キングダム｜楊端和は史実で実在するの？強さや結婚と最後についても

楊端和（ようたんわ）は原泰久原作『キングダム』の主要登場人物。

圧倒的な強さを持ち、女ながらに山の民を束ねる楊端和。

数少ない女性のキャラクターということもあり、読者からも高い人気を集めています。

この記事では、楊端和のプロフィールと信との出会い、強さの秘密や最後どうなったかについて解説します。

キングダム｜楊端和（ようたんわ）は史実で実在するの？

楊端和は、山民族から「山界の死王」とも呼ばれる山の民の王。

山の民には多くの民族がいるが、それぞれの民族に武力をもって勝ち、山の民の王となった。

勝利したら、支配するのではなく仲間として配下に加え、勢力を拡大するスタイル。

 

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楊端和のプロフィール

• 山民族の王
• 秦国大将軍（六大将軍第四将）
• 容姿端麗（普段はお面を付けているが、秦国の兵士ですら見惚れてしまう美しい容姿）
• 得物：双曲剣

楊端和は史実で実在するのか？

楊端和は史実には存在しているが、異民族ではなく秦王政に仕えた将軍として記されている。

そして、性別に関しても言及されていないため、女性でない可能性が高い。

史実によると、下記の記載がある。

• 紀元前238年：魏の衍氏（えんし）を攻める
• 紀元前236年：王翦（おうせん）・桓騎（かんき）と共に趙の鄴（ぎょう）を攻める
• 紀元前229年：河内（かだい）の兵を率いて趙の首都である邯鄲を囲む

