キングダム｜蒙驁(もうごう)は史実で実在するの？活躍と最後についても

2022年4月13日2022年6月29日

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蒙驁(もうごう) は、原泰久原作『キングダム』の主要登場人物。

秦国最強との呼び声高い蒙驁軍を率いる将軍でありながら、気取らない性格で誰からも愛されている蒙驁。

この記事では、蒙驁のプロフィールと活躍や最後について解説します。

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キングダム｜蒙驁(もうごう)とは？

山陽の戦いで秦国総大将を務めるほどの将軍でありながら、大きなプレッシャーを感じたときには小汚い老人歩兵に化けて陣内を徘徊する不思議な癖を持つ蒙驁。

名門と言われる家系や史実に存在するのかについてまとめました。

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蒙驁のプロフィール

蒙家の当主であり、秦国の大将軍
「白老」の愛称で親しまれる
蒙驁軍の隊長で副将に王翦と桓騎を持つ
蒙武の父であり、蒙恬、蒙毅の祖父にあたる
得物：矛

蒙驁は史実で実在するのか？

史実にも存在し、作中にも描かれている通り斉国の出身です。

その後、昭王の時代から嬴政の時代まで長きに渡って秦国のために戦った武将であり、韓、趙、魏と複数の国を股にかけて城を陥落させています。

作中にも、魏の要所であった山陽を含む20の城を攻め、その領土を東郡として新たに秦国の領土としたこと、王騎、麃公と同じ時期に将軍になっていることが描かれています。

息子は蒙武、孫は蒙恬・蒙毅

中華最強の家族との呼び声高い名家・蒙家。

蒙驁の息子である蒙武は、秦国将軍の中でも最強の武力の持ち主。

六将が復活した際は、第一将に選ばれるほどの将軍です。

さらに蒙驁の孫である蒙恬は信・王賁と共に秦国を背負っていく若き名将。

軍略、武力どちらの才能もあり、蒙驁、蒙武にも蒙家一番の才能の持ち主とその実力を認められるほどです。

蒙驁のもう一人の孫である蒙恬の弟・蒙毅も始皇帝の側近となりました。

六大将軍への憧れ

蒙驁には、決して勝つことのできない圧倒的な強さを持つ六大将軍への憧れがあります。

正直な蒙驁将軍。
可愛い。#キングダム　 #蒙驁 pic.twitter.com/1OJICTmlfK

— Co. (@Cocreation_SaaS) May 9, 2020

どれだけ戦に勝っても六大将軍と同じ世代であることで活躍が埋もれてしまう運のなさ、そして、どうやっても追いつけないという無力な自分を嘆く日々。

蒙驁は、死に際までその気持ちを抱えていました。

蒙驁の活躍

秦国の大将軍、総大将も務める蒙驁のこれまでの活躍についてまとめました。

山陽大攻略戦〜廉頗との因縁〜

蒙驁は、元趙国の三大天のひとりであり、かつて秦国の六大将軍と互角の戦いを繰り広げた廉頗にどうしても勝てず、秦国へ流れ着きました。

2人は幾度も剣を交えましたが、蒙驁はその度に負けていたのです。

蒙驁にとって廉頗は、今も「超えられない大きな壁」。

その因縁の相手と再び対峙することになりました。

性格は正反対な二人ですが、ある意味似た武将なのかもしれません。

自軍を勝利に導くための策に対する考え方が同じだったのです。

それは、まず前面中央に本軍を配置し、その後、左右から別働隊が攻撃、そのまま敵の本陣へ突入するというもの。

中央、左右と3つの戦場から組み立てる策は全く一緒。

しかし、その後が決定的に違いました。

蒙驁は守りへ、廉頗は攻撃へ。

蒙驁の最大の守り、迷路のような登り道。

不格好で無駄が多いように見えますが、下からは見えない罠がある複雑な道でした。

蒙驁は廉頗に負けてからの40年を廉頗を倒すために費やしていたのです。

情報収集のため密かに観戦に向かうこともありました。

しかし、残念ながら廉頗の方が一枚も二枚も上手でした。

廉頗は、崖下から見て、罠がありそうな道を予想していたのです。

圧倒されるほどの勢いで蒙驁の本陣にたどり着いた廉頗。

将軍同士の一騎打ちとなります。

蒙驁は、一撃で廉頗を馬上から落としますが、左腕を失ってしまいます。

廉頗の中では今もなお、全盛期同様、熱い炎が灯っていました。

彼は秦国六大将軍・王騎が敗れたことが許せなくて、再び戦に出てきたのです。

