ワールドトリガー｜アタッカー用トリガーの種類は？主な使い手についても

葦原大介原作の人気漫画「ワールドトリガー」の攻撃手（アタッカー）は、ネイバーと近距離で交戦するポジションのこと。

アタッカー専用のブレード型のトリガーは3種類あり、それぞれに特徴があります。

この記事では、アタッカー用トリガーの種類と代表的な使い手について解説しています。

【ワールドトリガー】ボーダーのトリガーについて

ボーダー隊員の戦闘員たちは、トリオンを原動力にする武器のトリガーを支給されます。

ボーダーのトリガーは常時携帯することを想定した、手に収まるサイズと握りやすいフォルムが特徴です。

トリガーホルダーの基盤にチップを格納して発動させる構造となっています。

利き手用のトリガーをメイントリガー、逆手用をサブトリガーと呼び、それぞれ4つずつ、最大で8つまでトリガーを搭載することが出来ます。

発動の際はメイントリガーとサブトリガーから1つずつ、つまり同時に2種類のトリガーを使用可能。

どのトリガーを使うのかも選べるように、メインとサブの組み合わせも自由で、トリガーセットは人それぞれ違います。

ワールドトリガー第26話より引用

攻撃手(アタッカー)用トリガー

近距離で敵と交戦するアタッカーは、ブレード型のトリガーを使用します。

ブレードを動かすのは体の使い方次第なので、硬質化と威力にトリオンをダイレクトに注ぐことができ、他のポジションのトリガーに比べ攻撃力とコストパフォーマンスに優れているという特徴があります。

