ワールドトリガー｜サイドエフェクトとは？使い手と種類や能力についても

サイドエフェクトとは、葦原大介原作の人気漫画「ワールドトリガー」の専門用語。

生体エネルギーのトリオンが原因で、発現することのある希少な能力のことです。

この記事では、サイドエフェクトの使い手と種類やその能力について解説しています。

【ワールドトリガー】サイドエフェクトについて

サイドエフェクトとは、体内のトリオンが起因となって発現する、特殊な能力の総称。

メカニズムについてはまだ不明点が多く、狙って覚醒することのない偶発的なものである。

サイドエフェクトの由来と定義

優れたトリオン能力の持ち主の中には、稀に超感覚に目覚める者がいる。

自身のトリオンが脳や感覚器官に影響を与えていることが原因とされており、そこからトリオンによる「副作用」として、サイドエフェクトと呼ばれるようになった。

ワールドトリガー第11話より引用

あくまで人間の能力の一部が発達したものであり、魔法のような超人的能力ではない。

発現条件が不明と謎が多い現象で、発現時期も先天的と後天的のどちらも確認されている。

サイドエフェクトが生まれつき備わっていて、指摘されるまで自覚していなかったという事例もままあるようだ。

ボーダーの区分

ボーダーでは能力の希少性によってS・A・B・Cとランク分けをしている。

ワールドトリガー第56話より引用

S～Aランクとされているのが「超感覚」で、通常は感じることのないとされる刺激を認識できる者を指す。

迅悠一の「未来視」はSランクと認定されている。

A～Bランクは常人が身には得難い「超技能」を持つ者のこと。

「動物との意思疎通」が可能な林藤陽太郎は、Aランク認定。

B～Cランクには、知覚作用が内面に与える影響が変則的な「特殊体質」が該当する。

その他、通常の感覚機能が人より優れている「強化五感」は、Cランクという位置づけである。

ただし、ランクがそのまま有効性や能力の強さを表すとは限らない。

サイドエフェクトが開花する人間の絶対数が少ないため、Cに分類される能力でも十分貴重といえる。

サイドエフェクトの活用について

サイドエフェクトは、個人の戦闘力に直結している場合がある。

一方で、稀有な能力ゆえに、日常生活でトラブルに見舞われるなど、一概に便利とは言い難い。

空閑遊真のサイドエフェクトを捕虜の尋問に利用したり、敵戦力の見立てをするために天羽月彦を本部に招集したりというように、組織のために活用されるケースもある。

サイドエフェクトの種類

現時点でサイドエフェクトを有する者たちに共通事項は、トリオンの値が7以上をマークしているとことです。

しかし、単にトリオンの数値が7以上に該当する者としては他にかなりの人数が当てはまるため、発現条件はそれだけでないことが明白でしょう。

空閑遊真：嘘を見抜く

空閑遊真のサイドエフェクト。

ワールドトリガー第20話より引用

人が発した言葉に対して、それが嘘かどうかを見極められる。

隠された真意をつきとめるまでには及ばない。

もともとは父・有吾の持っていた能力であり、ブラックトリガーとともに受け継いだ。

好戦的な性格の遊真は、嘘をついた人に対し、面と向かって指摘することが多い。

迅悠一：未来視

迅悠一のサイドエフェクト。

ワールドトリガー第61話より引用

目の前の人間の少し先の未来が見える。

不確定な未来が並列で見えるため、全てを言い当てられる訳ではない。

また、未来を決定づけるような事象が起こると、どのルートが消えたかまで即座に感知が可能。

見えている「最悪の事態」をいかにして阻止するかが、迅の行動理念になっている。

雨取千佳：敵感知、気配を消す

雨取千佳のサイドエフェクト。

ワールドトリガー第20話より引用

近付いてくるネイバーの気配が分かる。

具体的な検知可能範囲は定かでないが、トリオン兵が出てくる門が完全に開ききる前に、接近を感じ取っている。

また、本人の意識一つで、自身の気配を感知されないようにすることも可能。

トリオン兵が見失うほどの効力を発揮する。

ただし、自分の姿や発する音を消すことはできない。

菊地原士郎：強化聴覚

菊地原士郎のサイドエフェクト。

ワールドトリガー第56話より引用

常人の5～6倍の聴力を有し、発する音から攻撃が来る位置や状態、強度など、あらゆる情報を正確に掴むことができる。

風間隊は、この菊地原の聴力を感覚共有することで、攻撃の回避などに役立てている。

しかし、共有時間が長くなると本人以外は酔ってしまうため、常用はできない。

村上鋼：強化睡眠記憶

村上鋼のサイドエフェクト。

ワールドトリガー第94話より引用

起きている時の経験を、眠ることでほぼ100％学習することができる。

意図的な睡眠であっても、起床後には成長が見込める。

そのため、上達速度が驚異的である。

影浦雅人：感情受信体質

影浦雅人のサイドエフェクト。

ワールドトリガー第111話より引用

他者が自身に向ける意識や感情を、物理的に刺されるように感じる。

その特殊な感覚は、向けられる感情の種類によって異なるようで、負の感情であるほど不快な感じを受けるとのこと。

戦闘でも敵意に敏感に反応を示し、見えない状況でも攻撃が来る方向を掴み取っている。

総じて「人の心を読む」とも言われているが、他人の考えが具体的に分かるわけではない。

天羽月彦のサイドエフェクト

S級隊員の天羽月彦が持つサイドエフェクトで名称不明。

ワールドトリガー第 125話より引用

敵の強さが「色」として見分けることができる。

画面に映った相手をぱっと見ただけで、戦闘の系統まで分類わけしている。

個別の戦闘力のほか、戦法によって撃破の難易度が変化したことにも気付く。

ヨミ（ガロプラ）：完全同時並列思考

ガロプラのヨミのサイドエフェクト。

ワールドトリガー第129話より引用

左右の手でそれぞれコントローラーを握り、別々の2体のトリオン兵を同時に操縦。

操り手が2人いるとも思われるほど2体は完全に独立した動きを見せた。

単純な操作であれば、2人分の働きが可能と思われる。

林藤陽太郎：動物との意思疎通

林藤陽太郎のサイドエフェクト。

特別な言語を用いらずとも、本人の言葉が動物に通じる模様。

しかしながら、従わせるまでには至っていない。

まとめ

• サイドエフェクトは、トリオンの影響で覚醒することのある超感覚の総称
• サイドエフェクトは、発現条件について謎の多い不思議な現象
• サイドエフェクトは、ボーダーでは希少性の高いものからS～Cのランク分けしている
• サイドエフェクトは、戦闘だけではなく、色々なことに活用できる可能性がある

ワールドトリガーは、現在23巻まで発売されています。

原作漫画を読んでみたい方はこちらから。

ワールドトリガー

登場人物の情報が詳細に記載されたオフィシャルデータブックも発売中。

ワールドトリガーファンの方には、必見の内容になっています。

ワールドトリガー オフィシャルデータブック BORDER BRIEFING FILE (ジャンプコミックスDIGITAL)

また、 原作漫画やオフィシャルデータブックは電子書籍も発売されています。

電子書籍で安く購入したい方はこちらの記事を参考にしてください。

 ワールドトリガーの電子書籍を安く買う方法

最後まで読んでいただきありがとうございました。