸軍第七師団の鶴見中尉一派に属する軍人である。

鶴見中尉一派のなかでも、鶴見中尉にとくに忠実に従っている

沈着冷静で、鶴見中尉からの信任も厚い。

アシリパ奪還のため、杉元たちとともに樺太へ渡ったときも、杉元たちの処遇を一任されているほどである。

その一方で、熱狂的に心酔する鯉登少尉や、宇佐美上等兵とはちがい、忠義を尽くしながらも、心情的に一定の距離感を保ち、観察する様子も見られていた。

149話『いご草』で、佐渡島出身でかつては悪童であったこと、『いご草』という幼馴染がいたこと、父殺しの死刑囚であったことが明らかになる。

月島軍曹の性格は?

冷静沈着な常識人。

つねに真顔ではあるが、面倒見が良く、細やかな気遣いも見せる。

たとえば、鯉登少尉が、鶴見を慕うあまり、まともに話せない様子を、「面倒くさい」としながらも、通訳したりなど、フォローも欠かさない。

強烈なキャラクター揃いの鶴見中尉一派の中でも、良心的な存在であった。

だが、過去が明らかになり、鶴見中尉に対し、忠誠心だけではなく、複雑な感情を抱いていることが発覚。

「鶴見中尉を最後まで見届ける」という、負の情念や、執念深さも持ち合わせていることが明らかになった。

月島軍曹の能力は?

陸軍最強と謳われ、北鎮部隊の異名をもつ第七師団。

その第七師団に所属し、奉天会戦も生き抜いた月島軍曹も、鍛え抜かれた肉体、高い戦闘能力を備えている

江渡貝と偽の刺青人皮をめぐり、夕張での炭鉱事故に巻き込まれながらも、無事に帰還したことや、網走監獄襲撃の際にも危なげなく任務を果たしたことからも明らかである。

冷静に判断し、的確な行動をとることができる状況把握も強み。

また、鯉登少尉の補佐を務めたり、ロシア語の通訳もこなし、作中では数少ない、実務能力の高さも持ち合わせている。

月島基軍曹がロシア語が得意な理由は?

鶴見中尉は、父親殺しの罪で投獄されていた月島軍曹に恩赦を受けさせるため、ロシア語に堪能であると上層部に報告。

この時点の月島は、ロシア語はまったく話せない状態であったので、虚偽であるのだが、鶴見中尉から「死ぬ気で勉強しろ!」と一喝され、習得。

月島のロシア語の能力は、樺太編で、通訳として活躍する姿で確認できる

いご草は月島の彼女だった?

いご草とは?

いご草とは、新潟の名物の海藻「えご草」のこと。

月島の生まれ育った佐渡島では、「いご草」という。

ゴールデンカムイ作中では、月島の幼馴染のことを指す。

鶴見中尉は「えご草ちゃん」と呼ぶ

子どもの頃から、癖の強い髪の毛のことをからかわれていたが、月島だけが「その髪が好きだ」と伝えていた

他の島民からは、父親が嫌われ者であることもあり、「悪童」「荒くれもの」「糞ガキ」など呼ばれる月島であったが、いご草だけが、月島のことを「基ちゃん」と呼んでいた

「駆け落ちするために、一度だけ帰ってくる」と告げて、いご草も受け入れていた様子なので、相思相愛であったと言える

後姿のみの描写がほとんどだったが、231話に登場した容姿は、かなりの美人。

276話で、金子花枝子の従兄弟の元に、嫁いでいることをにおわせる描写がある。

いご草は彼女だったのか?

大切に思い合い、将来を誓った2人。

言わば婚約者で、相思相愛という意味では、彼女と言えるかもしれない

だが、肉体関係があったとは考えにくい。

明治・大正時代は、女性は、親の決めた相手に嫁ぐのが一般的であり、貞節に厳しかった。

その後、三菱の幹部の息子に嫁いでいる様子からも、いご草と月島の間に肉体関係があったとは考えにくい

いご草事件と父親殺害について

父親殺しの経緯

月島が父を殺したのは、月島が戦死したというデマを流し、いご草を死に追いやったと思ったからである。

経緯は、以下のとおり。

新発田の第2師団に入隊した月島は、「駆け落ちするために、一度だけ帰ってくる」といご草に伝えていた。

だが、日清戦争が終わるころ、いご草からの手紙が途絶える。

嫌な予感をかかえながらも、佐渡へ帰郷した月島

そこでは月島が戦死したという噂が流れていた。

月島が帰郷する10日前から、いご草が行方不明となっていて、履物が海岸からみつかったという。

海岸を必死に捜索する月島。いご草は見つからなかったが、ふと我に返り、「戦死のデマがどこから流れたのか?」と考える。

犯人は月島の父親だった

そのことを知った月島は、父親を殴り、死に至らしめた。

尊属殺人であるため、死刑はほぼ決定であったが、月島に後悔はなかった。

いご草は死んでいなかった?