弧月

攻撃力と耐久性に特化した刀身の長いトリガー。

発動後は、壊れたり手放したりしない限りはブレードの形が保たれるため、鞘が必要である。

そこそこの重さと形状を操作することが出来ないのが難点として挙げられるものの、鍔迫り合いで負けない性能の高さで一番人気がある。

専用のオプショントリガーと合わせて使用することで、攻撃法を瞬間的に拡張することが出来る。

ちなみに専用オプションは、トリガーの同時使用にカウントされない。

No.1アタッカーの太刀川慶は弧月をメインとサブの両方に備える二刀流。

ワールドトリガー第26話より引用

旋空

「弧月」専用のオプショントリガー。

起動時には瞬間的に射程がアップする。

トリガーの性質上、起動時間と射程距離が反比例するため、それぞれの剣速と

生駒達人は最高射程距離が40ｍと、間合いの短いアタッカーの中で随一の長さの斬撃が可能。

ワールドトリガー第153話より引用

幻踊

「弧月」専用のオプショントリガー。

ブレードの先端に柔軟性をもたせ、しならせることが出来る。

米屋陽介は槍状に改造した弧月と幻踊を合わせて使用し、独特な斬撃を繰り出す。

ワールドトリガー第14話より引用

スコーピオン

数年前に迅悠一の考案で開発された、軽量で短めのブレード型トリガー。

ブレードは身体のどこからでも出し入れが可能で、形状も自由自在。

投げて使うことも出来るが、手から離れた瞬間に変形機能は使えなくなる。

耐久力は他のブレード型トリガーに劣るという性質がある。

風間蒼也や緑川駿、空閑遊真といった小柄で機敏な隊員たちの使用が目立つ。

影浦雅人は、メインとサブにセットしたスコーピオンを連結させて「マンティス」という鞭のような武器を形成する。

ワールドトリガー第170話より引用

レイガスト

弧月やスコーピオンと比べて防御寄りのブレード型トリガー。

柄の部分にガードが付いているが特徴で、ブレード型トリガーの中で一番重く、使用者が少ない。

ブレードの変形が可能で、攻撃力の代わりに耐久力をアップさせた「盾（シールド）モード」が存在する。

パーフェクトオールラウンダーの木崎レイジはレイガストの名手だとされている。

また、B級で突出した剣技を見せる村上鋼は弧月使いでありながら、もう片方の手にレイガストのシールドモードを装備している。

三雲修もレイガストを装備している。

ワールドトリガー第12話より引用

スラスター

「レイガスト」専用のオプショントリガー。

瞬間的にブレードを加速させることができる。

シールドモードでも使用可能で、レイガストを持ったまま加速して敵に迫ったり、接近してきた敵に当てて吹き飛ばしたり、はたまたレイガストを投げ飛ばすことも可能。

防御用トリガーについて

全ポジションに共通する防御のためのトリガーも存在します。

シールド

その名のとおり、盾を形成するトリガーで、形も場所も自由に生成可能。

起動すると、任意の空間に自分の思い通りの形の透過性のある平面や膜が現れる。

展開する数や面積によって防御力は上下し、的を絞ればそれだけ強い攻撃に耐えられるようになる。

また、トリオン能力が高いほど耐久性が増す。

サブとメインの両方に置いて同時に起動させる「フルガード」という使い方もある。

ワールドトリガー第102話より引用

エスクード

接地面からバリケードを出現させるトリガー。

トリオンを完全に物質化させ、旧ボーダーのエンブレムが入った台形型の壁のようなものを形成する。

トリオンの消耗が激しく、移動も出来ないためか、採用する者が極端に少ない。

ヒュースは、防御用のエスクードの使い方を工夫して攻撃に活かしている。

ワールドトリガー第169話より引用

オプショントリガーについて

攻守を支える目的で使用する補助的な要素の強いトリガーも存在します。

活用方法によっては、戦術の幅を一気に広げることが可能です。

グラスホッパー

空中にジャンプ台を形成して機動力を格段に上げることができるトリガー。

四角い板のようなものを任意の場所に出して、それを踏んで使用し、一回の使用で消失する。

一度に複数を形成することも可能だが、分割した数に応じてジャンプ力は小さくなる。

物質も当たると反射するが、トリオンの弾丸をはじくことは出来ない。

空閑遊真は、グラスホッパーで瓦礫を飛ばすなど、多彩な使い方を見せる。

ワールドトリガー第157話より引用

バッグワーム

マント上のトリガーで、起動中はトリオン反応が探知できなくなり、レーダーに写らない他、使用者の居場所は目視でしか確認できなくなる。

多くのスナイパーが標準装備していて、他のポジションでも奇襲に役立つ。

空閑遊真は、バッグワームを使った奇襲が得意である。

ワールドトリガー第154話より引用

カメレオン

使用者が視認できなくなる隠密トリガー。

トリオン反応や肉体そのものが消えることはなく、また、起動中は他のトリガーの使用が出来ない。

風間隊は戦闘員の全員が装備し、隊服もカメレオンの使用を想定した特注品を採用。

ワールドトリガー第28話より引用

テレポーター

数十メートル以内の視線の先へと瞬間移動が出来る試作トリガー。

移動距離に応じて、次の使用までにインターバルが必要になる。

攻撃の回避や一気に有利な位置に回り込む等が可能で、嵐山隊の嵐山准と時枝充の連携攻撃「十字砲火（クロスファイア）」に一役買っている。

ワールドトリガー第29話より引用

スパイダー

ワイヤーを張るトリガーで、味方に有利な空間を構築するのに有効。

キューブから出た正反対の方向を向いた矢尻のような角を、ワイヤーを張りたい場所に指す。

使用者が戦闘不能になってもワイヤーは残る。

トリオンの消費が少ないという観点から、木虎藍や三雲修にも扱いやすく、使用法を工夫している。

ワールドトリガー第138話より引用

まとめ

• アタッカー用のトリガーは全てブレード型
• 弧月は、高性能な一番人気のトリガーで、専用オプショントリガーに「旋空」「幻踊」がある
• スコーピオンは、出し入れや形が自由自在で、迅が考案した軽量なブレード型トリガー
• レイガストは、守備的要素の強いトリガーで、ブレードからシールドに変形も可能

ワールドトリガーは、現在23巻まで発売されています。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。