ワールドトリガー｜ブラックトリガーとは？使い手と種類や能力についても

ブラックトリガーは、葦原大介原作の人気漫画「ワールドトリガー」の専門用語。

1つであるだけでも戦況がひっくり返るとされているほど、驚異的な能力を発揮する武器のことです。

通常のトリガーとは製法も特性も全く異なります。

この記事では、ブラックトリガーの使い手と種類やその能力について解説しています。

【ワールドトリガー】ブラックトリガーについて

ブラックトリガーは、存在そのものが脅威の対象となる武器です。

対外的のみならず、組織の内部においても脅しや牽制になるほどの影響力を持っています。

しかしながら、ネイバーフットでも量産不可能な特別な理由があるのです。

ブラックトリガーの特色

ブラックトリガーとは、トリオン能力に優れた者が、自分の全トリオンと命を引き換えにして作り上げるトリガーのこと。

ただし、優秀なトリオン能力の持ち主が、必ずしもブラックトリガーを遺せるとは限らないという。

製作者の意思などが強く影響するため、相性が良い者にしか扱うことが出来ない。

トリオン技術が発展しているネイバーフットでも、ブラックトリガーとその使い手は非常に貴重とされている。

驚くべきはその能力で、それぞれが通常では考えられないような並外れた性能を宿している。

ネイバーフットの国同士の争いにおいて、ブラックトリガー１つで形勢が逆転した例も少なくない。

ブラックトリガーが作られた後の肉体は塵となってしまい、それを偲ぶ残された者にとっては形見とも言える。

ワールドトリガー第20話より引用

ボーダーでの扱い

ブラックトリガーの脅威については、古くからボーダーでも認知されているようで、それに対抗するために部隊編成がなされたと思われる描写もある。

遊真のブラックトリガーを奪取しようと、城戸がA級部隊を差し向けたのが良い例。

「A級上位部隊はブラックトリガーに対抗可能」と、風間も自負している。

また、ボーダー内でブラックトリガーの使用者は自動的にS級に区分され、部隊を組んだり、ランク戦に出たりすることを禁じられている。

ノーマルトリガーと同時に組み込めるトリガーではないため、緊急脱出（ベイルアウト）機能はない。

林藤ゆりの話では、旧ボーダー時代のメンバーのうち数人がブラックトリガーになっているとのことなので、既出のものの他にもボーダーが所有している可能性がある。

ブラックトリガーの種類

ボーダーの所有する3つの他、ネイバーフットでは多数の存在が確認されている。

レプリカによれば、7年以上前の段階で、雪原の大国「キオン」が6本、軍事国家「アフトクラトル」が13本を所持。

アフトクラトルの遠征部隊の6人中4人がブラックトリガー使いであり、大規模侵攻でイレギュラーな能力を露呈した。

ワールドトリガー第42話より引用

風刃

旧ボーダー創設に携わった最上宗一が残した、刀の柄のような形状のトリガー。

起動時には、ノーマルトリガーの弧月と同じようなブレードが伸び、特殊能力の使用可能回数と同じ数の光の帯が出てくる。

その能力とは、物体に斬撃を波及させて、目に見える範囲まで届けることができるというもの。

トリオン能力が高ければ高いほど使用できる回数は多くなり、全て使い切ってしまうと再装填（リロード）が必要になる。

迅悠一が使用していたトリガーで、現在はボーダー本部預かりとなっている。

アフトクラトルとの攻防戦では、三輪が使用した。

ブラックトリガーには珍しく適応者が多いため、その誰にでも扱えるよう迅の指導による特殊訓練が実施される予定。

ワールドトリガー第28話より引用

天羽月彦が使うブラックトリガー

名称や能力が未だ不明のトリガー。

ボーダー所有しているブラックトリガーとして物語の序盤から存在が明かされていて、起動の際には人間離れした姿になるという。

城戸は迅の風刃をも抑えることが出来る踏んでおり、アフトクラトルの大規模侵攻においては天羽が出陣した場所が更地へと変わってしまっていることからも、その威力の大きさがうかがえる。