死んでおらず、東京の嫁ぎ先で生きていると思われる

再度獄中を訪問した鶴見中尉は、月島に向かって、いご草が生きていることを告げる。

玉の輿に乗り気のいご草の両親は、あきらめさせるために、月島の父に戦死のデマを流させ、月島が追ってこないように、いご草の自殺の偽装を行った

その後、鶴見中尉は「いご草が生きているのは嘘だったのでは?」と思わせる作中の描写があったが、276話で金子花枝子の面食いの従兄弟が娶った、癖毛で田舎者の女性が、いご草であると推測される

父親殺しで死刑囚の月島が恩赦を受けられたのはなぜ?

前述の通り、鶴見中尉が、上層部に「月島がロシア語に堪能である」と嘘の報告をして、恩赦を勝ち取ったためである

ロシアとの戦争が迫っていたが、ロシア語の通訳が足りていない状態だったため、死刑囚であっても恩赦がおりる可能性が高かった。

ただ、それだけでは恩赦には足りず、偽装も功を奏した模様。

奉天の負傷兵による、いご草の死亡証言

9年後の日露戦争時の奉天会戦。

佐渡出身だという負傷兵から、声をかけられた月島は、「月島が投獄されたあと、月島の家の床下から婚約者の遺体が発見された」と知らされる。

激昂し、鶴見中尉に殴りかかる月島だが、その後、砲撃を受けた鶴見中尉を庇い、自身も負傷する。

鶴見中尉による、いご草事件の弁明

「死刑を受け入れていた月島を救いたかった。戦友だから」と告げる鶴見中尉

野戦病院のテントの中で、包帯を巻かれながら、次のように語った。

ロシア語に堪能なだけでは、死刑を免れる理由として弱く、「殺されても当然の父親像」を補強する必要があった。

そのため、「婚約者のえご草を、自殺に見せかけて殺して、自宅の床下に埋めた」ように見せかけた。

死亡届も出ていないので、東京に嫁に行ったいご草にも迷惑はかかっていない。

その偽装工作の結果が、9年後の奉天で月島の耳に入った・・

というのが、鶴見中尉の主張。

しかし、鶴見中尉と面識がないはずの負傷兵が、テントの入り口から覗きこんでいたり、鶴見中尉が負傷兵を不気味に見やっていた描写などから、真実かどうか不明であった。

いご草事件の真実

結果として月島は、何が真実かわからないまま、これまで以上に忠実に、鶴見中尉に付き従うようになった。

276話でいご草が三菱の幹部の家に嫁いだ描写があり、鶴見中尉の弁明が真実であった可能性が出てきたが、それならばなぜ、負傷兵にいご草の死をを伝えさせたのか、疑問が残る。

アイヌの金塊を狙う鶴見中尉は、より忠実で、生死を厭わない配下を欲していた。

何が真実かわからない状態に追い込むこと、また自身の表と裏を見せつけることにより、孤立無援の月島の忠誠度(依存度)を高める目的であった可能性がある

事実、月島「鶴見中尉の最後を見届ける」ということに執着するようになる。

アイヌの金塊争奪戦でも、「鶴見劇場」に一喜一憂する戦友たちとはことなる立場ではあるが、ある意味では鶴見中尉に付き従うことが、生きる理由になったと言える。

まとめ

  • 月島軍曹は、鶴見中尉の配下で、側近のような存在である
  • 佐渡の出身で、いご草という将来を誓った幼なじみがいた
  • いご草を死においやったとして、父親を殺し、死刑囚となったことがある
  • ロシア語に堪能であるという鶴見中尉の進言により、恩赦を受け、その後も付き従う
  • いご草の生死について、鶴見中尉と佐渡出身の負傷兵との間で、意見が食い違う
  • 疑惑を持ちながらも、これまで以上に鶴見中尉に忠実に付き従う

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