キングダム|桓騎(かんき)将軍の狙いは孫臏(そんぴん)?「何人だ?」の意味についても

桓騎(かんき)将軍は、原泰久原作『キングダム』の主要登場人物。

もとは冷徹な大野盗団を束ねていた首領で”首斬り桓騎”という異名を持つ。

秦国を代表する老将軍蒙驁の副将だったが、秦六大将軍の一人にまでなった実力者。

この記事では、桓騎将軍の狙いと「何人だ?」の意味について考察しています。

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キングダム|桓騎(かんき)将軍の狙いは孫臏(そんぴん)?

六将制度の復活に伴い、六大将軍の一人”第五将”に任命された桓騎は、さっそく攻略の侵攻に出た。

桓騎軍8万人に対して、扈輒(こちょう)大将軍率いる趙軍15万人。

キングダム第674話より引用

桓騎軍の陣容は下記の通り

  • 右翼:雷土軍
  • 本軍:黒桜軍、厘玉軍
  • 左翼:玉鳳隊

敗走する桓騎軍

趙・扈輒の本軍15万の進軍に対して、一旦後退することを提言する摩論(まろん)に対して、桓騎の指示はさらなる前進。

しかし、数で劣る8万の桓騎軍は、全ての戦場で敗戦が続く状況。

特に左翼は、攻め手がないと言われる影丘ということもあり、玉鳳隊は壊滅的な打撃を受けていた。

そして、隊長の王賁も瀕死の状態。

中央、左翼も奮戦するものの趙軍にどんどん押し込まれていく。

加えて、もともと野盗の集まりということもあり、逃げ出す兵も多数。

趙軍の進軍は止まりませんでした。

しかし、ここに桓騎の恐るべき策略が隠されていたのです

飛信隊による影丘攻略

桓騎将軍の指示の下、飛信隊が左翼に合流。

歩兵隊の活躍により、敵陣に突入した飛信隊の隊長・が敵将・岳白公を撃破。

そして、左の山から敵陣に入り込み奥の森で待機していた玉鳳隊亜花錦が挟撃。

さらに羌瘣軍玉鳳隊が加わったことで、左翼の趙軍は壊滅状態に。

影丘を攻略した飛信隊玉鳳隊の狙いは、扈輒本陣を左から急襲すること。

趙軍は中央免白に留めていた虎白残留軍5千を北上させ、対応せざるを得なくなるのでした。

キングダム第690話より引用

桓騎将軍の狙いは”孫臏”

この虎白残留軍の北上こそが、桓騎の狙い

中央・左翼で敗走する桓騎軍を追い込む趙軍

しかし、誰も桓騎将軍の所在はおろか、桓騎軍の残りの兵数すら把握できていなかったのです。

王翦「孫臏か」「一つだけ桓騎の打てる策があった」「だが、もし本当にそうならやはりあ奴は狂っている」「この私でもそんな手は使わぬぞ、桓騎」と語るシーンがありました。

孫臏(そんぴん)とは、兵家の代表的人物の一人で、中国戦国時代の斉の武将。

孫臏の有名な計略に”馬陵の戦い”がある。

孫臏は魏の領内に侵攻した斉軍に撤退を命じた。退却に際し、初日は露営地に十万人分の竈を作らせ、翌日は五万人分の竈を、その次の日は二万人分の竈を作るように命じた。斉軍を追撃する魏軍を指揮する龐涓は、竈の数が減っているとの報告を受け「戦意の低い斉軍は、脱走兵が続出しているのだろう」と考えた。そこで龐涓は一刻も早く斉軍を捕捉して撃破しようと考え、歩兵部隊を残して騎兵隊のみを率い、昼夜兼行で急行した。孫臏は魏軍の進行速度から、夕方ごろに狭隘な馬陵(現在の山東省臨沂市郯城県)の地に至るだろうと予測した。そこで馬陵の街道脇の大樹の木肌を削り、白木に墨で「龐涓この樹下に死す」と大書し、周囲に弩を持たせた一万の兵を伏せた。伏兵には、夕闇の中で火がともるのが見えたら、その火めがけて一斉に箭を放つように命令した。果たして魏軍は日没後に馬陵に到達し、指揮官の龐涓は道端の大木になにやら字が記されているのを見つけたが、すでにあたりは暗くてよく見えない。そこで松明を持ってこさせ、火をつけて字を読もうとした瞬間、周りから一斉に矢が飛んできた。龐涓は満身に無数の矢を受け「遂に豎子の名を成せり(あの小僧に、名を挙げさせてしまったか)」と叫んで絶命した。将を討たれた魏軍は混乱に陥って大敗し、太子申(中国語版)は捕虜となった

