ヘラクレスは、原作・梅村真也、作画・アジチカ、構成・フクイタクミ「終末のワルキューレ」の主要キャラクターです。
人類滅亡を決めた神々と、それを覆そうとする戦乙女(ワルキューレ)によって選出された人類の英傑達によるタイマンに出場する人間と神の血を引く神です。
強い正義心を持っており、如何なる相手を前にしても決して折れない精神力を持っています。
この記事では、ヘラクレスの武器や技と人間だった過去について解説しています。
【終末のワルキューレ】ヘラクレスとは?
ヘラクレスは、本作の主要キャラクターで、半分人間半分神の血を引く神。
この投稿をInstagramで見る
ヘラクレスのプロフィール
- 性別:男性
- 異名:不屈の闘神
- 出身:テーバイ→ギリシャ神話
- 友人:カストル、アレス
- 神になる前の名前:アルケイデス
- 武器:棍棒
- 性格:正義心があり、正々堂々とした性格
アルケイデス(人間)だった過去
ヘラクレスは神になる前はアルケイデスと言う名前で、テーバイと言う街に住んでいました。
カストルとも友人関係で、持ち前の正義心は昔から持ち合わせていました。
それ故に自分より強い相手でも、悪い奴なら立ち向かったのです。
終末のワルキューレ第22話より引用
同時に自分の正義を貫くためには強くならないといけないと考えたのか、時間があれば己を鍛え、険しい道を進みました。
その結果、身体が鍛えられ、立派な体格を得ることに。
アムブロシア(ゼウスの血)
そんなある日、人類存亡会議で人類は生存が決まったものの、少し痛めつけようと言う事でアレスが軍勢を連れてテーバイへと降臨。
アルケイデスは立ち向かいましたが敵う相手ではありませんでした。
アルケイデスの勇気を認め、神々に跪けば命だけは助けると言うアレス。
しかし、アルケイデスはそれを拒みました。
人間は状況、立場によって善にも悪にもなりうる。
悩み苦しんだりするがそれが人間であり、そんな彼らを無慈悲に滅ぼす神は正しいと言えるのか。
「私は…いつも『正しき者』の味方だ」
そう言うと、アルケイデスは、飲めば神に匹敵する力を得られるアムブロシア(ゼウスの血)を飲み干しました。
終末のワルキューレ第23話より引用
強烈な副作用でもがき苦しんだアルケイデスでしたが、筋骨隆々の鋼の肉体を手に入れたのです。
そして神軍の先鋒を壊滅させ、アレスとも互角の戦いを繰り広げました。
ヘラクレス神戴冠
そこに突然現れたゼウス。
2人の戦いを止め、アルケイデスに神に成ることを勧めます。
「今後二度と人間に仇なさんと誓え」
終末のワルキューレ第23話より引用
アルケイデスはその条件と引き換えに神になる事を決意。
カストル達に別れを告げて、天界へと向かったのです。
やがて数々の功績をあげて、ヘラクレスと名付けられました。
ヘラクレスの武器と技:十二の災禍と罪過(エルキュール・エクソダス)
十二の難行をクリアしたヘラクレスの技は、十二の災禍と罪過(エルキュール・エクソダス)。
作中、十二の技のうち4つの技が登場しました。
彼の武器と共に解説します。
ヘラクレスの武器
ヘラクレスの武器は棍棒です。
十二の難行をクリアした事で技を繰り出す際に動物の形に変化していきます。
アムブロシアを飲んだ際は、拳でアレスと渡り合ったほどなので、武器がなくとも相当な実力の持ち主と言えるでしょう。
第一の御業:大地を喰らう咆哮(ネメアの獅子)
棍棒を獅子の姿に変えて、凄まじい衝撃波を放つ技。
終末のワルキューレ第24話より引用
この衝撃波を喰らったジャック・ザ・リッパーは壁に叩きつけられ、肩を脱臼したほどです。
