王賁(おうほん)は、原泰久原作『キングダム』の主要登場人物。
将軍へとなるべくひたむきな努力と堅実な性格から他人を寄せ付けないような性格だが読者からはそんな性格も人気な王賁。
この記事では、王賁の活躍と結婚や最後どうなるかについてまで解説します。
王賁(おうほん)とは?
王賁は、才能と努力で進化し続ける将来有望な武将として秦国からも期待されている。
近くで見てきた玉鳳隊の仲間からの信頼も厚い王賁。
ここでは、王賁は史実で実在するのか?
そして、父・王翦との関係や玉鳳隊についても解説します。
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王賁のプロフィール
- 完全武装の騎馬隊で構成された独立遊軍「玉鳳隊」の隊長
- 名門・王一族宗家の嫡男。
- 真面目で堅物
- 負けず嫌いで熱い闘志を内に秘めている
- 得物:槍・変則的軌道を描く突き技「龍指」を扱う
王賁は史実で実在するのか?
王賁は史実に存在している。
秦の名将・王翦の子息として、若い頃より戦場で活躍していた武将。
秦の中華統一事業の中心メンバーの一人であり、魏・燕・代・斉を諸将と共に滅ぼしたことも記載されている。
父・王翦との関係
王賁の母である朱景には王翦との結婚前に好きな男がおり、その男の子供を身ごもった状態で王翦と結婚したという噂が流れていた。
その為、周囲の人たちは真相を問いただすのだが、朱景は固く口を閉ざした。
その状況で王賁が生まれ、また、すぐに朱景は亡くなってしまったため、真相は謎のままとなってしまったのだ。
そのため王翦も王賁が実の自分の子供なのか疑い、王賁に対して冷たい態度をとるように。
王賁は、王翦の背を追いつつも、同時に複雑な思いを抱え、お互い水と油のような関係になっている。
玉鳳隊
玉鳳隊は、王賁が率いる独立遊軍の部隊。
王一族の王賁が率いるだけあり、玉鳳隊のメンバーは貴士族出身のものが多く、エリート集団で構成された部隊。
そのため、全員が武術の達人でもあり、高度な集団戦法に対しても巧みに繰り出すことが可能です。
一人一人の戦闘能力も高く、戦局に対して大きな影響も与える集団でもあります。
王賁の多彩な戦術を理解し、瞬時に敵を攻撃する姿は、さすが貴士族出身と思われ、城攻めの際には井蘭車を繰り出すなどその地位や権力を存分に活かして攻撃するスタイルが多く描かれている。
信と蒙恬との関係
同世代の信と蒙恬の実力を認めているが、大将軍・蒙武を父に持つ似た境遇の蒙恬と違い、下僕出身である信を当初は対等な「ライバル」とは認めていなかった。
しかし、その後ともに戦うことで、信の実力を認めていることは間違いないが、口には絶対に出さない。
王賁の活躍
たゆまぬ努力と鍛錬により、達人の域にまで達した当代随一の槍使いと言われている王賁の活躍についてまとめました。
山陽大攻略戦〜千人将へ
対魏戦の高狼城攻めでは、敵城の壁が高く秦国軍の攻略は長期化の様子を呈していた。
秦国総大将の蒙驁は「あせるな、城は逃げはせぬ」と、奇策無しの常套戦法のみで長期戦に挑んでいた。
しかし、王賁は「生まれの良さも才能だ」と、自ら持ってきた井闌車を利用し、蒙驁の意に反して奇策を仕掛けた。
敵城城壁に橋を架けた玉鳳隊は、そこを一気に駆け上がり、敵陣地に突入した。
キングダム190話より引用
その様子を見た同世代の三百人将・蒙恬には、「さすが王氏宗家また珍しいものを」と言わしめた。
ただ、同じく同世代の三百人将である信は、どさくさに紛れて井闌車を活用し、自分の率いる飛信隊を敵の陣地に突入させた。
合従軍との戦い〜三千人将へ
王賁は対楚軍の一員として蒙武と騰の連合軍に所属。