引用元:Wikipedia

桓騎将軍は、まさにこの孫臏の計略を用いたのである。

消えた兵は、伏兵となって桓騎軍本体とともに手薄になった敵本陣を四方から急襲。

しかも桓騎唯一の懸念点であった虎白残留軍は北上してしまったため、扈輒本陣は孤立。

こうして桓騎は、扈輒を討ち取ったのである。

キングダム第690話より引用

しかし、桓騎将軍の恐ろしさは、これだけではなかった。

「何人だ?」の意味についても

695話のラストの桓騎将軍の一言「何人だ?」

これはどういう意味なのでしょうか?

桓騎軍の情報拡散戦略

奇襲により趙軍総大将・扈輒を討ち取った桓騎軍は、扈輒の首を使って趙軍の士気の低下を狙う

無論、不利な状況を一気にひっくり返すためである。

摩論の指揮のもと、情報拡散部隊は、各戦場に凶報を触れ回った。

その知らせは、王翦軍10万の急襲、楊端和軍10万の登場と尾ひれがついた。

士気を失った趙軍兵士達は、次々に投降。

桓騎軍の勝利は確定したが、趙軍の投降兵は、摩論の想定をはるかに超えて増え続けた

捕われた雷土

桓齮の奇襲作戦を知っていたのは、摩論雷土の2人と伝達係のオギコのみ。

桓騎軍の右翼の将雷土は、扈輒の側近である龍白とその末の曹還の命を奪ったが、長兄・竜布に捕らわれてしまう。

そして拷問を受ける最中、扈輒「桓騎は何を狙っている?」という詰問に一瞬動揺。

雷土桓騎の狙いを知っていると確信した扈輒の拷問は熾烈を極めた。

それでも雷土は、ついに口を割らなかったのである。

キングダム第686話より引用

雷土の死

勝利が確定した桓騎軍の将達は、大量の趙軍捕虜を連行して将軍桓騎の元に集結。

そこにいたのは、静かではあるが鬼の形相の桓騎の姿があった。

桓騎が指差した方向には、さらされた雷土軍の兵士の首の他に一つの箱が。

蓋を開けた摩論黒桜の目に入ったのは、無残にも切り刻まれた雷土だった。

雷土は、生きながらにバラバラにされたのである。

それでも雷土は、何一つしゃべらずに死んだのである。

雷土に歩み寄った桓騎

血の海に穏やかな笑顔で浮かぶ雷土の顔に手をやり声をかけた。

「クク、不細工ヅラがさらに酷くなったな雷土」

「無茶せず適当に逃げろっつったろーが」

「俺の言う事を聞かねーからだぞ、この…」

「大馬鹿野郎が」

主従関係というよりも同士であった雷土への桓騎なりの追悼の言葉である。

そして、桓騎摩論に尋ねた。

「何人だ?」

キングダム第695話より引用

「何人だ?」の意味は?

これは、もちろん趙軍の捕虜の数のことです。

恐ろしいことですが、つまり、雷土へ仕打ちに対する報復をするということです。

史実にも下記の通り記されています。

「紀元前234年(始皇帝13年)、趙の平陽・武城を攻めて、趙将の扈輒を武遂で討ち、趙兵の首を斬ること10万であった」

六大将軍の任命式で、昌文君はあえて桓騎に向けてこう言っています。

「戦争の自由が許されるからといって、何をしてもいいということでは決してない!」

「敵国の民であろうと一般人の虐殺・暴虐は一切禁ずる」

キングダム第672話より引用

たしかに趙兵は、一般人ではなく兵隊です。

しかし、無抵抗な捕虜に対してこれは許されるのですかね?

嬴政の考え方からすると否だと思いますが。

この行為に対して、どのような判断がくだるのでしょうか?

まとめ

  • 桓騎将軍の本当の狙いは、”馬陵の戦い”における孫臏の計略
  • 桓騎軍に投降した趙軍の捕虜は約10万人
  • 桓騎将軍の「何人だ?」の意味は、その捕虜全ての首を切るという意味
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