ワールドトリガー第49話より引用

空閑遊真が使うブラックトリガー

空閑有吾が息子の遊真のために残したブラックトリガーで、黒い指輪の形をしている。

「印」というを発動し、同種の印を重ねたり、異なる印を合わせたりして戦闘する格闘型のトリガーである。

他者の攻撃を解析して「印」で再現する能力があり、コピーした能力以上の威力を発揮。

三輪の鉛弾の銃撃に対し、錨（アンカー）と射（ボルト）という印を生成して、そのまま返り討ちにした。

アフトクラトルのヴィザにも「錨」による攻撃を浴びせていることから、一度、印として記憶した能力はその後も使用可能のようである。

ワールドトリガー第15話より引用

ネイバーフットの未知のブラックトリガー

4年ほど前に、ネイバーフットで遊真が惨敗したブラックトリガー。

空閑親子が傭兵としてネイバーフットの各国を渡り歩いていた頃、ある国の戦争に加担。

当時、既にそこそこの戦闘力を持っていた遊真が、父の言いつけを無視して出陣した先で遭遇し、瞬時に瀕死状態まで追い込まれた。

敵国が雇った刺客とされていて、他に判明しているのは頭部から長い触角のようなものが伸びていることと、両手両足が鋭利に進化した異形のシルエットだけ。

遊真の身体や倒れていた付近の壁に無数の穴があけられており、貫通力のある攻撃を多出すると思われる。

ワールドトリガー第20話より引用

卵の冠（アレクトール）

アフトクラトルのハイレインが使用するブラックトリガー。

片手で持てるほどの大きさの卵型をしていて、そこから動物の形をした弾丸を出して攻撃。

直撃したトリオン由来のものをすべてキューブ化することが出来る。

作り出す動物の種類によって動きや用途が異なり、鳥・魚・虫・トカゲ・クラゲが確認されている他、カエルやゾウなどあわせて50以上の種類があるらしい。

キューブ化したものからトリオンを抽出して、自身のトリオン体を修復することも可能。

ワールドトリガー第68話より引用

窓の影（スピラスキア）

アフトクラトルのミラが使用するブラックトリガー。

「窓」を任意の場所に出現させて人や攻撃をワープさせることが出来る。

トリオンの消費量によって窓の大きさが変わる。

また、「小窓」から黒い突起を伸ばしての攻撃も可能。

能力の届く範囲はかなり広く、仲間に専用のマーカーを持たせて正確な座標を特定し、遠征艇から「窓」で迎えにも行ける。

ワールドトリガー第61話より引用

星の杖（オルガノン）

ヴィザが使用するブラックトリガーで、アフトクラトルの国宝。

本人は杖のようにして携帯しているが、実際には仕込み刀が武器の本体。

能力を発動させると、本人を中心に複数の円周軌道が展開され、それぞれにブレードを走らせる。

強靭なブレードの高速回転によって、広範囲・高威力な斬撃が可能。

ブレードの回転角度を自在に操って、防御などにも役立てられる。

ワールドトリガー第62話より引用

 

泥の王（ボルボロス）

アフトクラトルのエネドラが使用していたブラックトリガー。

身体を自由に三態変化（固体・液体・気体）させることが可能な変則的な能力を持つ。

身体の一部を液体化させて死角から一気にブレード化しての攻撃や、気体化して敵の内部からトリオン供給機関の破壊も狙える。

エネドラ自身が泥の王（ボルボロス）の能力と完全に融合しているため、物理的な攻撃は一切通用しない。

ミラの手によって奪われ、現在はハイレインの部隊の所有物となった。

ワールドトリガー第71話より引用

まとめ

• ブラックトリガーは、製作者が自身の命を引き換えに作り上げる特別なトリガー
• ブラックトリガー、それ1つで戦況が一変するほど強力
• ボーダーには、風刃のほか、天羽が持つブラックトリガーと遊真の所有するものがある
• アフトクラトルの持つブラックトリガーの内、4つの能力が大規模侵攻で明らかになった

ワールドトリガーは、現在23巻まで発売されています。

原作漫画を読んでみたい方はこちらから。

ワールドトリガー

登場人物の情報が詳細に記載されたオフィシャルデータブックも発売中。

ワールドトリガーファンの方には、必見の内容になっています。

ワールドトリガー オフィシャルデータブック BORDER BRIEFING FILE (ジャンプコミックスDIGITAL)

また、 原作漫画やオフィシャルデータブックは電子書籍も発売されています。

電子書籍で安く購入したい方はこちらの記事を参考にしてください。

 ワールドトリガーの電子書籍を安く買う方法

最後まで読んでいただきありがとうございました。