王賁たちと同世代である白麗の放った麟坊への一矢から、楚の項翼・白麗対秦の王賁・蒙恬という戦いに発展しましたが、遠距離が得意な白麗は、近距離の戦になったために一旦後退。
これを良しとしない蒙恬は白麗を討つべく追いかけますが、項翼によって邪魔されます。
しかし、そこに王賁が現れ項翼と対峙。
キングダム280話より引用
項翼が繰り出した愛刀の莫耶刀に対して優位に戦ったものの、あと一歩が決められず初日は終了。
一方の蒙恬は、王賁が項翼と対峙したすきに白麗の弓を壊すことに成功したのでした。
最終的に、秦軍は合従軍を退け、論功行賞にて、王賁は、蒙恬・信とともに三千人将に昇格したのです。
鄴攻略戦(朱海平原の戦い)〜将軍へ
開戦より12日目の朝、隊を覚醒させ一気に趙軍左翼を押し込みにかかった王賁と信。
2隊の士気の高揚のすさまじさに、対する趙軍の頭脳・趙峩龍は一旦後退し、立て直しを図る。
王賁、信たちの進撃によって機が熟した王翦中央軍は、満を持して12日間待機させていた無傷の軍を出陣させる。
日が落ちる頃には、王翦中央軍は一気に前進し、李牧中央軍に接近。
これは、翌日以降に玉鳳隊、飛信隊が趙左翼を突破すると見越しての進軍であった。
この日の2隊の活躍は、戦局を動かす大きな意味を持つ結果となったのである。
夜が明け、13日目。
趙軍が早くも動きを見せる。
尭雲の隊が玉鳳隊に接近。
王賁たちがその存在に気付いた頃、尭雲の300ほどの隊は更に数十騎の小隊に分かれ、巧妙に王賁本陣へと近づいていた。
尭雲の精鋭部隊と関常隊がぶつかり、壮絶な潰し合いになっていた頃、ついに王賁のもとへ尭雲の刃が届く。
王賁は尭雲率いる”雷雲十槍”ら精鋭部隊に囲まれた挙げ句、尭雲自らの攻撃をも喰らい続け、窮地に追い込まれる。
王賁は決死の一突きで尭雲の右腕を粉砕するが、そのまま振り下ろされた尭雲の刃が届き、落馬してしまう。
王賁が討たれた絶望により、一気に士気が下りかける玉鳳隊。
しかし、関常の必死の叫びにより戦意を取り戻し、気絶した王賁を連れて脱出を図る。
こうして13日目は終了する。
15日目、王賁と尭雲が再び対峙し、2人は一騎打ちをすることを当たり前のように向かい合った。
先制攻撃は尭雲。
尭雲の渾身の一撃は、王賁の腕から出血をさせ愛馬の脚を折るほどの威力だった。
しかし、王賁は馬の脚を折られ、バランスを崩した体勢のまま尭雲の胸を貫いたのです。
キングダム610話より引用
この戦いの功績により、王賁は蒙恬、信とともについに将軍になったのです。
王賁の結婚と最後
信と同世代の3人の中で唯一既婚者と判明した王賁。
そんな王賁の結婚と最後どうなったかについて解説します。
王賁の結婚について
王賁は作中では許嫁であった彩華(さいか)と結婚します。
堅物な王賁は、女性から人気でファンクラブもある中、許嫁がいることが60巻のおまけマンガで描かれています。
キングダム第60巻おまけマンガより引用
王賁の最後について
作中ではまだ王賁の最後は書かれていません。
王賁の史実での最後について
史実によると中華統一に王賁が貢献したことは書かれていますが、王賁の最後までは書かれておらず不明。
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まとめ
- 王賁は、「玉鳳隊」の隊長で、名門・王一族宗家の嫡男
- 王賁は、史実に実在する中華統一に向けて活躍した武将
- 王賁は、当代随一の槍使い
- 王賁は、信、蒙恬と共に将軍になる
- 王賁は、彩華と結婚する
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