【チェンソーマン】ポチタ(チェンソーの悪魔)とは?能力や正体についても
ポチタ(チェンソーの悪魔)は人気漫画「チェンソーマン」に登場するキャラクター。
犬のような見た目の、チェンソーの悪魔です。
頭にはチェンソー、背中とお尻には持ち手、尻尾はスターターロープ、そして身体は丸っこい犬と、愛らしい見た目をしています。
この記事では、ポチタのプロフィールや能力について解説しています。
Contents
【チェンソーマン】ポチタ(チェンソーの悪魔)とは?
ポチタは、犬のような愛らしい見た目をしているチェンソーの悪魔です。
ポチタのプロフィール
- 所属:公安対魔特異4課(正確には宿主であるデンジの所属)
- 特徴:犬とチェンソーを合体させたような見た目をしている。
- チェンソーの悪魔
- 飼い主(契約者):デンジ
- 好きなモノ:デンジの夢の話を聞くこと。
悪魔と言う割には愛らしい姿をしているポチタ。
最初期はデンジの相棒兼武器として、一度死んでからは、身体の一部として。
物語を通して、デンジと常に一緒にいたかけがえのない相棒です。
デンジとの出会いとポチタの夢
二人の出会いは、デンジが幼少の頃に遡ります。
翌日までに70万用意出来なければ、父親が残した借金の形に解体されてしまうデンジ。
そのデンジの元に現れたのは、致命傷を負った状態のポチタ。
何もしなければ、お互いに死を待つのみの二人は、ある契約を交わします。
デンジが血を分けて、ポチタの傷を治す。
代わりに、ポチタはデンジに協力する。
チェンソーマン第1話より引用
こうして、血を飲んで死を免れたポチタと、デビルハンターとして雇って貰うことで解体されること免れたデンジ。
物語開始時点でのデンジの年齢は16歳。
デンジが何歳の時に二人が出会っていたのかは明記されていません。
しかし、悪魔と人間でありながら、二人で一緒に寝たり、デンジが血を吐いた時には心配していたりと、お互いに心を許しています
一日の食事が食パン一枚という貧しい生活を続けていた二人でしたが、ある日突然、雇用主からの裏切りに遭います。
ゾンビの悪魔と契約していた雇用主達は、デンジとポチタをバラバラにしてゴミ箱に捨ててしまいます。
以前より、「自分が死んだときは身体を乗っ取って、普通の暮らしをして、普通に死んでほしい」とポチタに伝えていたデンジ。
バラバラにされた後、運良く垂れて来たデンジの血を飲み、ポチタは意識を取り戻しました。
しかしポチタは、デンジの身体を乗っ取るのではなく、一体化することを選びます。
それは「心臓をやる代わりに、デンジの夢を見せてくれ」という契約でした。
デンジの夢の話を聞くことが好きだったポチタ。
チェンソーマン第1話より引用
その夢が叶う瞬間を一緒に見たいという願いからくる契約だったのです。
ただ、この契約は「デンジの夢を見たいから」というもの以外にも理由があると思います。
最終話で明らかになりましたが、ポチタにも夢がありました。
「誰かに抱きしめて貰うこと」という簡単に思える夢でしたが、ポチタの本来の力では、強すぎるが故に難しかったとのこと。
しかし、デンジはその夢を叶えてくれました。
二度目のデンジとの契約は、自分の夢を叶えてくれたデンジの夢も叶えてあげたい。
というお礼の意味もあったのかもしれません。
ポチタ(チェンソーの悪魔)の能力や正体について
作中での明確な描写が少ないポチタの能力や正体。
ここからは、作中で明らかにされている部分に筆者の想像も交えて解説したいと思います。
ポチタの能力は?
