ワールドトリガー｜ヒュースの蝶の楯(ランビリス)とは？置き去りの理由についても

ヒュースは、葦原大介原作の人気漫画「ワールドトリガー」の敵役。

ハイレインの部下として、アフトクラトルからやって来たネイバーの青年です。

現在は玉狛支部に所属し、三雲修たちと遠征部隊選出を目指しています。

この記事では、ヒュースのプロフィールと黒トリガー・蝶の楯（ランビリス）について解説しています。

【ワールドトリガー】ヒュースとは？

ヒュースは、アフトクラトルのネイバーで、才覚を認められて遠征に身を投じるルーキー。

達観しているような言動の中には、律儀な性格が現れています。

6月12日はヒュース隊員の誕生日です！
三雲・空閑・雨取・ヒュース・宇佐美の5名チーム「玉狛第2」のアタッカー。隊の2人目のエース兼、陽太郎の弟子として惜しみない才腕を発揮！故郷への帰還を目指し、今日も玄界の地を踏みしめます！#ワールドトリガー#ヒュース隊員お誕生日おめでとう pic.twitter.com/LHehf6R0U5

— ワールドトリガー公式 (@W_Trigger_off) June 11, 2021

ヒュースのプロフィール

• アフトクラトル出身
• 遠征部隊の隊員
• 誕生日：6月12日
• 16歳
• 身長：171cm
• 好きな物：任務を遂行すること、忠義を果たすこと、絵を描くこと、犬
• 側頭部に角がある