しかしながら、王騎が「これだから乱世は面白い」と笑って逝ったということを信から聞き、ようやく吹っ切れた廉頗。

最後は桓騎が魏国の総大将を打ち取り、秦国の勝利に終わりました。

合従軍との戦い

趙の李牧が、中華を統一しようとする秦を滅ぼす為に、六国を説得し合従軍を起こします。

迎え討つ秦は戦力で圧倒的に劣る事から、国門である函谷関に全戦力を集結させ戦う作戦を取ります。

その函谷関守備の総大将に任命されたのが蒙驁でした。

蒙驁や張唐は六将と同じ時代から活躍しており、長年秦国に身を捧げてきた将軍でした。

老将の秦という国に対する思いの重み。

その重みを買われての総大将任命に至ったのです。

人にはそれぞれの役目がある！

リーダーにも、それぞれ違った役目がありそれは、時期によっても変化する！

2018年も自身のテーマは
〝等身大でシンプルにワクワクするほうへ〟#キングダム #キングダム名シーン #函谷関 #蒙驁 #天下の大将軍 #合従軍 #リーダー https://t.co/E9ORe1NDzt pic.twitter.com/jRheg6RMUp

— 駆け出しのファスティングカウンセラー　もみさん (@hotkenai) January 5, 2018

山陽戦で負傷した蒙驁は暫く前線から離れていました。

しかし、李牧が起こした合従軍を迎撃すべく、戦線に復帰します。

何故ならこの戦いは、函谷関を抜かれさえしなければ、秦は負ける事はないのですから。

天の計らいと捉え、同じく函谷関の守備に任命され、六将の時代から共に戦ってきた張唐と酒を酌み交わします。

そして次々と届く、地上戦での勝報。

圧倒的に戦力で劣る状況で始まった戦いでしたが、少しずつ少しずつ戦況は秦に傾いてきていました。

蒙驁は函谷関の中央に配置されます。

蒙驁から見て、右に桓騎、左に張唐が配置されていました。

合従軍での函谷関突破を任されたのは、魏軍と韓軍でした。

魏の総大将の呉鳳明の規格外の発明品である、巨大井闌車や巨大床弩で幾度となく橋を架けられてしまいます。

更には韓の成恢の毒兵器によって、張唐の持ち場は荒らされてしまい、張唐自信も毒に侵されてしまいます。

何度もピンチを迎えますが、桓騎と張唐が地上に降りて韓の成恢を討ち取るという大胆不敵な策もハマり、なんとか函谷関を死守します。

そして函谷関守備戦最大のピンチであった、媧燐軍別働隊の奇襲。

いつの間にか、楚の媧燐の精鋭兵5千に函谷関の裏を取られていたのです。

瞬く間に函谷関内が大混乱をきたし、媧燐兵に城門を占拠されてしまいます。

さしもの蒙驁も打ちひしがれてしまいますが、左翼を守っていた王翦軍が突如函谷関内に現れたのです。

王翦は媧燐兵に占拠された城門を奪い返します。

この瞬間、合従軍による函谷関突破が極めて難しい状況になったのでした。

結局のところ、蒙驁は一喜一憂しているばかりで、特に活躍はしていませんでしたがなんとか函谷関を守り切る事に成功するのです。

このような運の強さが蒙驁の強みなのかもしれません。

蒙驁の最後について

白老という愛称で長年秦国やたくさんの武将から愛された蒙驁の作中での最後、史実での最後についてまとめました。

蒙驁、死す― #kingdom_anime #nhk pic.twitter.com/yfkGVTqYUW

— しゅ (@seki_sh) April 9, 2022

最後のメッセージ

合従軍戦からしばらくは大きな戦は起きず、秦国も一息ついていたときでした蒙驁の危篤の知らせが届きました。

蒙驁は六大将軍の陰に隠れ「英雄になれなかった自分」から、「これから英雄を目指す二人・信と蒙恬」へとメッセージを贈ります。

蒙恬と信と王賁、三人で一緒に高みへ登れと。

それは手を取り合うことではなく、時には対立もしながら、三人それぞれがお互いを意識し、共に登りなさいという助言でした。

高め合う大事な存在。
仲間でありライバル。
その関係をより良くするのは仲良しこよしになるわけでも
傷を舐め合うわけでもなく〝尊敬し合う事〟〜蒙驁将軍の遺言〜#キングダム名シーン #キングダム #蒙驁 #天下の大将軍 #歴史好き #ライバル #仲間 #真乃美容會笑 https://t.co/MbRl1Vx8un pic.twitter.com/fkkzsuHl6L

— 駆け出しのファスティングカウンセラー　もみさん (@hotkenai) June 11, 2018