キングダム｜李牧副官・馬南慈は史実で存在するの？武力や強さと最後についても

馬南慈（ばなんじ）は原泰久原作『キングダム』の登場人物。

秦国最大の敵である李牧の副官を務める馬南慈。

登場シーンは少ないものの、印象深い趙国の武将と言えるでしょう。

趙国内でもかなりの実力の持ち主であり、敵にしたくない強さを持つ武将の一人です。

この記事では、馬南慈のプロフィールと李牧との関係、最後どうなったかについて解説します。

キングダム｜李牧副官・馬南慈（ばなんじ）は史実で存在するの？

趙国三大天・李牧の副官。

元々匈奴を相手に北部に身を置いていた人物であるため登場シーンは少ない。

しかし、戦いとなるとその強さと存在感を発揮し、秦国にとってはかなり厄介な武将である。

キングダム 54
馬南慈とバナージって似てる。 pic.twitter.com/XGxBZ7Dt3Z

— ふわく　ニセうむマン (@turuuti) May 28, 2019

馬南慈のプロフィール

• 趙軍総司令李牧の副官
• 「雁門の鬼人」と呼ばれている
• 得物：矛

馬南慈は史実に実在するのか？

馬南慈は、史実には存在せず、キングダムオリジナルキャラクターとされています。

雁門の鬼人・馬南慈と李牧の関係は？

馬南慈は趙左翼三将の一人として鄴攻めの戦いで登場します。

北から侵攻してくる異民族から領地を守るために建てられた雁門で、かつての周王朝を滅ぼした遊牧国家である匈奴と相対していた武将であり、死地とも呼ばれる北の極地を守っていました。

馬南慈が「雁門の鬼人」と呼ばれる由縁です。

李牧も元々は匈奴からの侵攻を守るために配備された一人であり、雁門での戦は二千を超えたそうです。

馬南慈と李牧はその頃からの関係で、当時の馬南慈は李牧の副官として戦っていたとされています。

馬南慈の活躍について

馬南慈は「雁門の鬼人」との異名を持ち、武力は介子坊や廉頗に匹敵。

加えて知略も持ち合わせる武将である馬南慈の活躍をまとめました。

朱海平原初日の活躍

馬南慈は見た目からも武力に秀でた武将と思われがちですが、知略に富んだ戦略家と言えるでしょう。

朱海平原では出陣するや否や、隊を二つに分け、まず助攻の七千で秦の亜光軍第二陣の動きを止めました。

そして、残りの主攻三千で亜光軍第一龍陣に横撃を食らわせるという戦略をとっています。

玉鳳隊の乱入で流れを止められますが、いきなり亜光軍を壊滅させてしまうのではないかという勢いでした。

また、王賁との一騎打ちの際は、王賁の槍捌きに近づくことができなかった馬南慈。

しかし、すぐに攻め方を変えて、王賁を捕まえ殴りかかるといった対応をとっています。

キングダム第526話より引用

王賁がそれを間一髪でかわしたところに亜光が参戦したため、一騎打ちは終わりましたが、亜光が来なかったらと王賁もどうなっていたかわかりません。

馬南慈VS亜光

馬南慈の趙軍左翼に対し、亜光軍率いる秦軍右翼は一時追い込みをかけていました。

しかし、李牧によって伝えられた亜光軍の弱点を聞いた馬南慈は、即座に亜光軍の戦術の要である間接を狙うという作戦を実行に移し、尭雲とともに攻撃を仕掛けることで亜光を瀕死の状態にまで追いやります。

討ち取ることまではできなかったものの、亜光を失った亜光軍はほとんど機能しなくなってしまい、勝敗を左右する決定的な一撃を与えたのです。

キングダム第559話より引用

馬南慈の圧倒的な”武”

李牧軍への挟撃が上手くいっているとの報告を受けた段茶。

その奥にいる馬南慈軍が動いたことに気づき、なんとしても挟撃の邪魔はさせないと檄を飛ばしていた。

しかし秦右翼の背を討つと思われていた馬南慈軍はそのまま真っすぐ南下。

北の大地で鍛え上げられた彼らの馬はさえぎる森をものともせず駆け抜け王翦本陣の真横に突如現れた。

そして王翦が李牧に仕掛けたのと同様に李牧もまた王翦に挟撃を食らわせたのである。

その頃、李牧は時折自軍へと抜けてくる敵軍を撃退しつつ、雷伯と共伯に後陣まで下がるよう指示を飛ばしていた。

それが功を奏し、迫りくる倉央軍の前に共伯が立ち塞がり行く手を阻むことに成功。

逆に挟撃を受けている王翦軍は馬南慈の猛攻を阻むことが出来ずにいた。

それは味方である傅抵すらも驚愕するものであり、王翦の予測すら上回る圧倒的な”武”であった。

キングダム第615話より引用

その状況に李牧は自らの勝利を確信していた。

まさに馬南慈の活躍の賜物だった。

馬南慈の最後は？

まだ作中には馬南時の死は書かれていません。

鄴攻めの戦いの後、李牧は王都に捕らわれの身となり斬首の危機を迎えましたが、なんとか追手から逃げ切ることに成功します。

李牧の援護をしながら同じく脱出に成功した馬南慈は、李牧とともに司馬尚のいる青歌へ向かいました。

キングダム第647話より引用

李牧は「今の何倍もの力になって復活できるようここから立て直していく」と明言しています。

今後李牧が、勢力を取り戻して登場するとするならば、馬南慈も一緒に登場することは間違いないでしょう。

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まとめ

• 馬南慈は、三大天李牧の副官で武力、知力を持ち合わせた武将
• 馬南慈は、死地とも呼ばれる北の極地を守っていたため「雁門の鬼人」という異名を持つ
• 馬南慈は、王賁、亜光、蒙恬でも倒すことができなかった
• 馬南慈は、まだ生きていて、今後も李牧との活躍が期待される

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