剣の師匠はヴィザ

ヒュースは、兵士として育てられた中で、実戦に配備された最も若い世代である。

8歳からヴィザに剣を教わり、角トリガーの「蝶の楯（ランビリス）」を与えられたのは14歳の時。

たった2年で遠征部隊にまで抜擢されていることから、戦闘における才能と努力を感じさせる。

真面目な性格で、エネドラが上司のハイレインに対して口答えするのを戒めている。

若さゆえか、すぐに熱くなってしまうこともしばしば。

大規模侵攻では、共闘するヴィザから視野を広く持つよう注意されていた。

迅悠一の言葉による揺さぶりに簡単に踊らされてしまうという、素直すぎる一面も。

ワールドトリガー第65話より引用

以降は、迅をやりにくい相手として敬遠している。

年齢のわりに落ち着いた態度である反面、隠し事が出来ない真っすぐな性格なのかもしれない。

置き去りにされた理由は、エリン家への忠義

ヒュースは、アフトクラトル国内の四大勢力を担うベルティストン家直属の配下・エリン家の出身。

生まれは一庶民であるが、兵隊の有望株として「角」を付けられた後、引き上げてくれたのがエリン家だった。

人の良さで有名なエリン家で、家族のように育てられたようである。

ハイレインが治めるベルティストン家の配下の中で、エリン家の当主は最も高いトリオン量を有している人物。

ハイレインは、遠征で「神」の器が見つからなかった時の第二の策として、エリン家当主を「神」として献上することも始めから視野に入れていた。

そして、その策に真っ向から反対するであろうヒュースを目の上のたんこぶとして、ボーダーとの抗争で切り捨てる計画が水面下で進行。

置き去りにされるかもしれないという懸念は心の片隅にはあったようで、迅から言い含められた際に、ヒュースは動揺を見せている。

しかしながら、大規模侵攻でエネドラを秘密裏に始末すると聞かされていたため、隠し事を共有する者同士としてハイレインを信用しまい、見事に裏切られてしまった。

玉狛支部の捕虜

大規模侵攻の後、捕虜として玉狛支部に匿われることとなった。

角を隠すように黒いパーカーを羽織り、玉狛支部の地下室で生活。

ワールドトリガー第104話より引用

林藤支部長の取引で、エネドラへの取り調べに空閑遊真のサイドエフェクトを貸す代わりとして、本部からの詰問を免れることとなった。

玉狛支部では、先輩風を吹かせる陽太郎とともにランク戦を観戦している。

アフトクラトルへ帰るチャンスを狙っていて、一人でいる時は隠し持っている惑星の軌道データを確認していた。

属国の接近を察知し、遠征艇で母国への帰還を図るため、ガロプラの侵略時に玉狛支部から脱走。

レギンデッツの口からすでに処分命令が下されている身であることを知り、迅の示唆した方法でアフトクラトルを目指すことにした。

玉狛第二に加わった新たな戦力

迅が示した方法とは、ボーダー隊員としてネイバーフット遠征に参加すること。

目標を同じくする玉狛第二（三雲隊）の新メンバーとして、あらためて玉狛支部に迎え入れられた。

ワールドトリガー第160話より引用

ボーダー本部は当初、情報開示に非協力的なヒュースを信用が置けない人物として、入隊を拒否。

修は、ヒュースのエリン家当主への忠誠心やエネドラよりも諸国の内情に詳しい点が、勝手が分からぬネイバーフットの案内役に適していると説得した。

もともと大規模侵攻での目撃者が少ないヒュースは、宇佐美が角無しのトリオン体を作成し、常に換装した状態でいることで正体をカモフラージュ。

身元は玉狛支部のエンジニアで公にはカナダ人という設定で通しているミカエル・クローニンの親戚の「ヒュース・クローニン」と名乗り、ボーダーへ入隊した。

入隊早々、個人ポイントを稼ぎ、初日でB級に昇格。

B級ランク戦のROUND7から玉狛第二の一員として出場している。

角トリガー・蝶の楯（ランビリス）とは？

角トリガーとは、アフトラクトルで独自に開発されている強化トリガー。

武器として装備するボーダーのノーマルトリガーとは概念が異なり、身体そのものを変形させて戦うのが特徴です。

「角」によるトリオンの補助を前提として作られているため、トリオン体へ大きな負担がかかります。

アフトラクトルが研究を進める角トリガー

アフトクラトルでは、トリオン能力の高い人間を人工的に生み出すために、何年も前から国をあげて研究を推し進めてきた。

結果、トリオンの量を増幅と性質を変化させることができる、トリオン受容体の「角」の製造に成功。

その技術は軍事機密とされ、謎が多い。

レプリカによれば、7年前の時点で「角」は既に実用化の段階にあったという。

「蝶の楯（ランビリス）」は、アフトクラトルの中でも最新鋭の技術を搭載するトリガー。

ヒュースは、ハイテクなトリガーの性能を熟知しており、任務遂行に役立てている。

同様の力を付与されたラービットでは十分に使いこなせないほど要領をつかむのが難しい能力であり、センスの高さがうかがえる。

ヒュースの「蝶の楯（ランビリス）」は現在、玉狛支部で保管されている。

蝶の楯（ランビリス）の能力について

バングル型のトリガーを左手に嵌めて、おびただしい数の磁力を帯びた欠片を身体から四方に出す。

磁力の引き付け合う力と反発し合う力を操作する能力を持つ。

磁力片を纏わせた装備形態は、背中に４匹の大蛇を従えたように見える。

ワールドトリガー第55話より引用

相手の身体を狙って欠片を射撃のように素早く飛ばし、磁力の操作で自由を奪う。

欠片自体に攻撃力は無いものの、刺さった欠片を取り除くことや欠片を粉砕することは不可能に近い。

