キングダム｜河了貂は史実に存在するの？飛信隊での活躍と結婚や最後についても

河了貂（かりょうてん）は、原泰久原作『キングダム』の主要登場人物。

飛信隊の縁の下の力持ちの軍師として活躍する数少ない女性キャラクター。

愛らしい見た目から飛信隊の中でも読者からも高い人気を集めている河了貂。

この記事では、河了貂の軍師としての活躍、結婚や最後について解説します。

飛信隊軍師・河了貂とは？

信、政と出会いから、自分もなにかできないかと軍師の勉強を始めた河了貂。

軍師として飛信隊に足りなかった作戦力を補うべく日々成長を見せています。

 

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河了貂のプロフィール

• 飛信隊の軍師。「娘軍師」と呼ばれる
• はるか西の梟鳴（きゅうめい）という山民族の末裔
• お尋ね者が住む黒卑村（こくひむら）に流れ着いた
• 登場時は鳥の頭を模した蓑を被っていた
• 秦国軍総司令・昌平君の軍師学校で兵法を学ぶ
• 当初は性別を偽って男として信と共同生活をしていた

河了貂は史実に存在するのか？

史実には存在しない、キングダムオリジナルキャラクターです。

河了貂と信の出会いは？

戦争孤児だった主人公信は、同じ下僕身分の漂と共に育ちます。

そんな中、漂は若き秦王である嬴政に瓜二つの容姿であったため、嬴政の影武者として王宮に迎えられました。

しかし、実の弟・成蟜によるクーデターで命を落としてしまいます。

親友である漂が死ぬ間際に託した地図を手がかりに黒卑村を目指した信。

しかし黒卑村は全土からならず者が集まる場所で、普通は生きて帰れないと言われる恐ろしい村です。

そんな恐ろしい村で、河了貂は見張り役をして生計を立てていました。

秦王・嬴政と合流した信は、追手から逃げようとしますが道が塞がれています。

そこに現れたのが河了貂でした。

キングダム第4話より引用

話の一部始終を盗み聞きしていた河了貂は、王様を助ければ金になるかも知れないと考え抜け道を教え、政、信と共に成蟜のクーデターを阻止する手助けをするのでした。

河了貂の活躍

今では飛信隊にはなくてはならない存在の河了貂ですが、軍師学校へ進むきっかけ、飛信隊との関係、活躍についてまとめました。

河了貂が軍師学校へ進むきっかけ

嬴政の弟・成蟜のクーデターを阻止した功績として家をもらった信と河了貂。

二人の共同生活が始まりますが、信は「大将軍になる」という夢を追いかけてどんどん走っていきます。

その姿を間近で見る河了貂が焦りや不安を感じるのも当然でした。

河了貂は、嬴政を暗殺すべく王宮を訪れた羌瘣にその不安を打ち明けました。

河了貂は羌瘣に「大事な人が殺されたときに、そばにいられないのが怖い。だから戦場に行きたい」と訴えます。

そうして、羌瘣のアドバイスと推薦を受けて、名が選んだのが「軍師」の道だったのです。

キングダム第101話より引用

その後河了貂は、秦国軍総司令・昌平君の軍師学校に進みました。

この経験は河了貂にとって非常に大きく、河了貂は後の飛信隊に欠かせない知略を身につけることになります。

この時、蒙武の息子である蒙毅には妹弟子として面倒を見てもらいました。

昌平君の軍師学校で優秀な成績を残した河了貂は『特別軍師認可』を受けます。

これは蒙恬以来の早期認可であり、軍師として相当優秀な証でもあります。

河了貂と飛信隊

信が千人将となった飛信隊であったが、副官で軍略も練っていた羌瘣が復讐の為に飛信隊を一時的に離れると飛信隊は負け続けた。

その原因は軍師不在にあると考えた蒙恬は弟の蒙毅を軍師として飛信隊に派遣しようとしました。

しかし、都合が合わなかった蒙毅は代わりに河了貂を軍師として派遣したのです。

キングダム第245話より引用

河了貂と久しぶりに再会を果たした信は、河了貂が女であることを初めて知ることとなります。

最初こそ河了貂を軍師として認めていなかった飛信隊のメンバーでしたが、その後の河了貂の活躍により飛信隊のメンバーからも「娘軍師」と呼ばれ親しまれるようになります。

また、料理の腕前は一級品であり、羌瘣はあまりのお美味しさに感動して立ち眩みするほどでした。

