ゴールデンカムイ|尾形百之助の目的は?モデルや弟・花沢勇作についても

尾形百之助は、野田サトル原作の『ゴールデンカムイ』に登場する人物です。

第七師団歩兵第27聯隊所属で、階級は上等兵。

元第七師団長・花沢幸次郎陸軍中将の妾の子。

超一流の狙撃手である。

初登場時は鶴見中尉一派に属していたが、造反して脱走。

その後、土方一派の用心棒となり、杉元一派とも一時は共闘するが、網走監獄で裏切る。

冷静沈着、飄々として、つかみどころがない性格である。

この記事では、尾形百之助のモデルや正体について解説します。

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ゴールデンカムイ|尾形百之助の目的は?

ゴールデンカムイの作中でも、屈指の人気キャラクター。

まさに山猫のように考えや行動が読めず、超一流の狙撃で、金塊争奪戦をかき回すトリックスターでもある。

ここでは彼の人物像や性格、能力、目的について、解説します。

尾形百之助とは?

第七師団歩兵第27聯隊所属で階級は上等兵。

元第七師団長・花沢幸次郎陸軍中将と、彼の妾で、芸者・尾形トメの子

優秀な軍人の血筋で、尾形自身も優秀な兵士である。

とくに狙撃には非常に秀でており、300m以内であれば、威力に劣る三十年式歩兵銃でも、頭部の狙撃が可能であると自負する。

本作中で、杉元アシリパが、金塊争奪戦で、最初に交戦した相手である。

杉元によって重傷を負い、鶴見中尉一派に救出され、入院。

回復後、病院を脱走し、鶴見中尉の一派から造反する

アシリパの祖母・フチのコタンにて、造反の口封じのために、谷垣と交戦。

谷垣の殺害に失敗したのち、逃走。

茨戸のヤクザ者・日泥一家馬吉の抗争では、土方一派と交戦。

自らの狙撃の威力を見せつけたのち、土方一派の用心棒として雇われる

網走監獄でのっぺら坊と遭遇したのちは、キロランケに組して、アシリパとともに樺太へ渡るが、北海道へ帰還したのち、土方陣営にふたたび戻る。

状況によって、自らの目的のために、組する陣営を変えて裏切るため、嫌われており、杉元からは「一度裏切った奴はまた裏切る」と評され、「コウモリ野郎」と呼ばれる。

一筋縄ではいかない人物ぞろいの本作のなかでも、とくに複雑な過去を持つ。

優秀な軍人の家系でありながら、妾の子であり、父の訪れが途絶え、心を病んだ母にかわり、祖父母に育てられた。

そのため、屈折した内面を持ち、母・尾形トメや異母弟・花沢勇作を手にかけ、父・花沢中将も自刃にみせかけ殺害する。

アシリパ「祝福された子ども」であるとして、弟を投影し、絡んでいく。

尾形百之助の性格は?

冷静沈着、飄々として、つかみどころがない、山猫のような性格である。

猫のような仕草もよくしている。

狙撃手は、精神的な負担が大きいため、強靭な精神力の持ち主であっても、心的外傷を患いやすくなるが、顔色ひとつかえず、狙撃をこなす。

殺した相手に、罪悪感を感じない

自らの技量に自信があり、負けず嫌いでもある

裏切りをくりかえすだけでなく、相手を煽る発言をたびたびするため、「クソ尾形」といわれ、嫌われている。

感情の起伏にとぼしく、行動の障害になるようなら、ためらわず狙撃する。

しかし、自らを「バアチャン子」といい、アシリパの祖母・フチを殺さずにいたり、日泥一家の新平を「意気地のないやつ」と罵りながらも助ける行動を取る。

前述したように、自らの生まれについて、屈折した内面をもっている。

正妻に男子が生まれた後、父の訪れが途絶え、母が心を病んだため、祖父母に育てられた

父に顧みられない母を、「少しでも愛情があるなら、葬式に参列するはずだから、死に目に愛する人に会わせてやろう」と考え、あんこう鍋に殺鼠剤をいれ、殺害。

しかし、父は葬儀に顔を出さなかった

ゆえに、自らを「愛のない交わりから生まれた子」であるとして、「何かが欠けた人間に育った」であると考えるようになる。

飄々と不敵な笑みを浮かべているが、弟やアシリパに関わることには、感情の揺れをみせる。

尾形百之助の能力は?

