山の民は、原泰久原作『キングダム』に登場する部隊。
秦国の民族の一つで、屈強な戦士が多く統率力の高い武闘派民族である山の民。
窮地に駆け付ける山の民の戦力は絶大で、戦況を一気に覆すほどの威力を誇る。
個性あふれる戦士が多く、多種多様なお面をつけている事が山の民の戦士の特徴だ。
民族ゆえに気性が荒い山の民の戦士を率いる楊端和は統率力がとても高いと判断できる。
この記事では、楊端和率いる山の民を形成する主要なキャラクターと魅力について解説します。
キングダム|山の民とは?
秦国の領地内に存在する民族一派の総称である。
楊端和という女性戦士が長となり山の民を率いている。
多種多様なお面をつけて戦う事が山の民の特徴であり、山の民と言っても派閥は複数あるようでお面の雰囲気の傾向も様々だ。
非常に大柄の戦士が多く気性が荒い傾向にあり、その傾向は戦闘スタイルにも大きく影響している。
ほとんどが上半身裸で戦い、多くの戦士が体に刺青をほっていることも特徴的だ。
山の民は民族間でしか用いない言葉を使用しており、秦国のほとんどの人間は聞き分ける事ができないが、基本的には楊端和が通訳をして連携を取っている。
戦術としては、かなり強引に攻め入るスタイルを用いており、戦士に無茶な突撃を仕掛けさせ敵の注意がそちらに偏ったり戦況が混乱したところを的確についていく戦法をとる描写が多い。
楊端和の冷徹かつ大胆な判断がこの戦術の効果を高めているといえる。
楊端和とは?
楊端和は、山民族から「山界の死王」とも呼ばれる山の民の王。
山の民には多くの民族がいるが、それぞれの民族に武力をもって勝ち、山の民の王となった。
勝利したら、支配するのではなく仲間として配下に加え、勢力を拡大するスタイル。
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楊端和のプロフィール
- 山民族の王
- 秦国大将軍(六大将軍第四将)
- 容姿端麗(普段はお面を付けているが、秦国の兵士ですら見惚れてしまう美しい容姿)
- 得物:双曲剣
山の民の主要キャラクター・登場人物
個性派揃いの山の民の主要キャラクターをまとめました。
バジオウ
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山の民軍において、実質的なナンバー2である戦士。
双剣を手に敵を急襲する。
バジオウは、一族がほろんだところを楊端和に拾われた。
幼少時は言葉も話せず、獣の如き野生児で手がつけられなかったが、楊端和との出会いにより人間味を取り戻した。
その一族はバジ族と言い、獰猛な性格であるが優秀な戦士が多いという傾向があり、バジオウもそれを受け継いでいると判断できる。
タジフ
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楊端和の側近の一人で、信とよく戦場を共にしており、その勇敢さに信頼をおいている。
龐煖との戦いで傷ついた信を担いだこともある。
巨躯と怪力の持ち主で、巨大な岩に棒をつけただけの武器・タジフハンマーで敵をなぎ倒す。
山の民が出てきた当初から登場しており、成蟜の反乱時にも戦闘に参加している事が確認されている。
少しだが秦国の言葉(コンニチマ)をしゃべっている描写がある。
シュンメン
キングダム第575話より引用
山の民軍の戦士の一人、角が2本生えたような仮面と長刀が特徴的な戦士。
鳥牙族と呼ばれる足の速い民族の代表であり、楊端和から直接指示を受けるシーンがある事から確かな実力を持った戦士だという事が判断できる。
成蟜の反乱後、山の民の仲間になったランカイの教育係でもある。
気性が荒い山の民の中ではおふざけ者といった性格の傾向があり、よく冗談を言って怒られている描写が多い。
犬戎族との戦いで深手を負ったバジオウが死んだと冗談を言った際は、楊端和の激怒をかっている。
カタリ
キングダム第563話より引用
山の民の戦士の一人であり、同時にメラ族の族長を務める人物である。
大きな一本角の生えた仮面を身につけているのが特徴的である。
その強さは山の民の中でもトップクラスで、剣を用いて戦う。
カタコトであるが平地の言葉を用いて会話をすることを可能としている数少ない山の民である。
一族からとても慕われているような描写が多く、とても長として優秀な性格を持ち合わせていたと判断できる。
キタリという妹がおり、戦場でも行動を共にするほどの中の良さを見せている。
残念ながら、犬戒族との戦いにおいて、戦死してしまう。
キタリ
キングダム第571話より引用
山の民の戦士でカタリの妹であり、カタリからメラ族の長を引き継いだ人物である。
幼い容姿をしており、実際に年齢は低いと判断できる。
普段は二本の角が生えた仮面を付けており、曲刀を操る。
性格は粗暴で口調も荒く、平地の民をよく思っていない様な言動も見受けられる。
戦いにおいて、カタリの妹であることが一目瞭然であるほどの戦闘センスを見せている描写が多い。
カタリ亡き後メラ族の長を務める事となり、兄の仇であるブネンを討ち取るとともに見事に戦闘において勝利を収めて見せた。
ダント
キングダム第573話より引用
山の民の戦士の一人で、フィゴ族の長を務める人物である。
非常に大柄な体格を持ち、非常に高圧的でプライドの高い性格をしている。
かつては楊端和と死闘を繰りひろげてきたが、今は楊端和のことを「死王」と呼び、惚れ込んでいる。
また、楊端和の事を異性として意識しており、戦いで自らをアピールするといった積極性もある。
下ネタを好み、楊端和からは少々煙たがられている。
犬戒族との戦いでは非常に多くの活躍シーンが描かれている山の民でもある。
ランカイ
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闇商人が珍種の猿の赤子として売っっていたのを成蟜が買い、雇っていた兵士。
成蟜の反乱後、山の民の仲間になった。
タジフよりも一回り大きい圧倒的な体格を持っており、ほかの兵士と見比べてみるとその大きさは2,3倍ほどに見える。
人間というよりは獣のようで、知性も低く言葉を話す描写もない。
山の民のどの一族なのかは定かになっていないが、その圧倒的な巨体はランカイ固有のものだと推測できる。
エンポ爺
キングダム第569話より引用
山の民の戦士の一人で、猿手族の長を務める人物でもある。
楊端和のことを「マンタンワ」と呼ぶ。
この一族は、隠密行動を得意とし、特に壁を上ることを得意としているという特徴を持っており、敵が上られることを想定していない壁を上って奇襲をすることが可能。
犬戒族との戦いにおいて、城攻めの際にその能力を遺憾なく発揮発揮して奇襲に成功、遼陽攻略の立役者となる。
エンポ爺はかなりの高齢ではあるが、若い者たちに引けを取らないほどの壁のぼりの実力を持っている。
まとめ
- 山の民は、秦国の民族の一つで、屈強な戦士が多く統率力の高い武闘派民族
- 楊端和は、山の民を統べる王であり戦士
- バジオウは、楊端和の右腕で凶暴なバジ族の生き残り
- 山の民は、楊端和を慕う様々な一族が存在する個性派集団
- 山の民は、幾度となく嬴政及び秦の窮地を救った
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