映画「東京リベンジャーズ」実写版と原作漫画の違いは？見どころと感想についても

人気漫画「東京卍リベンジャーズ」が実写映画化され、7月10日に公開されました。

新進気鋭の若手人気俳優がキャスティングされ、公開前からかなり話題になっていましたね。

筆者も公開を待ち望んでいたので、劇場版を早速鑑賞してきました。

この記事では、映画「東京リベンジャーズ」と原作漫画との違いについて解説しています。

映画「東京リベンジャーズ」劇場版と原作漫画の違いは？

まず最初に言っておくと、2時間という映画の尺に入れ込むわけですから、構成はかなりアレンジしています。

いろいろカットされていたり、ストーリーも部分的に変えたりしています。

しかし、個人的にはとても上手くアレンジしていると感じました。

映画化されたのはどこの部分

まず原作漫画のどこの部分が映画化されたか？ですが、1巻〜4巻第29話までが映画化されました。

タケミチがドラケンの生命を救って、現代に戻るためヒナ（と直人）に会いに行く場面までです。

これに関しては、筆者がこちらの記事で考察したとおりでした。

物語の設定

まず物語の設定で大きな違いがあります。

原作漫画：現代（2017年7月4日）から12年前の2005年7月4日にタイムリープ

映画：現代（2020年7月1日）から10年前の2010年7月1日にタイムリープ

映画では、タイムリープ先が10年前でした。

過去の年齢設定

原作漫画：溝中五人衆

映画：溝高五人衆

映画では、タケミチがタイムリープした10年前は高校生の設定になっています。

これは、おそらくナオト役の杉野遥亮を原作の13歳に見せるのが無理があったからではないかと思います。

15歳設定でもかなり無理があったので。

そして、タケミチとナオトが出会う場面にも違いがあります。

原作漫画：タケミチがナオトをカツアゲしていた3人組を割れた瓶で脅して助ける

映画：ナオトを助けようとして脅しのつもりで蹴り上げたブランコが自分に戻ってきてぶつかる

登場人物

次に登場人物に関してですが、4巻第29話までに原作漫画に登場する主要キャラのうち登場しないキャラが2名います。

• 佐野エマ
  原作では、タケミチ3回目のタイムリープの時に衝撃の下着姿で登場しますが、そのシーン自体がありませんでした。
• ぺーやん
  原作では、東卍の集会にパーちんと一緒に登場しますが、映画では登場しませんでした。

逆に稀咲鉄太が、原作漫画には無い登場の仕方をします。

• キヨマサをけしかける場面
  原作漫画では、205話の番外編で描かれた場面です。
• 愛美愛主(メビウス)の特攻服姿

愛美愛主(メビウス)との抗争

愛美愛主との抗争に関する部分は、いろいろ設定の変更がありました。

まず起こった日が、原作漫画は、8・3抗争なので8月3日ですが、映画は7月13日でした。

そして、まず8・3抗争前に倉庫で愛美愛主の奇襲を受ける場面。

原作漫画では、ここでパーちんが長内を刺してしまい、その後自首します。

しかし、映画では、パーちんは長内を刺しません。

そのため、（そもそも出てませんが）ぺーやんが東卍を裏切ってドラケンを襲うこともありません。

結果、祭りの日の愛美愛主との抗争には、パーちんも長内も参加しています。

そして、原作では半間とマイキーの一騎打ちでしたが、映画では半間は抗争に参加せず傍観していました。

タケミチvsキヨマサ

細かいところでは、タケミチがキヨマサに刺されたドラケンを病院に連れていこうとする場面。

＜原作漫画＞

• キヨマサがナイフでタケミチの手を刺す
• キヨマサの取り巻きもいる
• 溝中五人衆が助けに来る
• ヒナとエマもその場にいる

＜映画＞

• キヨマサはナイフは持っていない（ドラケンを刺した後捨てた）
• キヨマサ一人だけ
• 溝高五人衆が助けに入る場面が違う
• エマはもちろんだが、ヒナもその場にはいない

また、キヨマサは映画では、喧嘩賭博の件で東卍を除名されて、8・3抗争では、愛美愛主の特攻服を着ていました。

タケミチとヒナの出会い

映画では、タケミチとヒナが付き合うきっかけと思われる場面が追加されていました。

原作漫画では、小学校時代に同級生の男子に囲まれているヒナをタケミチが助けた場面しか描かれていません。

映画では、コンビニでバイト中のヒナがヤクザに絡まれているところをタケミチが助けるという場面があります。

その他

• レンタルビデオ店の店長が男（原作漫画は女）
• マイキーがどら焼き落とすとこ（原作は食べ切っちゃう）
• 溝中五人衆がキヨマサにボコられた場所（原作漫画：公園、映画：工事現場）
• 東卍と愛美愛主の抗争の場所（原作漫画：駐車場、映画：倉庫）

以上、細かい部分はまだ他にもちょこちょこあったと思いますが、記憶しているところではこんな感じだったと思います。

見どころと感想についても

最後に見どころと感想について、少し書いておきたいと思います。

まず結論から言うと、とても良くできています。

物語の設定は多少変えてはいますが、それほど違和感を感じませんでした。

キャスティング

とにかくキャスティングはかなり良いです。

キャスティングの勝利と言っても過言ではないかと。

原作にかなり近いイメージ！

• タケミチ（北村匠海）
• マイキー（吉沢亮）
• ドラケン（山田裕貴）
• キヨマサ（鈴木伸之）

この4人はパーフェクト！

他に思い当たる人がいないですね。

• ナオト（杉野遥亮）※現代のナオト
• 三ツ谷隆（眞栄田郷敦）
• パーちん（堀家一希）
• アッくん（磯村勇斗）
• 稀咲鉄太（間宮祥太朗）

この5人もかなり良い線いってると思います。

逆にちょっとイメージが違ったのが、ヒナ（今田美桜）。

今田美桜が悪いということではなく、個人的に一択で浜辺美波がヒナのイメージだったので。

髪型もなんか違和感あったんですよね〜

あと、半間も雰囲気は似せてるのですが、もっと狂犬のようなイメージですよね。

喧嘩の描写

喧嘩の描写がとても素晴らしかったです。

めちゃくちゃ迫力がありました。

特にマイキーのハイキックをどんな風に撮るのか注目してましたが、スピード感といい、迫力といいすごく良かったです。

まとめ

• 映画「東京リベンジャーズ」は、原作の4巻29話まで
• 映画「東京リベンジャーズ」は、かなり原作漫画を忠実に再現できている
• 映画「東京リベンジャーズ」は、キャスティングが素晴らしい

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。