キングダム｜蒙恬(もうてん)は史実で実在するの？活躍と結婚や最後についても

蒙恬（もうてん）は、原泰久原作『キングダム』の主要登場人物。

李信と同世代ということもあり共に切磋琢磨し将軍を目指す姿、圧倒的な知力、武力をも持ち合わせる美男子に読者、秦国の女子皆からも高い人気を集めている蒙恬。

この記事では、蒙恬の活躍、結婚や最後についてまで解説しています。

蒙恬(もうてん)とは？

 

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蒙恬のプロフィール

• 楽華隊の隊長
• 秦国将軍蒙驁を祖父に、蒙武を父に持つ名家蒙家の長男
• 弟は蒙毅
• 特徴：優しく美しいルックスな上お気楽な性格
• 昌平君の軍師学校を首席で卒業し、異例の速さで特別軍師許可を貰っている

蒙恬は史実で実在するのか？

蒙恬は史実には存在している。

秦の将軍・蒙驁の孫であり、蒙武の子。

そして、蒙毅の兄である。

匈奴討伐などに功績を挙げ、弟とともに始皇帝に重用されたが、趙高たちの陰謀によって扶蘇と共に自殺させられたと記載されている。

蒙驁の孫で蒙武の長男

中華最強の家族との呼び声高い名家・蒙家。

蒙驁将軍は、もともと出生は斉国であり、各国を渡り歩きながら秦にたどり着き戦果を上げ将軍になりました。

しかしながら、六大将軍の栄光の陰に隠れていたという不遇な過去を持っています。

蒙驁といえば、やはり山陽戦。

一度も勝ったことのなかった廉頗についに勝利しました。

そのほかにも対連合軍の戦の勝利にも貢献するなど秦の天下統一にとても貢献した将軍です。

蒙恬の父である蒙武は自分の武力に絶対の自信を持っており、呂不韋の直属の四柱の１人です。

対合従軍戦では、楚の巨人である「汗明」を一騎打ちの末破り、楚軍に大ダメージを与えました。

現在の秦国の六大将軍にも任命されるほどの絶対的な武力の持ち主です。

そんな偉大な祖父と父の息子である蒙恬もまた、活躍が約束された逸材と言えるでしょう。

楽華隊

楽華隊は蒙恬を隊長とする独立遊軍。

初登場時は百人隊でしたが、信率いる飛信隊や王賁率いる玉鳳隊と同じく徐々に戦績を積み、現在将軍として1万人を率いる隊にまで成長しています。

軍略に明るい蒙恬を中心に、敵を翻弄しながら打ち倒すことが多く、隊のメンバーも力だけでなく蒙恬の策に応じて臨機応変に戦えるよう練兵されています。

信と王賁との関係

信が馬陽の戦いの活躍を経て三百人将に昇格した後、同年代の特殊三百人隊・楽華隊の隊長として信と出会う。

下僕出身である信の実力を認めており、よきライバル、相談相手となっている。

王賁とは小さいころから名家の出身として昔からの友人でライバル関係である。

３人は秦国の将来有望な若き武将とされている。

蒙恬の活躍

父であり秦国の将軍である蒙武が「一族で最も才がある」と言い、その実力を認めているほどの才を持つ蒙恬。

そんな蒙恬の将軍へと進んでいく活躍についてまとめました。

山陽大攻略戦〜千人将へ

山陽の戦い前夜、廉頗四天王の輪虎は、秦軍の若手千人将の連続暗殺を仕掛けました。

この狙いは、有能な若手の千人将を暗殺することによって、秦軍を足下から弱体化させることです。

千人将の席に空きが出た為、蒙恬と王賁と信が千人将へ臨時昇格することになります。

キングダム第200話より引用

戦争も五日目となり、蒙恬は、楽華隊、王賁の玉鳳隊、信の飛信隊が共同して輪虎軍を攻撃する案を上司たちには内緒で二人に提案します。

その作戦とは、まず楽華隊が要所に配置されている輪虎の親衛隊の「輪虎兵」に挑み、これを斃し、精鋭部隊である「輪虎兵」の数を減らしたところで、玊鳳隊、飛信隊が中央を突撃、本陣にいる輪虎を目指す、というもの。