楊端和と秦国

幼い頃より平地の世界に強い興味があり、下山する機会を伺っていた楊端和。

彼女がどのように秦国とつながっていったのか解説します。

山の民と秦国のつながり

四百年前、当時の秦王穆公（ぼくこう）は、軍馬を食った山の民に酒を振る舞うほど寛容であり、友好関係にあった。

紀元前646年、秦は大飢饉になった時に普に援助を求めたが、逆に普に攻め込まれる。

飲まず食わずで戦っていた秦国が絶体絶命のピンチに落った時、突然現れた山の民に助けられた。

山の民は、穆公に受けた恩を返したのである。

キングダム第16話より引用

秦王穆公と山界は名を結んだが、穆公の死後、秦国は一方的に交流を断絶。

執拗な迫害を受け、その後絶縁状態が続いていた。

嬴政との出会い

実弟のクーデターにより玉座を奪われた嬴政は、その座を奪還するために信たちと共に山の民の元を訪ねた。

当然のことながら、楊端和と山の民は長年の恨みを晴らすべく、現秦王である嬴政の首を跳ねようとした。

しかし、中華統一への夢を語る嬴政の志に、楊端和は自分の夢である「世界を広げたい」という思いを重ねた。

そして、過去の恨みよりも未来を優先し、楊端和と山の民が再び秦国に力を貸すことになるのです。

キングダム第22話より引用

楊端和の能力と強さ

山界では苛烈な戦いぶりから「血に飢えた死王」と恐れられた楊端和。

剣でかなう者はいなかったと言われる彼女の強さと能力を解説します。

武力・双極剣

楊端和が戦闘するシーンはあまり描かれていない。

絶対的存在の片腕バジオウを始め、まわりのタジフなどが強すぎるからだ。

しかい、そのバジオウを止めたのが楊端和しかいないということから、化物並みに強いことがわかる。

統率力

数百年争ってきた山民族たちを数年で見事に束ねてしまう。

強いだけではなく、勝利したら、戦った相手を仲間として配下に加え、勢力を拡大させる。

バジオウとの出会い

バジオウが戦争で一族を失い、山奥で一人で生活していたところに、楊端和が遠征にやってきた。

一人で生活していたことから野獣化したバジオウは、楊端和の本隊20人を襲って食べるようになってしまった。

一騎打ちでバジオウを追い込んだ楊端和は、山の民の仲間になるよう手を差し出すのである。

キングダム第569話より引用

それ以来、バジオウは「どんな刃からも楊端和を守る」と自分に誓った。

バジオウの存在は、楊端和にとって何よりも強力な武器と言えるだろう。

鄴攻略戦でも犬戎に追い詰められ絶体絶命の状況下にあった楊端和を単身守り抜いた。

楊端和の活躍

楊端和の活躍についてまとめました。

成蟜による反乱

秦王・嬴政の中華統一の思いと自身の考えが一致したことから同盟を結ぶ。

王座を奪われていた嬴政に協力して、信たちと共に咸陽奪還に尽力し、成蟜による反乱を収めた。

合従軍戦・絶体絶命の蕞へ援軍に

李牧率いる合従軍対蕞の最終日となる７日目。

蕞が落ちかけたその時、楊端和率いる山の民軍が援軍としてやってきた。

嬴政が咸陽を出陣する前、楊端和に対して伝者を送っていた。

遠征に出ていた楊端和軍は、北の勢力との攻防戦を中断して蕞に駆けつけたのである。

キングダム第346話より引用

しかも、通常８日かかるとされていたところ、強行軍で7日で駆けつけた。

楊端和軍が来なければ、間違いなく蕞は李牧の手によって陥落していただろう。

この結果、論功行賞では、七将に次ぐ武功を称える”特別準功”を贈られている。

 

鄴攻略戦・橑陽城陥落

秦軍は、趙国の鄴攻めにおける総大将に楊端和・王翦・桓騎を選出。

趙国の将軍である舜水樹の策略で兵糧を焼かれ、ロゾの犬戎族に追い詰められた。

しかし、自らを囮にして、別働隊に橑陽城を陥落させる。

さらに、秦国の壁将軍が犬戎王・ロゾを討ち取った後、犬戎族を支配ではなく仲間として配下に加えた。

キングダム第574話より引用

これにより、舜水樹率いる趙国軍を退却させることに成功。

論功行賞では、第一功の特別大功を授かった。

六大将軍四将に任命

嬴政はかねてより考えていた六将（制度）を始皇十三年（紀元前234年）六国制覇に向けて復活させた。

そして、楊端和も六大将軍の第四将に任命されたのである。

新たな六大将軍に任命されたのはこの6人

• 第一将：蒙武（もうぶ）
• 第二将：騰（とう）
• 第三将：王翦（おうせん）
• 第四将：楊端和（ようたんわ）
• 第五将：桓騎（かんき）
• 第六将：空席

楊端和の結婚と最後について

史実にも実在した楊端和。

結婚の可能性と最後どうなったかについて考察します。

楊端和は誰と結婚する？

楊端和は、その美貌で山の民からも求愛が止まないが、全く見向きもしない様子。

現状一番可能性があるのは、お互いに絶対的な信頼関係にあるバジオウだろう。

ただ、出会いから考察するに結婚相手と言うよりも弟的な存在に感じる。

もうひとり可能性があるのは、楊端和に思いを寄せる壁将軍だろう。

楊端和は、六大将軍四将に任命されるなど、現在は秦国の将軍として活躍している。

また、実力的にもずっと下にもられていた壁将軍も、鄴攻略戦では、犬戎王・ロゾを討ち取った。

キングダム第574話より引用

この功績で、漢をあげた壁将軍。

楊端和との距離もかなり縮まったのではないだろうか。

キングダムにおける楊端和の最後は？

原作漫画では楊端和の最後までは描かれていない。

史実での楊端和の最後は？

史実でも没年数は不明。

詳しく記載されていない。

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まとめ

• 楊端和は、圧倒的な強さと美貌を持つ山の民の王
• 楊端和は、史実に実在するが、性別は定かではない
• 楊端和は、嬴政の夢に同調して秦国と同盟を結んだ
• 楊端和は、剣術に優れる双極剣の使い手、しかし最大の武器はバジオウ
• 楊端和は、秦国将軍として活躍し、六大将軍四将に任命
• 楊端和が結婚するとしたら、バジオウか壁将軍
• 楊端和の最後は、史実にも詳しく残されていない

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