まず犬のような見た目をしたポチタの能力を解説していきます。
前述したとおり、犬とチェンソーが合体したような姿をしているポチタ。
頭にはチェンソーがついていますが、それを動かすためのスターターロープが尻尾の方についてしまっています。
ポチタの体型はお饅頭のようにぷっくりと膨れているので、自力で尻尾を引っ張ることは難しいかもしれません。
単体ではチェンソーを動かせないとなると、そのままで突進するしかないのですが……
小柄な上、足も短いポチタでは、助走もつけられない、当てる位置も低いと、大して脅威にならないでしょう。
よって、ポチタの状態では戦闘力ほぼはありません。
しかし、ポチタの身体には、誰かが持つことを前提としているかのように取手がついています。
チェンソーマン第1話より引用
実際に、一度目のデンジとの契約後は、ポチタをチェンソーとして扱う事で、悪魔と戦っていました。
借金の足しにするために目や内臓を売り払っているデンジですが、それ以外に大きな怪我をしている様子はありません。
幼い頃からデビルハンターとして活動し続けられたのは、チェンソーとしてのポチタが優秀だったからなのかもしれません。
チェンソーの悪魔の能力は?
次に、本来の姿である「チェンソーの悪魔」の能力を解説していきます。
ポチタと違って、二足歩行になり、両手と頭部からチェンソーが生えています。
腕は4本に増えており、一般的な4本腕と違って追加の腕は肘のあたりから生えています。
この状態が「チェンソーマン」と言われています。(作中ではマキマが最初に発言した。)
自身の腸をマフラーのように首に巻いているのですが、普段デンジが変身する時にはこれはありませんでした。
これを巻くことがチェンソーマン(悪魔)になる際のトリガーのようになっているのかもしれません。
この腸のマフラーは操作することができ、対象に巻き付けて捕縛したり出来る便利なものです。
戦い方に関しては、自力が違いすぎるとはいえデンジ状態とそれほど大きく変わりません。
基本的にはチェンソーを振り回して戦い、チェーンを伸ばして移動、捕縛などをする戦法をとります。
しかし、自力の差以外の違いとして、チェンソーマン(悪魔)を象徴する能力があります。
「食べた悪魔の存在を名前ごと消滅させる」という凶悪なものです。
チェンソーマン第84話より引用
作中では「ナチス」や「エイズ」「核兵器」などが消されていました。
要は、「ナチスの悪魔」を食べると、「ナチス」という言葉の存在と共に、その悪魔も完全に消滅するということです。
悪魔は死んでも蘇りますが、チェンソーマンに食べられてしまうと存在ごと消されるので、チェンソーマンを恐れる悪魔は沢山います。
その恐怖がさらにチェンソーマンの力を増幅させるので、際限なく強くなっていきます。
地獄の悪魔・地獄にいた多数の悪魔・悪魔人間7体(デンジと同じ存在)・マキマを相手にし、終始圧倒したこともあります。
マキマは内閣総理大臣との契約で、攻撃を国民に肩代わりさせる力を持っています。
その力のせいで殺しきることこそ出来ませんでしたが、本来なら致命傷になる攻撃を26回も喰らわせています。
心臓が残っていれば再生し続けることも出来ます。
マキマとの戦いの途中、宇宙まで吹き飛ばされることがありました。
その時、心臓を抜き取り地球に返投。
心臓を中心に再生して復活します。
この時大気圏に突入していましたが、燃え尽きることなく無事に突破していたので、心臓の強度も異常です。
殺されたとしてもエンジンを吹かして何度でも起き上がってくるとマキマが言っているので、実質不死身かもしれません。
マキマのとある策によって弱体化をさせられてしまいましたが、それまでは周囲を寄せ付けないほどの力を見せつけました。
チェンソーの悪魔の正体は?
チェンソーの悪魔の正体は作中では、公表されませんでした。
そのため、ここからは筆者の推察になります。
チェンソーの悪魔の正体は?(考察)
筆者は、「人間と悪魔のパワーバランスを保つために生まれた悪魔」と考えました。
そう考えた理由を順に説明していきます。
なぜ武器として「チェンソー」が選ばれた?
