ワールドトリガーのエネドラとは？黒トリガー泥の王(ボルボロス)についても

エネドラは、葦原大介原作の人気漫画「ワールドトリガー」の敵役。

アフトクラトルの遠征部隊の戦闘員として“こちら側の世界”に侵攻してきたネイバーです。

非常に好戦的で口が悪く、部隊の中でも異端な存在といえます。

この記事では、エネドラのプロフィールと黒トリガー・泥の王（ボルボロス）について解説しています。

【ワールドトリガー】エネドラとは？

エネドラは、アフトラクトルから来たネイバーで、黒髪で斜めに切り揃えられた前髪が特徴。

他人を見下すような笑みをたたえ、挑発的な言動が目立ちます。

右目の白目部分が黒いのは、生まれつきではないようです。

ワールドトリガー第47話より引用

エネドラのプロフィール

• アフトクラトル出身
• 遠征部隊の戦闘員
• 20歳
• 身長：182cm
• 好きな物：雑魚を蹂躙すること、独断専行、りんご
• 黒い角を持つ

協調性皆無の粗暴な性格

エネドラは、すぐに相手を雑魚呼ばわりするなど、性格に難がある。

いつも悪態をついてばかりいて、隊長のハイレインを呼び捨てにしたり、平気で作戦に異を唱えたりと言いたい放題。

不適切な言動をヒュースに指摘されるたびに言い争いになっている。

好戦的でもあり、大規模侵攻についても、手段を選ばずに相手を叩き潰せばいいとしきりに主張していた。

協調性は皆無で、遠征部隊の隊員を誰も信用していないようである。

仲間に見捨てられボーダーの捕虜に

エネドラは、角やブラックトリガーの影響で、人格の変化や寿命が限界にまで迫っていた。

ワールドトリガー第72話より引用

本人の知らないところで、ハイレインはブラックトリガーの回収を画策。

エネドラに勘付かれないようにするための偽装として、同時進行で計画していたヒュースの対処について直接打ち明けた。

本国に戻った時に邪魔になるヒュースを今回の遠征で捨て置くと聞かせることで、エネドラに極秘任務を知る側だと信じ込ませたのである。

日々の無礼な態度に加え、大規模侵攻で命令に背いたことが決定打となった模様。

裏切られることに直前まで気付かぬまま、ハイレインから指令を受けたミラの手で殺され、トリガーを奪われてしまった。

ボーダー本部によって、残された遺体からラッドへと角を移植された。

ボーダー本部で暮らすエネドラッド

エネドラは、ボーダー本部で捕虜として開発室長の鬼怒田から尋問にあっている。

角に人格や記憶などの生体データが残されていたため、死してなおケンカ腰な口調は健在。

嘘を見破るサイドエフェクトで本部に協力することになった遊真からは、名前を文字られて「エネドラッド」（エネドラ＋ラッド）と呼ばれている。

情報提供に素直に応じているのは、裏切りに対する復讐だと主張。

ワールドトリガー第105話より引用

実際に、命を失う直前にハイレインに対して恨みがましい言葉を残していることは確かである。

ところが、遊真のサイドエフェクトはエネドラの発言に部分的な嘘があることを感知しており、別の目的もあると推定される。

有力情報をペラペラと話す協力的態度から、徐々に待遇が向上。

専用の座布団が用意され、室内の行動規制も段々と緩くなっているようである。

本部のチーフエンジニアである寺島雷蔵と映画鑑賞を楽しむ姿も確認されている。

ブラックトリガー・泥の王（ボルボロス）とは？

ブラックトリガーとは、トリオン能力に優れた者が、持てる全ての力を注いで命と引き換えに作り上げるトリガー。

作成者との相性が良い者にしか使えないが、能力はノーマルトリガーとは比べものにならないほど強力で特殊です。

アフトラクトルが保有するブラックトリガー

レプリカの情報では7年前の時点で、アフトクラトルが保有するブラックトリガーの数は13にも及んでいる。

ブラックトリガーは1つあるだけでも戦争の局面を左右するとされており、この所持数は非常に脅威的といえる。

「泥の王（ボルボロス）」もその一つ。

エネドラは、角によってブラックトリガーとの親和性を人為的に高めている。

本来の適合者ではないため、ずっと身体に多くの負担がかかっている状態にあった。

当人が始末され、トリガーだけが回収されるまでに至ったのも、貴重なブラックトリガーを他国に奪われないようにするため。

あまり遠征の機会が無かったようで、機密性の高いトリガーであると思われる。

ミラによって取り上げられた際には、「泥の王（ボルボロス）」自体に心残りがあるような口ぶりであった。

もしかすると、ブラックトリガーを残した人物と何か関係があるのかもしれない。

泥の王（ボルボロス）の能力について

左手に中指・親指・手首に繋がった変わった形状のフィンガーブレスレットを装着して使用。

身体の形態を液体や気体に変換することが可能で、漂わせた身体の一部を瞬時に固体化させることもできる。

ワールドトリガー第56話より引用

使用者の生体をまるごと変えてしまうという、きわめて特殊なトリガーである。

主な攻撃は身体の状態をブレード化することで、液体化した部分をどんな隙間へも浸食させて、相手の死角からブレードを這い出す。

戦闘体を残しつつ、少量の液体で、何本もの長いブレードを広範囲に出現させている。

トリガーと融合しているため、身体への攻撃は無意味。

首を切られても、すぐに再構築できてしまう。

肉弾戦を想定しているボーダーのアタッカーのトリガーとは相性が悪く、不利とされている。

真骨頂は、気体化の能力で相手の内部に入り込み、体内からトリオン供給機関を破損させること。

目に映らないため、敵は入り込まれたことにすら気付くことが出来ない。

手ごたえがなく、本人はこの攻撃法があまり好きではない。

ガスの玉を成形してブレードを全方向に展開し、飛び道具としても活用している。

ワールドトリガー第71話より引用

気体化や液体化によって、離れた場所へ瞬時に移動することが可能。

実体の無いに等しい身体のことを「スライム野郎」と諏訪に揶揄されている。

攻撃が有効とされる伝達脳とトリオン供給機関をも、自身の能力で硬質化させてガード。

体内を解析された際にはダミーを複数作り出した。

気体化は風の影響を受けるという弱点もある。

エネドラは、「泥の王（ボルボロス）」の能力によって身体を自在に操っている。

通常の攻撃で討ち取ることは不可能に近く、初見で見破ることも難しい。

もし、隠密行動でボーダー隊員が狙われば、ひとたまりもない相手である。

アフトクラトルについて

アフトクラトルは、ネイバーフットに点在する国のうち、“こちら側の世界”に接近する四大惑星国家の一つ。

トリガーの開発を独自に進める強力な軍事国家で、「神の国」という異名を持ちます。

「神」とは、惑星そのものを形成するマザートリガーと同化する生贄のことです。

「神」のトリオン能力に応じて国土や資源といった国力が左右されるため、代々、入念な人選が行われてきました。

現在「神」の寿命が尽きそうとあって、国内では新たな「神」の選定に情勢が揺らいでいます。

ワールドトリガー第105話より引用

アフトラクトルの目的

遠征部隊の指揮官のハイレインは、兵力となるトリオン使いの捕獲を目的とし、あわよくば「神」となれる器を探していた。

遠征艇の乗組員は少数に限られるため、無駄な争いを避ける戦法で玄界に侵攻。

エネドラは、C級隊員を捕らえるラービットを補佐する役割を与えられている。

基地東部へと送り出され、ラービットそっちのけで風間隊と一戦を交えた。

その後、撤退した風間隊を追撃する形で、ボーダー本部を襲撃。

諏訪の挑発に乗せられ、訓練室へと誘いこまれた。

結果、ボーダーの解析力と組織力・忍田の戦闘力を前に破れ、遠征部隊からも見放されてしまった。

アフトクラトルの角つきとは？

アフトクラトルでは、幼児にトリオン受容体である「角」を埋め込み、トリオン能力を後天的に強化させる研究が進められている。

成長とともにトリオン量が向上し、移植されたトリガーとの適合性も上がる。

トリガーを手足のように自在に操作できるようになるため、その戦闘力はノーマルトリガーをはるかの上回るとされている。

ワールドトリガー第54話より引用

ブラックトリガーの適合者の角は黒く変色する。

エネドラは、額から細く長く伸びる黒い角がある。

トリガー角の根が脳にまで達していて、右目が黒いのはこのため。

脳への浸食によって人格にも支障をきてしている状態で、暴言の数々や自分勝手な行動に出るといった凶暴性も角の影響らしい。

ミラは、かつてのエネドラを「聡明で優秀」と言い表している。

まとめ

• エネドラは、アフトクラトルの遠征部隊の一員で、好戦的で嫌味な戦闘員
• エネドラは、黒トリガー・泥の王（ボルボロス）の使い手で、気体化の能力を持つ
• エネドラは、任務を放棄した結果、身内に裏切られてしまった
• エネドラは、ラッドに人格が移されて、ハイレインたちへの復讐のためにボーダーに協力している

ワールドトリガーは、現在23巻まで発売されています。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。