レールガンを生成して、射撃能力を高め、通常より大きな欠片を打ち込むことも可能。

大規模侵攻では雨取千佳を捕らえるために使用し、自ら浮かべた欠片の方へと引き寄せて確保を試みている。

磁力の反発する力を活用して、敵の攻撃の威力を相殺させることも出来る。

ただし、使用者自身にダメージがあると磁力が弱まる。

傘のような集合体を前面に形成して盾のように使用。

自身に向かって放たれた銃撃を反射させ、空中の欠片に当ててカウンター攻撃へと転じる。

全身を覆うほどのフルガードも可能であるが、欠片も無数ではないようで、シールドが薄くなった箇所を木崎レイジに狙われている。

ワールドトリガー第58話より引用

磁力片で空を飛ぶこともでき、羽を背中に・レールを空中に形成して、離れた場所へと移動。

ヒュースは、2人分の飛行形態を同時に形作れるほどの能力を持っている。

また、破壊力のある武器の生成することも可能。

大きな棘で弧月と渡り合う他、6つの棘が突いた円盤を放って攻撃。

円盤には大量の欠片を必要とする。

暗い場所は磁力片の保護色となり、攻撃を見えにくくすることが可能。

磁力片だけでなく、自身の体ごと暗闇に身を隠せる。

ヒュースは、単体では威力に劣る磁力片を、敵の攻撃を能力でいなしたり、集合体にして増強させたりといった活用方法で補填。

味方の援護に適したトリガーでの戦闘を可能にしている。

ヒュースのポジションやトリガーセットについて

ボーダーの隊員は、それぞれの適正にあったポジションがあり、8つのトリガーホルダーにトリガーをセットしています。

ヒュースのポジションとトリガーセットについて解説します。

玉狛第二の2人目のアタッカー

秀でた剣術と手の内を簡単には晒さない知的さを合わせ持つアタッカー。

戦闘経験で鋭い観察眼を培われており、玉狛第二の弱点にもすぐに気付いた。

元・遠征部隊とだけあってトリガーの扱いに慣れているようで、入隊前の時点で既にボーダーのトリガーをある程度使えている。

それまでエースの遊真頼りになっていた修たちにとっては、攻撃の厚みを増すことができる即戦力である。

修を隊長とするのはチームの構成上であり、妥当でない指示には従わないと明言している。

ヒュースのトリガーセットは？

弧月＋旋空をメインに装備して、剣術の腕を発揮。

サブにバイパーもセットされており、豊富なトリオン量と技術で軌道の調整はもちろん、タイミングをずらしての時間差攻撃を可能にしている。

サブに装填したエスクードを地面から出現させて、敵を捕らえたり、相手に退路を与えないようにしたりと、かつて迅にされた戦法を参考にしている。

ワールドトリガー第169話より引用

また、上空へと飛び上がる発射台としての活用や、他人の背中に生やすなどの応用も見せている。

シールドをメインとサブの両方に装填。

機動力と鋭い読み生かして、威力重視のアイビスを相手に二重にシールドを展開して防御している。

サブにはバッグワームも備えている。

アフトクラトルについて

アフトクラトルは、ネイバーフットに点在する国のうち、“こちら側の世界”に接近する四大惑星国家の一つ。

トリガーの開発を独自に進める強力な軍事国家で、「神の国」という異名を持ちます。

「神」とは、惑星そのものを形成するマザートリガーと同化する生贄のことです。

「神」のトリオン能力に応じて国土や資源といった国力が左右されるため、代々、入念な人選が行われてきました。

現在「神」の寿命が尽きそうとあって、国内では新たな「神」の選定に情勢が揺らいでいます。

ワールドトリガー第105話より引用

アフトラクトルの目的

ヒュースは、ハイレインの配下の一人として遠征に参加し、従順な態度を示していた。

実際には、自身が忠誠を誓うエリン家当主の顔をたてるためであると推測される。

大規模侵攻では、急きょ雨取千佳を「神」候補の「金の雛鳥」として捕獲するという大役を任された。

「蝶の楯（ランビリス）」の特性を活かして千佳を追跡しているところを、迅と遊真が妨害。

その後は、迅のサイドエフェクトの餌食となって足止めされた。

撤退に追いやられたハイレインは千佳の捕獲を断念するとともに、ヒュースを置いていくという決断をした。

遠征部隊から置いてけぼりとなったことは、ヒュースにとって将来的に正解だと迅は予見している。

アフトクラトルの角つきとは？

アフトクラトルでは、幼児にトリオン受容体である「角」を埋め込み、トリオン能力を後天的に強化させる研究が進められている。

成長とともにトリオン量が向上し、移植されたトリガーとの適合性も上がる。

トリガーを手足のように自在に操作できるようになるため、その戦闘力はノーマルトリガーをはるかの上回るとされている。

ワールドトリガー第54話より引用

ブラックトリガーの適合者の角は黒く変色する。

ヒュースは、耳のあたりから後方に伸びる角が特徴で、やや外側に広がり気味。

角が邪魔になって、寝る体勢はうつ伏せに限られる。

ハイレインと似たような生え方をしているが、角の表面の筋の数が少ない。

トリガーとの融合性や成長によって、角の見た目が色以外にも変化するのかもしれない。

まとめ

• ヒュースは、アフトクラトルの遠征部隊の最年少戦闘員
• ヒュースは、育て親のエリン家当主のために本国帰還を切望している
• ヒュースは、アフトクラトルの捕虜という正体を公には伏せてボーダーに入隊
• ヒュースは、玉狛第二の新たな戦闘員としてランク戦で活躍

ワールドトリガーは、現在23巻まで発売されています。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。