発案者である蒙恬の「楽華隊」が輪虎兵をすり潰して道をつくり、そこから中央にいる輪虎に信と王賁が挑みかかりました。

結果的にこの作戦で輪虎を討つ事は出来ませんでしたが、三百将にして戦場を自らの策で操る見事な才能を見せつけた一戦となったのです。

合従軍との戦い〜三千人将へ

合従軍との戦いで、蒙恬は対楚軍の一員として騰軍に所属。

楚の媧燐の策により、騰軍はどこから攻められてもおかしくない劣勢配置となってしまいました。

そこで、騰軍本陣を守る右翼・左翼の五千人将として蒙恬・王賁が抜擢されます。

敵と正面からぶつかることは徹底的に避け、敵の歩兵の背後を攻める戦術を、二人は話し合いもないままに同様に繰り出しました。

背を討つことで敵の士気を下げ、二人は味方の軍を立て直します。

媧燐の本軍が騰軍本陣の要となる隆国軍に突撃しましたが、二人の戦術と媧燐の離脱により騰軍本陣を守ることに成功しました。

また、蒙武と汗明が激戦を繰り広げている中、媧燐は自分の騎馬軍を蒙武の元へ差し向ける作戦を実行。

蒙恬はギリギリで蒙武の命を狙う騎馬に追いつきますが、相手も媧燐から指名を受けるほどの腕の持ち主でした。

攻撃をかわしふらついた蒙恬はよろけて蒙武にぶつかってしまいます。

キングダム第314話より引用

2人の一騎打ちに水を差す形になったことで、汗明の逆鱗に触れ、蒙恬は斬られてしまいました。

その光景を見て、目を見開いた蒙武は次の瞬間、汗明を討ち取ったのでした。

蒙武が汗明を討ち取っての勝利に秦国軍からは異常なまでの歓声が上がりました。

斬られた蒙恬は深手を負いましたが、父・蒙武を助けるための蒙恬の行動が勝利に繋がったといっても過言ではありません。

鄴攻略戦（朱海平原の戦い）〜将軍へ

朱海平原の戦いで、蒙恬は左軍の麻鉱軍に配置。

しかし早々に李牧の小隊に麻鉱が討たれてしまう展開。

将を失った秦左軍は崩壊への流れへと向かいかけるも、ここで蒙恬が立ち上がる。

まずは混線の中に入って拠点を作り、士気の下がった兵に対策を施す。

意気消沈した麻鉱兵を自らのアイデアで再び立ち上がらせ、士気の爆発を起こし反転反撃へと繋げた。

その夜には、王翦の命により蒙恬は左軍の将に任命されたのです。

キングダム第535話より引用

絶体絶命の状況を再び膠着状態へと戻した蒙恬の才能は、王翦によく戦が見えていると言わしめました。

そして、朱海平原の戦いの陰の立役者として、第一等の特別功を受領し、李信、王賁とともに正式に将軍に任命された。

蒙恬の結婚と最後

美しい容姿と優しい性格から読者からも女性からも人気な蒙恬。

作中での今後の蒙恬の結婚や最後についてまとめました。

蒙恬の結婚について

作中ではまだ描かれていません。

蒙恬の最後について

作中ではまだ描かれていません。

蒙恬の史実での最後について

始皇帝に将軍として仕え、活躍した蒙恬。

秦が天下を統一すると、30万の兵を率いて対匈奴戦を開始し、臨洮から遼東に至る万里の長城を築く。

しかし始皇帝の死後、末子胡亥を2世皇帝として擁立した宦官(かんがん)の趙高(ちょうこう)の謀略にあい、始皇帝の長子扶蘇とともに死を賜って、恬は服毒自殺したと記載がある。

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まとめ

• 蒙恬は、史実に存在し、始皇帝に将軍として仕えた
• 蒙恬は、蒙驁を祖父に、蒙武を父に持つ名家蒙家の長男であり、弟は蒙毅
• 蒙恬は、信、王賁と共に戦果を上げ続け、鄴攻略戦（朱海平原の戦い）の活躍で将軍となった

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