しかし、十二の災禍と罪過を発動すると、ヘラクレスの体の刺青が広がり、その代償として常神なら失神するほどの痛みを伴うのです。
そして、刺青が広がり切ると完全消滅してしまいます。
己の命と引換えに強大な”神の御業”を生む。
それが、十二の災禍と罪過なのです。
第六の御業:飄風を呼ぶ鳥(ステュムバリデスの怪鳥)
棍棒を鳥の姿に変え、突風を放つ技です。
ジャックが繰り出すナイフを突風で跳ね返し、逆にそのナイフで攻撃しました。
第七の御業:怒れる奔牛の蹄(クレタの牡牛)
棍棒を闘牛の姿に変えて、何かを繰り出す技ですが、その前にジャックが攻撃をしてきたので詳細は不明。
第十二の御業:冥界より出でし厄災(地獄の番犬ケルベロス)
棍棒を上空に投げて空間を生み出し、ケルベロスを出現させてその身に纏わせる技です。
圧倒的な破壊力を生む反面、代償も大きく、相手を屠るか己を食い尽くすまで終わらない命を燃やす技です。
終末のワルキューレ第28話より引用
大英雄の拳(アフェリス・ヘロス)
拳を巨大化させて殴る技。
ヘラクレスの名言集
半分人間で半分神のヘラクレスは、常に正義と人間への愛に満ち溢れていました。
そんな彼の名言をまとめました。
「オレはいつも…いつも正しい者の味方だ」
終末のワルキューレ第20話より引用
自分が勝利したらゼウスに人類救済を申し出ると言ったヘラクレス。
相変わらずどっちの味方かわからないねと言ったロキに対する言葉。
誰の味方をしているのかと聞かれた際、このように言いました。
人間の頃から全く信念がブレることのないヘラクレスらしい一言です。
「オレが恐れるのはただひとつ。正義を失うときだけだからだ!!」
終末のワルキューレ第25話より引用
死の瞬間、人は恐怖に支配され、100%混じりけのない感情に染まる。
それは実に美しいものだというジャックに返した言葉。
命を失うよりも正義を失うことを恐れるヘラクレスならではの一言です。
「それでもオレは人間を愛している」
終末のワルキューレ第27話より引用
人間の悪意に絶望した過去から人を殺し続けた理由を語るジャック。
絶望に負け、快楽に身を委ねてしまい狂気な思考に陥った彼に対する言葉。
善の塊でもあり、悪意の塊でもある人間は、確かに愚かだが、それでも人間を愛している。
半分人間の血を引いているヘラクレスらしい一言です。
「オレは…いついかなる時も人間を愛している」
終末のワルキューレ第29話より引用
瀕死のジャックに止めを刺そうとしたヘラクレス。
しかし逆にジャックのDear GODで心臓を貫かれてしまいます。
それでも心の色が変わらないヘラクレスに対して負けを認めたジャックに対する言葉。
最後の最後までぶれない彼らしい台詞と言えるでしょう。
結果:ヘラクレスVSジャック・ザ・リッパー
- 試合時間:26分57秒
- 決まり手:Dear GOD
- 勝者:ジャック・ザ・リッパー
まとめ
- ヘラクレスは、本作の主要キャラクターで、半分人間半分神の血を引く神
- ヘラクレスは、人間(アルケイデス)の頃から正義心が強かった
- ヘラクレスの武器は棍棒で、技を繰り出す際に動物の形に変化する
- ヘラクレスの技(十二の災禍と罪過)は12種類あるが、本編で見せたのは4つ
- ヘラクレスは、ジャック相手に真っ向勝負し、最後まで己の正義を貫いて倒された
終末のワルキューレの原作漫画を読みたい方は下記リンクから。
電子書籍で40%OFFで購入する方法も紹介しています。
興味のある方は、下記のリンクからどうぞ。
また、「呂布奉先飛将伝」も4巻まで発売されています!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント