キングダム｜王翦将軍は史実に存在するの？妻・朱景と王賁の秘密や最後についても

王翦（おうせん）は原泰久原作『キングダム』の主要登場人物。

秦国の将軍で名門・王一族の宗家の現当主。

家柄だけでなく、圧倒的な頭脳を持ち、味方も恐れるほど他者を寄せ付けない雰囲気を漂わせている王翦将軍。

この記事では、王翦将軍のプロフィールと王賁との関係、活躍や最後どうなったかについて解説しています。

キングダム｜王翦（おうせん）将軍は史実に存在するの？

仮面を付けている上、感情表現をあまりしないことからイマイチ掴みづらいキャラである王翦将軍。

しかしながら、その実力は確かで、常に秦国に勝利を導く圧倒的な知略を持っています。

王翦将軍〜
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— さくみ (@yocomint) December 27, 2020

王翦のプロフィール

• 秦国の将軍
• 始皇十三年、六大将軍第三将に任命
• 名門・王一族の宗家の現当主
• 元蒙驁(もうごう)軍の副官
• 負ける戦は消してしないと豪語している
• 「玉鳳隊」を率いる王賁の父。
• 特徴：仮面を常につけている。作中ではまだ仮面の中の素顔を見せていない。
• 得物：矛

王翦は史実に存在するのか？

王翦将軍は、史実にも存在する中国戦国時代の秦の将軍。

頻陽県東郷出身で、王賁の父。

秦王政に仕えた戦国時代末期を代表する名将で、趙・楚を滅ぼすなど、秦の天下統一に貢献したことが書かれている。

また、王翦は羌瘣と共に趙王を捕らえ、趙国を滅ぼしたと詳しく記されている。

妻・朱景と王賁の秘密

王翦将軍の妻は朱景（しゅけい）という女性でした。

貴族中の貴族という家柄の女性で、教養もある妻女で多くの男性から求婚を受けていたほどの美女。

名家中の名家出身の二人は多くの人に祝福され結婚に至りました。

結婚して間もなく、朱景は子供を身ごもりました。

キングダム第577話より引用

しかし、ここで妙な噂が流れます。

朱景には王翦との結婚前に好きな男がいて、その男の子供を身ごもった状態で王翦と結婚したという内容でした。

周囲の人たちは朱景に真相を問いただしますが固く口を閉ざしました。

その後、王賁が生まれてすぐに朱景は亡くなってしまったため、真相は謎のままです。

そのため王翦も王賁が実の自分の子供なのか疑い、常に冷たい対応をするのでした。

王翦と秦国

王翦将軍は、その野望から秦国にとって要注意人物とされてきました。

なぜ要注意人物とされているのか？

彼の過去や野望について解説します。

王翦の野望

秦国一の要注意人物だとされる王翦。

その危険思想によって旧・六大将軍が活躍した昭王時代には日陰の存在でした。

同世代の六大将軍と同等の軍才があるにも関わらず日の目を見ることがなく中華全土はおろか国内にもその名が知られていませんでした。

秦国一の要注意人物とされた理由は「自らが王になる野望」を持っていたからです。

キングダム第203話より引用

王翦は自分の国を創ってそこで自らが王になるという野望を持っているとされます。

実際に自分の領地を『くに』と呼ぶシーンもありそれを指して危険思想とされているのです。

そのため、優秀な武将（李牧や姜燕など）を見つけると敵味方関係なく戦中でも引き抜きの話を本人に行います。

”絶対に勝つ戦”以外興味はない

王翦は勝つ戦しか興味がありません。

勝つか負けるか分からないような危険は冒さない武将なのです。

この考えは副将時代から変わらず、己を戦の最上に置き、まるで自分が総大将かの様に振る舞うのです。

このような武将は当然上からは信頼されません。

いつ寝首をかかれるかわからないからです。

昭王時代に実力は確かなものがりながら、信頼に値しない武将だと扱われたのも理解できます。

王翦の活躍

現在は、秦国の六大将軍にまで登りつめた王翦将軍。

そんな王翦将軍の活躍についてまとめました。

合従軍との戦い・対オルド

合従軍戦では、函谷関左翼の戦いにて、燕将・オルド軍と相対した王翦。

抜かれれば函谷関を横から突かれて突破されてしまうという重要な守備についた王翦だがオルドの攻めに後退。

しかも、あろうことか守備すべき場所とは逆方向へと後退したのである。

事前に王翦は勝つ戦しかしない武将だと聞いていたオルドは勝利を確信し函谷関横を突破しようとしていた。

しかしこれは王翦の罠だったのだ。

後退した様に見せて開戦当初からその場所に仕込んでいた伏兵でオルド軍の背後をとり、オルド軍の主力を殲滅することに成功しました。

キングダム第305話より引用

鄴攻略戦・対李牧

趙王都圏の鄴攻略戦。

秦軍の総大将は王翦、対する趙軍の指揮を執ったのは李牧だった。

秦軍は三軍編成の連合軍必勝体制で望む。

朱海平原で相対した王翦と李牧は、互角の知略戦を展開。

一進一退の展開が続いたが兵糧の補給で後がない秦軍が一歩抜け出る。

秦軍の右翼が正面の敵を撃破し中央軍との挟撃に成功。

開戦当初から描いていた必勝の策が結果的に大きな一手となり秦軍の勝利へと傾いた。

そのまま鄴を落とした秦軍だったが兵糧問題を解消できず。

鄴に入った全軍が飢餓状態に陥る。

この危機的状況にも王翦は冷静に対処していた。

李牧の裏をかき、秦からではなく斉国からの兵糧運搬を実現させたのである。

キングダム第638話より引用

こうして、王翦将軍は、趙王都圏・鄴を完全に攻略したのです。

六大将軍三将に任命

嬴政はかねてより考えていた六将（制度）を始皇十三年（紀元前234年）六国制覇に向けて復活させた。

そして、王翦将軍も六大将軍の第三将に任命されたのである。

新たな六大将軍に任命されたのはこの6人

• 第一将：蒙武（もうぶ）
• 第二将：騰（とう）
• 第三将：王翦（おうせん）
• 第四将：楊端和（ようたんわ）
• 第五将：桓騎（かんき）
• 第六将：空席

王翦将軍は最後どうなった？

史実にも実在した王翦将軍の最後についてまとめました。

キングダムにおける王翦の最後とは？

王翦の最後は、作中ではまだ描かれていません。

今後も王翦将軍の活躍に期待しましょう。

史実における王翦の最後とは？

史実にも王翦将軍の最後に関する詳しい記載はありません。

老齢を理由に一度引退した後、嬴政からの命で楚に出陣。

楚を平定後、猜疑心の強い嬴政に疑われることもなく、天寿を全うしたと書かれています。

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まとめ

• 王翦将軍は、史実にも存在し、活躍した秦の将軍
• 王翦将軍は、軍師最強の李牧に負けず劣らずの軍略の持ち主
• 王翦将軍は、仮面を付けており素顔も感情も謎だらけ
• 王翦将軍は、王賁の父であるが、実子か疑っている

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