「チェンソーマン」の世界に存在する悪魔達は、その冠している名前に対する恐怖の大きさによって、力が増減します。
パワーバランスを保つためには、悪魔を倒す力が必要なので、より恐怖を抱かれる武器の方が良いはずです。
チェンソーも確かに恐怖を抱かれるアイテムだと思います。
しかしながら、チェンソーよりも恐怖を抱かれるアイテムはたくさんあります。
例えば、遠距離で致命傷を狙える銃や弓、火炎放射器などは、チェンソーより恐怖感を覚えるのではないでしょうか。
では、なぜ「チェンソー」が選ばれたのか。
これは、現実世界での森林の手入れの行程に似ていると思いました。
健康な森林を育てる上で、ある程度成長したときに行う「間伐」という作業があります。
これは木どうしの間隔が狭すぎると、スペースと日光が十分にとれず、ヒョロくて長い木になってしまうのでそれを防ぐために木どうしの間隔を広げるという作業です。
この木を伐採する時に使用するのが他でもない「チェンソー」です。
この「間伐」を「チェンソーマン」の世界に当てはめると、伐採される木は「パワーバランスを壊す強力な悪魔」
これを行わないと日光が十分に得られない=希望の光が見えない。
間伐では、根元から抜かず、切り株を残すのですが、悪魔は死んでも復活してしまうので、「チェンソーマン」は、存在ごと消滅させる力を授かったのではないでしょうか。
なぜ悪魔を減らさなければならないのか?
言ってしまえば、圧倒的に人間が不利だから。
作中では、既にチェンソーマンによって下記にあげつ強力な悪魔は消滅させられています。
- ナチス
- アーノロン症候群
- 第二次世界大戦
- エイズ
- 祖阿
- 比尾山大噴火
- 核兵器等
この中で、人間が対悪魔の手段として使えるのは核兵器だけですが、使用した土地は汚染されて使い物にならなくなるのでリスクとリターンが合っていません。
作中で一番強いとされていた「銃の悪魔」が、5分で120万人弱を殺せるほどの凶悪さです。
もし、「核兵器の悪魔」なんてものが存在していたら、抵抗する余地もなく一瞬で人類は滅んでいたでしょう。
チェンソーマンは、なぜ人間側に有利な存在?
4巻での蜘蛛の悪魔の説明で、「人の姿に近い悪魔は人間に友好的」とされています。
蜘蛛のように沢山の足が生えている蜘蛛の悪魔ですら人間に友好的なので、ほぼ完全な人型であるチェンソーマンが人類側に有益な存在でも何らおかしくありません。
【チェンソーマン】キャラクター相関図
「チェンソーマン」は、第1部「公安編」が終了して、呪術廻戦も手掛けたMAPPA制作によるTVアニメ化も決定しました。
第1部「公安編」に登場したキャラはかなりの数になります。
わかりやすく、解説するために「チェンソーマン」に登場するキャラクターの相関図を作成しましました。
この記事で解説したポチタは、デンジと契約したチェンソーの悪魔です。
キャラクター同士の関係がひと目で確認できますよ。
<チェンソーマンキャラクター相関図>
<チェンソーマン公安敵対者キャラクター相関図>
まとめ
- ポチタは、犬とチェンソーが合体したような見た目の、愛らしい悪魔
- チェンソーの悪魔は、強力な悪魔を複数体相手にしても圧倒できるほどの強さ
- チェンソーマン(悪魔)は、食べた悪魔を名前ごと消滅させる能力を持つ。
- チェンソーマン(悪魔)の正体は、まだ公式で明らかにされていない。
「チェンソーマン」のコミックスは、1部「公安編」が11巻で完結しています。
興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
また電子書籍を定価の半額で買う事も可能です。
興味のある方はこちらの記事から
非公式の考察本「チェンソーマン公安対魔特異課秘匿調書」 (COSMIC MOOK)も発売されています。
かなり詳細で興味深い内容になっています。
「チェンソーマン」ファンの方はぜひ読んでみてください。
チェンソーマン 公安対魔特異課秘匿調書 (COSMIC MOOK)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。