超一流の狙撃手である。

前述したように、威力に劣る三十年式歩兵銃を使いながらも、命中精度は高く300m以内の的はほぼ外さない

三十年式歩兵銃は、並みの兵士では、100m先でも致命傷を与えることが難しいとされ、「不殺銃」などと揶揄されるが、尾形は確実に頭を撃ち抜ける。

狩るのがむずかしいヤマシギも、アシリパよりも多く捕らえるなど、狩猟でも活躍する。

狙撃は肉体的・精神的負担が大きいため、観測や索敵、自衛などを任せる観測手(スポッター)とツーマンセルで行動しなくては、安定した戦績が残せないことが多いとされるが、尾形は一人でこなす

アシリパのコタンで谷垣と交戦した際、二階堂が観測手をつとめて以降、一人で狙撃を行っている。

第七師団出身であり、奉天会戦・二〇三高地での戦闘を生き延びたこともあり、接近戦でもかなりの戦闘能力をもつ

頭の回転が早く、状況分析も的確である。

勘も鋭いため、突発的な戦闘であっても、自陣に有利な状況をつくるよう、即座に行動する。

「日露戦争の二〇三高地戦は、精密射撃の部隊があれば、あんなに死なずに済んだ」という発言から、狙撃手の戦術的価値をよく理解しており、作戦立案の適性もあると思われる

尾形百之助の目的は?

金塊争奪戦に参加しているものの、金塊を欲する積極的な動機は不明

中央が鶴見中尉一派を探るために派遣した間諜である可能性は高い

根拠としては、「金塊を発見し、鶴見中尉一派を捕らえることで”中央”で出世をもくろんでいる」月島に指摘され、菊田特務曹長と顔を合わせても素通りすることなどである。

尾形百之助のモデルや弟・花沢勇作についても

多面的で深みのある尾形のキャラクター。
ここでは、大きな二つの柱であると思われる、モデルとなった狙撃手、カルロス・ハスコックと、異母弟の花沢勇作について解説します。

尾形百之助のモデルは?

狙撃手としての尾形は、アメリカ海兵隊の狙撃手で、ベトナム戦争で活躍した、カルロス・ハスコックであると言われている。

ハスコックは、映画「山猫は眠らない」の主人公、トーマス・ベケットのモデルとして有名。

根拠は、「山猫」という呼び名と、片肘を膝をたてて固定し、肩越しに狙撃する体勢である

また、両親の離婚後、祖父母に育てられ、経済的に苦しかったために、狩猟で食料を手に入れていたエピソードも、尾形を思わせる。

また、「妾の子であり父殺し」としての尾形は、ロシアの文豪ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』に登場するスメルジャコフもモデルにしていると筆者は推測している。

作中でたびたび描かれるキリスト教の救済のモチーフは、『カラマーゾフの兄弟』の主題と共通しており、無垢で人間の善性を信じる弟・アリョーシャは、花沢勇作とも通じるためである。

弟・花沢勇作とは?

花沢勇作は、花沢中将の正妻の子であり、尾形の異母弟

眉目秀麗、成績優秀、品行方正。

素直で穢れをしらず、人の善性を信じている。

尾形のことを軍隊で出会って以降、「兄様」と呼び慕う。

勇作に対し、尾形は遊郭で童貞を失わせようとしたり、ロシア兵捕虜を殺させて聖性を失わせようとするが、失敗に終わる。

鶴見中尉や戦友から勇敢さを認められ、父・花沢中将から「お前だけは殺すな」と言われ嫉妬。

「兄様はそんな人じゃない、人を殺した罪悪感を感じない人間がいて良いはずがない」といわれ、抱きしめられたことで、「祝福された子供」である勇作と自分の違いを、決定的に自覚。

鶴見中尉が消極的になったにもかかわらず、衝動的に狙撃してしまう。

血を流しながら振り返る勇作の姿は、尾形の記憶に刻まれる。

のちに、アシリパの姿と重ねるようになる。

まとめ

  • 尾形百之助は、第七師団歩兵第27聯隊所属の上等兵で、作中最高の狙撃手である
  • 元第七師団長・花沢幸次郎陸軍中将の妾の子
  • 鶴見中尉一派に属していたが、造反。その後、各陣営を渡り歩く
  • 人を殺した罪悪感を感じないとして、母・異母弟・父を殺す
  • モデルは実在したアメリカ海兵隊の狙撃手、カルロス・ハスコック
  • 花沢勇作は尾形の異母弟である

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