飛信隊において、軍師としてだけでなく、みんなの胃袋を癒す存在でもあります。

生きるために何でもやっていたので、その中で料理のコツなどを学んでいたのでしょう。

合従軍編：万極戦での活躍

飛信隊の前に立ちはだかる万極軍は、凄まじい戦いぶりを見せていました。

それは、過去秦国の六将・白起によって四十万もの趙国人が生き埋めにされた、長平での大量虐殺による積年の恨みによるものでした。

その積年の恨みは、信に対してもただならぬ闇のような感覚を与えました。

乱戦が続き、麃公軍・飛信隊の無事がわからない中、河了貂は退がった方が良いという指示を受けます。

しかし、乱戦が長く続き中で隊がバラバラになってしまっていることを察した河了貂は、中で隊を立て直すため、自ら乱戦の中に突入していきました。

そして、乱戦の中、田有や尾平、澤などと合流し味方を探しながら信の元へ向かうように指示を出しました。

河了貂率いる飛信隊は、万極に対峙する信のもとに到着。

キングダム第286話より引用

「オレがいない間にお前らが全滅していたら、オレが軍師をやっている意味がないだろう」と、河了貂はすぐさま飛信隊を配置につかせますした。

後軍の味方の中に逃げようとする万極。

ここで逃がせば万極を討てないと判断した河了貂の指示により、信は見事に万極を討ち取ったのでした。

黒羊丘攻略戦での活躍

秦の趙攻略の拠点となった黒羊丘。

黒羊丘戦2日目、前線を押し上げたい飛信隊は、密林地帯を勢いよく突破し、対岸の敵の背面を攻撃して突破口を作ります。

しかし、その先に待ち受けていたのは大きな川でした。

対岸には趙の馬呈軍が陣取っています。

師匠の昌平君が「無手」と表現するほどの橋もない不利な渡河戦を強いられることとなった飛信隊。

そんな中、敵が布陣していない、かなり悪条件の川岸がありました。

流れが急激に早く、水深も深く、対岸は険しい絶壁。

流石にこんな場所は渡れるはずもないと敵も思ったのです。

河了貂は、その場所を渕さん率いる別働隊に渡らせ、敵を背後から急襲する策を提案。

渕さんが誰よりも持ち合わせているもの。

それは、味方の為に必ず成し遂げるという強い「責任感」。

キングダム第456話より引用

渕さんが適任と断言する河了貂の奇策でした。

紀彗軍の軍略家である劉冬でさえ想像できなかった危険な策を、渕さんは見事成し遂げます。

そして、馬呈軍を急襲し、飛信隊の主力部隊を上陸させ、無手と思われた渡河の戦いを勝利に導いたのです。

河了貂の結婚と最後について

飛信隊軍師として男勝りの活躍をする河了貂ですが、女性であることから乙女な部分も見られる部分があります。

そんな河了貂の信への想い、最後どうなるかについてまとめました。

信と結婚するのか？

河了貂は信を隊長として信頼しているのはもちろんのことですが、一人の男性として好きであるのではないかと思わせる描写があります。

河了貂が凱孟軍の捕虜になったときのこと。

• 河了貂は女性として信を幸せにしたいのか
• それとも飛信隊の隊員として戦いたいのか

凱孟は、その真意を問ただした。

その時の河了貂の返答は「信の夢がかなってほしいと願ってる…いや…それと…オレもあいつと一緒に幸せになりたい」

キングダム第387話より引用

これが河了貂の信への本当の気持ちです。

この時の河了貂は真っ直ぐな目で凱孟を見ており、真剣に信のことを想っているように見えます。

現状は、羌瘣の方が可能性が高いと感じていますが、河了貂と信が結婚する可能性もないとは言えないでしょう。

最後はどうなるの？

河了貂の死についてはまだ描かれていません。

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まとめ

• 河了貂は、梟鳴（きゅうめい）という山民族の末裔
• 河了貂は、成蟜の刺客から信と政を逃がしたことがきっかけで共に行動するようになる
• 河了貂は、昌平君の軍師学校で軍略を学び飛信隊の軍師に
• 河了貂は、信と幸せになることを祈っている
• 河了貂の最後はまだ作中では描かれていない

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